昨年11月の沖縄自転車旅にはプリムスのP-114というガスストーブを持って行った。
このストーブは重量が64gととにかく軽く、扱いも簡単なので今回の14インチ折りたたみ自転車の旅にはぴったりだった。問題はガスカートリッジがちょっと高いのと、入手するのがそれほど簡単ではない点。今回は自転車旅だったのでアウトドアショップにはひとっ走りといったところだったけど、歩き旅だとそうもいかない。値段もノーマルガスで500円ほどもする。これがカセットガスなら1本売りでも100円ショップで110円で手に入る。
その点市販のカセットガスが使えるイワタニのジュニアコンパクトバーナーが便利なのだけど、重さが274gと200gも重くなってしまう。それでも、カセットガスが使えるバーナーはSOTOのST-310など他にもあるけどたぶんこれが最軽量。
2018年の沖縄歩き旅ではガス缶の入手しやすさを優先してこっちを持って行ったけど、やっぱり重い。そこで帰ってから、キャンプ用ガスストーブをカセットボンベで使えるような軽量なアダプターはないものかと探してみたのだった。
やはりそういう需要はある程度あるようで、アマゾンで探してみるといろいろ出てきた。最初は分離型ガスストーブのようなアダプターをイメージして探していたのだけど、そういうのもあるにはあるけど結構重い。
重量は書いてないけど、梱包重量176gとあり、たぶんこれが本体重量。これをP-114と合わせて使うくらいならジュニアバーナーを持って行ったほうがよさそう。今回買ってみたのはこれ。
レビューを見るとガスが漏れて使えないというのも結構あるけど、値段が値段なのでダメもとでとりあえず試してみることに。中国から直送なので1か月くらい掛かりそうだったものの、今回は2週間くらいで到着。
早速試してみる。製品名はThree-Leg Transfer Head。
足を折りたたんだ状態でもやや嵩張るけど、重量は実測で81gとなかなか軽量。約80gという謳い文句通り。
期待してなかったからまあいいけど、作りはちゃちくて精度はいまいち。特にガス缶接続部は残念な感じ。ただ、接続時に少し漏れるものの、ちゃんと取り付けた後は今のところガス漏れなし。
これ自体にバルブはなく、ストーブを取り付ける前にガス缶を接続してもガスは出ないようになっている。ガス缶は業務スーパーで3本250円くらいで売っているやつ。
P-114を取り付けたところ。ちゃんと火が着くことも確認。ただ、いつガスが噴き出してもおかしくなさそうなので、テント内で使うのは止めておいたほうがよさそう。テント内での使用はとりあえず何度か使ってみて安心感が得られてからにする。
これとP-114の組み合わせで重量は145g。やや嵩張るのが難点だけど、結構いいかも。ちゃんと使えたらの話しだけど。緊急事態宣言が出てしまったのでしばらく行けそうにないけど、そのうち実際にキャンプで使ってみます。
プリムスのP-114はすでに廃番でこれが後継機種みたい。57gとさらに軽量化されている。これと合わせると138gと並みのシングルバーナーより軽くなりそう。