2021年11月7日日曜日

珍客到来の内房~南房総釣行2021年10月その2(3日目)

 3日目の2021年10月28日(木)、この日もカマス港からスタート。

前回ゆっくりしていると特等地の角地に入れなかったため、今回はまだ薄暗い5時半ごろ起き出してすぐに直行。無事岸壁の角を確保できた。


すると早速ヒットしてくるものの、やはり爆釣モードとはならず。昨日に続き、タナや投げる方向を変えて広範囲に探りながら拾っていく釣りを強いられる。それでもこの漁港のこのポイント、安定して釣れるので非常に楽しい。


十分確保できたところで一旦切り上げて車に戻る。ただやはり反応に比べてヒット率が低いのが気になる。もう少し工夫すればまだまだ釣れるはず。必要以上にキープはしないけど、釣りたい欲は果てしないのであった。


朝食を済ませて昨日の午後に入った漁港に移動。やはり地形によるのか、こちらは風が強く、曇り空の下ではかなり寒い。カマス以外の魚を釣りたいところだったけど釣れたのはカマスのみ。


カマスはもう十分釣っているので2匹釣ってどちらもリリース。メッキを釣りたいので漁港内のスロープ周りを探ってみたけど反応なし。9時過ぎに納竿とした。ただ北上していくとだんだん天気がよくなり、穏やかな秋晴れの陽気。


まだ時間はあるので途中の内房の港で少し竿を出してみることに。実は狙っているメッキやカマスのほかに、もっとアジを釣りたいと思っているのだけど、たまにまぐれでヒットする以外は中々コンスタントに釣れないのだ。

フライを小さくしたり、ティペットを細くしたりしてみても、それなりに効果はある気はするけど決定的ではない感じ。そこで今回はフライのボリュームに着目してかなりスリムなストリーマーを巻いてきたのだけど、まだ試していなかった。


ということでアジ狙いで細身のストリーマーをキャスト。しかし一向に反応はない。やはりダメか。あるいは単に魚がいないのか、細身のストリーマーも不発。この日最後はシュリンプフライに望みを託し、10番くらいのラビットチャーリーに結び変えて探ってみる。

しかしやはり反応なし。時おり完全に射程圏外の沖合でナブラが立っているので、何らかの魚が入ってきてはいるようだけど。一応そちら方面に投げてファストリトリーブを試してみたけどやはりダメ。

そろそろ最後の1投かと、ここはそれほど深くないので40秒カウントダウンして一番遅いリトリーブで誘っていると足元で何かがヒット!なかなかトルクのある引きだけどスピード感はない。ここでもカマスか、と思われたけど揚がってきたのは意外な魚。


真鯛!手のひらサイズではあるけれど。。。たぶん子供の頃のエサ釣りも含めて真鯛を釣ったのは初めて。最後の1投のつもりだったけど、これに気を良くしてもっと釣れないかと同じ40秒カウントダウンの超スローリトリーブでもう1投。すると何とまた足元でヒット!

しかし今度は先ほどとは比べ物にならない引きの強さ。重量感こそないものの、ものすごいスピードとパワーで突っ込んでいく。沖には走らず、ひたすら堤防足元に潜り込もうとする。クロダイかとも思ったけどそれにしてはスピードあり過ぎ。

TFOロッドのバットパワーに助けられて辛うじて耐えていると流線形をしたオリーブ色の魚体がちらっと見えた。外れるなよ~と念じながらリフトアップを試みたけど、次の瞬間残念ながらふっと軽くなった。見てみるとフロロ1.5号のティペット結び目付近がささくれて切れており、根ズレした模様。

あ~あ、残念!これは獲りたかったなあ。何の魚かはわからなかったけど、たぶん良型のショゴ(カンパチの子ども)なんじゃないかと思う。ショゴは釣ったことがないのでこんな引きをするのかは知らないけど。。。当然次を狙って再び投げまくったけど案の定反応なし。

お昼前に諦めて、インスタントラーメンの昼食を食べて帰路に就いたのだった。帰ってみると最大29㎝のカマスが前回と同じ16本。今回は前回よりも太目のものも多かったので大きいやつは3枚におろしてから揚げに。その日の晩御飯と翌日昼のカマスカレーを堪能した。

残りは今回も一夜干しにして冷凍庫へ。それにしても前回のマゴチといい、何が釣れるのかわからないのが海釣りの魅力。内房もなかなか侮れない。早いとこフライを巻き足して次の釣行に備えることにしよう。それと快活からの海釣り、当分止められそうにありません!