2021年1月6日水曜日

カマス祭り再び~内房釣行記2020年12月その2

 2日目の2020年12月29日(火)、この日も穏やかな天気が続きそう。

しかし予想に反して世間はすっかり冬休みモードの様子。車中泊していた道の駅は次々に車がやってきて、騒々しくてゆっくり眠れなかった。


横に停まっていたキャンピングカーはプラグインハイブリッドというやつなんだろうか?定期的にエンジンが掛かってうざくてしかたなかった。寒くてもしっかり防寒対策してエンジンを切るのがマナーなんじゃないか。


それはまあいいとして、明るくなり始めた6時半ごろ起き出して準備開始。7時過ぎに釣り始めた。ここは魚種はわからないけど、いろんな魚が泳ぎ回っていて釣れそうな雰囲気はあるものの、フライには反応なし。

一通り探ったところで移動。内房も立ち入り禁止の港が多くて釣り場は多くない印象。ようやく車を停められてそこそこ釣り人で賑わっている漁港にたどり着いた。


しかしここも反応なし。声を掛けられた釣り人はイカとフグが釣れただけ、と言っていた。釣りたいアジやメバルはいないのか?ここも早々に諦めてさらに移動。

今日の本命ポイントは前回カマスが釣れた漁港なのだけど、それは夕マヅメに取っておくとして、前回は反応がなかった漁港を改めて釣ってみることに。ただやはりすでに冬休みのようでかなり混雑している。


仕方なく空いているけどあまり潮通しがよくなさそうな港の奥で竿を出してみる。手を変え品を変えて探っているとようやくヒット!


釣れたのはカマス!今回の本命のメバルではないけど、これはこれでうれしい魚。しかし、たまたまはぐれカマスが掛かっただけなのか、後が続かない。ここは一から探りなおそうと再び表層から探っていく。

すると(公称)7ipsのフルシンクラインで10秒のカウントダウンがホットスポット。タナは思いの外浅めの様子。早めのリトリーブでは前回のアジみたいに少し重みが手に伝わるけどフッキングしない。魚は反転せずにフライを咥えたまま着いてきている様子。


なので頃合いを見計らってロッドで合わせるとヒット。こうなるともうこっちのもの。付けていたラビットチャーリーはやはりすぐにウィングが千切れてダメになるため、こういうこともあろうかとカマス用に準備したフライに交換する。


アイスファーという化繊のファイバーで巻いたクラウザー系のフライ。やはりカマスはフライには無頓着みたいで、しばらく1キャスト1フィッシュのお祭り状態になる。次々に新調したクーラーボックスに放り込んでいく。リトリーブを緩めるとフッキングはよくなるけどフライを飲み込まれてそれはそれで厄介。

そうこうしているうち、10匹くらい釣ったところで終了。群れが去ったのか、スレてしまったのか、すっかり反応がなくなった。時合いはちょうどお昼過ぎ。周りではだれも釣れていない中、一人爆釣状態はうれしい反面、ちょっと気恥しい面もある。


いい頃合いなのでお昼休憩にすることにした。いつものようにインスタントラーメンの昼食を食べ、午後からはその漁港内の別の場所を釣ってみるも反応なし。時間を見計らって本命の漁港に行ってみることに。


しかし案の定と言うべきか、そこは大混雑。とてもフライロッドを振れるような状況ではない。前回釣れた堤防は諦めて、港の奥の岸壁を探ってみることに。ここでもフライフィッシングが珍しいのかまた声を掛けられ、情報をもらうことができた。

どうやら港内には夜になるとカマスが回ってくるとのこと。しかし私は暗くなったら納竿したい。なんとかマヅメ時に時合いが来ないか、そう思いながら釣っていると、岸壁の岸際にメバルがいるのを発見。ちょっとちょっかいを出してみる。

ティペットにショットをかまして16番のラビットチャーリーを投入すると、興味津々でさーっと近寄ってくるものの、すぐに見切って戻っていく。そんな中、上下のアクションを加えて興味を持続させつつ、何とかフッキングまで持ち込んで1匹ゲット。


10㎝もないくらいの小さなメバル。でもメバルってめちゃくちゃかわいいんだよなあ。そうこうしているうちに日が暮れてくる。少し離れた場所ではカマスが釣れだしたみたいだけど、私には反応なし。もう疲労困憊。穏やかとは言え寒い中、ロッドを握る右手よりもラインをホールする左手が制御不可能に。昼間にそこそこ釣れたのでもう満足。この日は17時ごろ納竿とした。


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3日目の2020年12月30日(水)、この日は朝から雨、午後からは強い寒気が流れ込むという予報。ただ前日は日が暮れてからもも気温が下がらず、暑くて寝苦しいくらいの夜だった。6時半くらいに起き出すと、風は強まっているもののまだ雨は降っていない。

雨が降り始めるまで少し釣りをしようと昨日の漁港に行ってみると、ちょうど雨が降りだした。もう昨日ある程度釣って新調したクーラーボックスも大活躍。今回はもう切り上げるとして、また来年頑張るとしよう。


ということで雨が強まる中帰宅。帰りは県道65号線を通ってみたけど、かなり大回りにはなるもののこれな正解かな。これで千葉の海は東京湾を除いてあらかた回ってみたけど、やっぱり南房総が一番よさそう。潮回りがよさそうな時期を見計らってもうしばらく通ってみたいと思います。