ここ千葉県北西部に移り住んで3回目の冬。
比較的温暖なこの辺りですが、今シーズンの冬はちょっとヤバいくらいに寒くないですか?それでもほとんど雪が降らないのはありがたいんですが。。。日中はまだいいのですが、ここのところこちらでも朝は連日氷点下の日々。朝方寒さで目が覚めてしまうこともしばしば。特に足の冷えがひどいのでPETボトルで湯たんぽでも作ってみようかと思っていてふと思い出した。
そうだ、ハクキンカイロを出そう!ハクキンカイロってご存じですか?ベンジンを燃料にする昔ながらのカイロ。触媒の火口は定期的に交換が必要なものの、半永久的に使える優れもの。早速小物類を放り込んでいるキャスターワゴンをガサゴソあさってみると出てきた。
いつ買ったのかよく覚えてないけど、たぶんもう20年以上前だと思う。現在のものには付いていないけど、私が買ったときには点火芯という紐のようなものが付いていた。今は火口が改良されていて、点火芯は引っこ抜いて使っている。
これを最後に使ったのはいつ頃だっただろうか?九頭竜川にサクラマス釣りに通っていた頃、2月解禁の九頭竜川、さすがに2月上旬は真冬の様相で雪も心配なので出かけることはなかったけど、2月後半から全面解禁になると、温かそうな日など出かけていたものだった。
たぶんその頃までは使っていたはずだから、2015年くらいまでか。それ以降は軟弱になって寒い時期の釣りには行かなくなったし雪山に登ることもなくなった。そんなこともあってすっかり出番がなくなっていたハクキンカイロだけど、ここにきて復活させてみることに。
燃料は専用のベンジン推奨だけど、当時は専ら手に入れやすかったジッポーのライターオイルを使っていた。ただ近所ではそれも見かけないので今回はダイソーでライターオイルを買ってきた。たぶん大丈夫なはず。100mlで110円となかなか安い。
火口が生きているか心配だったけど、燃料を入れて火口をライターで焙ってみると、、、しばらくすると以前と変わらず熱々に!私のはレトロなえんじ色の巾着袋入り。右側のカップ1杯(20mlくらい?)で半日以上持つ。
これを寝るときに足元にいれれば朝まで熱々!さらにその日の午後まで温かいのでほぼ丸一日温かく過ごすことができる。来シーズンには火口を交換したほうがよさそうだけど、この冬はこれで暖房なしでも乗り切れそう!
調べてみると今はUSBで充電するカイロもあるみたいだけど、こちらはベンジンを入れて火をつける(触媒を火で加熱する)というローテクぶり。ただそんなところもガソリンストーブとかアルコールストーブ好きの道具マニアには堪らないところ。
金属製のボディーが手にしっくり馴染み、所有欲もじんわり満たしてくれる。これはハクキンカイロが潰れない限り使い続けることができる、まさに一生もの。私は「こはる」という二回りくらい小さいサイズのものも持っていたのだけど現在行方不明。早く探し出さねば。。。
今はもう少し大きめのハクキンウォーマーミニというのもあるみたい。類似品もあるみたいだけどこだわる人は本家のハクキンカイロを是非!(ちなみにジッポーブランドのものはハクキンのOEM品らしい)。かなりおススメです!