今回の旅先はちょっと趣向を変えて昭和の日本。
いつも南房総方面に釣りに行くときや、冨里方面に自転車で向かう際気になるお店があった。印西市街から成田方面に向かう県道64号線に入ると坂を上ってちょっとした山中のような雰囲気になる。そんな時に唐突に表れるのが中華系の定食・ラーメン屋のとん吉。私が店の前を通るときは客っ気がなく、こんな場所でよく営業続けられるもんだなあ、なんて思っていた。ただ、その小汚くて(失礼)油っこそうな佇まいは私好み。
ふとした興味でGoogle mapの店名をクリックしてみるとこれがびっくり。デカ盛りの有名店だったのだ。私はアラフィフのおっさんだが、時おり無性にバカ食いしたくなる。最近このシリーズで出撃しているインド系料理店でも味よりボリューム重視の感が否めないほど。
気になり始めると収まりがつかなくなり、早速出撃してみることに。開店の11時に合わせて到着。一番乗りでの入店となった。所かまわずベタベタと貼られたカオティックなメニューはまさに昭和の雰囲気。ただアルコール消毒やテーブルの衝立など、感染対策はしっかりなされている。
ここはラーメン類にセットで付けられるご飯やチャーハンのお代わりが無料というのも惹かれるけど、何といってもミックスフライ。船盛りで大量のフライが供されるというのだ。ということで当然ミックスフライ定食。単品600円に200円プラスの800円で定食になる。
注文して待っていると続々と客が入ってくる。やはりかなりの人気店のようだ。この分だと土日はかなり混雑しそうな感じ。そして待つこと15分ほど、うわさ通りの船盛りが運ばれてきた。ご飯はチャーハンにも変更できるそうだが、私はフライをおかずに白飯をガシガシ食べたいので普通のご飯にした。
なかなかのボリューム。メインはチキンカツでほかにはビーフカツ、何かの魚のフライ、コロッケ、ウィンナー、うずらの卵、タマネギやナスの野菜類、珍しいところでニンジンのフライもあった。
船盛りの先端にはタルタルソースが。ただフライの量に対して少なすぎて、テーブルのソースを大量消費することになった。ただ意外にも、サラダが付け添え程度ではなく、船盛りの一角をしっかり埋めており、これはうれしい誤算だった。
タルタルとソース味を交互に楽しみつつ、ご飯をガシガシ掻き込む。大食いには至福の時間。2/3ほど食べたところでご飯がなくなり、お代わり。最初は少しご飯をセーブしていたのでバランスが崩れ、最後はややご飯過多になってしまったが、わりと余裕をもって完食できた。
これで800円はかなりお得。有料(20円)の持ち帰り容器もあるみたいなので、大食いでなくても安心して注文できそう。健康にはめちゃくちゃ悪そうなのでそうそう通うわけにはいかないけど、わりと近くにこんなお店があるとはうれしい発見となった。
調べてみると、まだまだ近場にデカ盛り店が結構ある。このシリーズはもともと南アジア系のスパイスカレーを食べたくて始めたものだけど、最近は家でスパイスが充実してきたこともあり、これからは近場のデカ盛り店巡りに変わっていくかも。とりあえずとん吉の場所はこちら。