2021年1月3日日曜日

初めてのクーラーボックス購入~ダイワ とシマノの小型クーラーを徹底比較!

 最近はまっている海でのフライフィッシング。

私の場合2泊3日くらいで行くことが多いので、せっかく食べておいしいアジ、サバ、カマスなどが釣れても、最終日以外だとリリースせざるを得ないというのが悩み。こういう魚は回遊魚なので回遊次第。途中でいい感じに釣れても最終日はボウスというパターンが多いのが現状だった。

そこで考えたのが高性能クーラーボックスの導入。ただ以前パッと調べてみたところ、ダイワやシマノでそこそこの性能がありそうなクーラーボックスはやはりそれなりの値段がする。クーラーボックスに掛けられるのは数千円程度と考えていたので一旦は諦めていたのだった。

しかし先日、待望のボーナス支給が!さらに今年はあまり旅行に行けなかったこともあって予算は少し余裕がある。ということで本格的に調べて比較検討してみることにした。メーカーはやはり日本の2大釣り具メーカー、ダイワとシマノ。

釣り用クーラーはほかに秀和というメーカーも作っているみたいだけど、蓋を取り外せなかったり、便利そうな小魚投入口がなさそうなので除外。それ以外でいうとコストパフォーマンスはダイワ、シマノ以上っぽいけど。。。

容量は、機動性とワゴンRでの積載性を重視。小魚を数匹程度持って帰りたいだけなので10L弱くらいのものに絞った。ただ、尺クラスの魚も入れたい(というか釣りたい)。そうして選んだのがダイワのクールライン800とシマノのフィクセル90。どちらのメーカーも断熱材違いをラインナップしており、スペックをまとめたが下の表。


このくらいの容量の場合、どちらのメーカーもポリスチレン、ポリウレタン、一部真空パネル+ポリウレタンをラインナップしている。ポリスチレン→ポリウレタン→真空パネルの順で断熱性能は上がり、値段も高くなる。

う~ん、悩ましい。外寸はどちらも約21Lで変わらず、容量は若干シマノの方が大きい。ダイワは幅が広め、シマノは高さが高い。形的にはダイワが好み。重量はシマノの方が少し軽め。肝心の保冷性能は、、、両者で表示の仕方が異なるので単純比較はできない。

  • ダイワのKEEP:外気40℃に調整された恒温室内に、クーラーボックス本体容量の25%に相当する角氷を入れたクーラーボックスを放置。氷の残存率が0%になるまでの時間を計算して、「KEEP○○」という値で表示しています。
  • シマノのI-CE:クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表し、たとえば『I-CE 70h』という表記なら70時間キープできる保冷力がある目安となります。
とのこと。ダイワのクールライン800シリーズにはKEEP値の表示がないため、上の表にはクールラインα1000の値を入れています。なので若干容量の小さい800シリーズはもう少し保冷力は下がると思われます。

ネットで調べてみると、やっぱり両社の製品を同条件で比較実験しているようなものは見当たらなかった。それでもいろんな記事を読んでみたところ、保冷性は昔はダイワのほうがよかったけど、今はそんなに差がない、といったところ。

メーカー間での直接比較はできないものの、何となくポリスチレンとポリウレタンではそれなりに性能差がありそうだけど、ポリウレタンと一部真空パネルでは値段差ほどの性能差はなさそうな感じ。

ダイワでいうと、ポリスチレンとポリウレタンの性能差は約1.4倍、実売価格は1.3倍。ポリスチレンと一部真空パネルの性能差は1.6倍、価格は1.9倍。性能と価格のバランスがいいのはポリウレタンか。

それにしても、両者の値段差は何なんだろう?ダイワの2面真空パネル≒シマノのウレタンという感じ。それなら真空パネルを使っているダイワのSU800Xがお得なんじゃないか。いや、そういう意味ではウレタンのGU800Xがコスパ最強なのでは?

と、メーカーとしては若干ダイワ贔屓の私はダイワ製に傾きつつあった。今はもう手放したけど、ビギナーのころはダイワのロッホモアというシリーズのフライロッドによくお世話になっていたし、子供のころはダイワの磯竿を使っていた。

ということで、アマゾンで6900円のGU800Xか9800円のSU800Xのどちらにしようか悩んでいたところ、、、結局買ったのはシマノのウレタン断熱品、フィクセル・ベイシス90 UF-009N(アマゾンで約9500円)!


決め手はいくつかあったのだけど、一つはアマゾンのレビューで、同価格クラスならシマノのほうが精度がいいという点。これはわかる気がする。シマノはちょっと拘りが細かすぎる気もするけど、そこが魅力でもある。子供のころ、竿はダイワでもリールはシマノだったし。。。

それとシマノのフィクセルは「座れる」堅牢性を売りにしているのに対し、ダイワのクールラインはどうやら違いそう。プロバイザーシリーズには座れる「マッスルボディー」と書いてあるので、クールラインは座っての使用は想定してない模様。ここは意外と重要かと思った。

さらに、シマノには抗菌性能が付いている。あまり手入れに手間をかけたくないのでこれも重要かと思った。肝心の保冷性でいうと、ダイワの2面真空パネルがやっぱり魅力的だったけど、真空パネルは膨らんだり、破損しやすいとの情報も。


ということで初めてのクーラーボックスはシマノのウレタン断熱のフィクセル・ベイシス90に決定。まさかクーラーごときに約1万円も掛けるとは、ちょっと前までは想像だにできなかったけど、いろいろ調べているとやっぱりそれなりのものが欲しくなるのが道具好きの性。


ワゴンRのトランクにもいい感じで納まったし、便利なトレーも付いている。果たして期待通りの活躍をしてくれるのだろうか?そもそも私的第3次海釣りブームはどこまで続くのか?投資額に見合う活躍をしてくれるのかは甚だ微妙ではありますが、早速次回の実釣から投入してみたいと思います。