2021年4月8日木曜日

ランニングライン探求~サンライン・磯スペシャル 遠投KB12号編

 以前も書いたけど私がダブルハンドの釣りに使っているランニングラインはサワダのフラットビーム35ポンド。

扁平なナイロンラインで、使っていると吸水してしなやかになるのが特徴。使い方によってはデメリットだけど、流水の釣りではとても使いやすくて他はいらないという感じ。

リールから引き出したときは巻きグセは残っているものの、しばらくするとほとんど気にならないレベルになる。25ポンドも使っていたけど、やっぱり少し絡みやすい印象で、私の腕では飛距離もそれほど変わらないので35ポンドしか使わなくなった。

ただ問題なのがサワダがすでに廃業して供給が途絶えてしまったこと。まだ少し在庫はあるものの、早いうちに後継を見つけておきたいと思ってあれこれ調べている。扁平ナイロンではリオのスリックシューターとかビジョンのカタパルトなどがあるけどどうなんだろう?

いずれ試してみたいけど、今のところコスパ重視で磯釣り用ラインを物色しているところ。前回サンラインのバルクライン、クインスターの12号を試してみたけど、やっぱり微妙な感じだった。使えないわけではないけど、滑りが悪いのと一度キンクするとクセが取れなくなる。この太さにしてはちょっと硬すぎる感じ。

やっぱりもう少し高機能なラインのほうがいいのか、と思って今回試してみるのが同じサンラインの磯スペシャル遠投KBというライン。35ポンドの扁平ナイロンに慣れてしまうと普通の10号ラインではやや細く感じてしまうので12号を探していたところ見つけたもの。


強度的には10号なら40~50ポンドテストくらいあって全然問題ないのだけど、扱いやすさ重視で12号ラインを探していたのだった。12号となるとなかなかランナップしているメーカーも少なくなる。

KBというのはカゴぶっこみの略。カゴ釣り用のラインは各社がラインナップしていてどれも試してみたくなるけど、12号となると選択肢は限られてくる。そんなサンラインの遠投KB、ググっているとランニングラインとして最適、という記事もあって購入してみた次第。


値段は200mで約2000円。道糸としてはそれほど安いわけではないと思うけど、フライラインと比較すると格段に安い。これが使えればこれからも本流釣りライフが快適になるのだけどどうだろうか?ちょっと触ってみた感じ、そこそこ柔らかいけど伸びが大きい印象。


4月になり、そろそろ私的サクラマス釣り解禁も近づいてきた4月初旬のある日、キャス練がてら早速試してみることにした。ただやはりメインで使うには心もとないので、今シーズンはバックアップ的に使う予定のスコットの12.5フィートロッド用のリールに巻いてみた。


そしてやって来たのは利根川下流部。キャスティング練習に適しているとは言えないけど、水が少ない時期には何とか長靴でウェーディングできるスポット。菜の花が出迎えてくれた。個人的には桜よりも菜の花に高揚感を覚える今日この頃。


リールからラインを引き出すと巻きグセはやや強め。撥水加工のおかげかしばらくは水面に浮いている。ただ流水での釣りの場合、個人的には浮いていることよりも巻きグセの取れやすさの方が重要。しばらく使っているとややしなやかになった感じはあったけど今回はよくわからず。


ちなみに違うリールに巻いているフラットビーム35ポンドはこんな感じ。リールから引き出した直後は同じように巻きグセが付いているtけど、少し使っているうちに気にならないレベルになる。


ということで今回は良否は判定できなかったので、ここはやかり本番に投入してみることにします。といってもバックアップ用なのであまり出番はないかもしれないけど、今シーズンちょくちょく使ってみるつもり。あと一応クインスター12号も本気の釣りで試してみます。