ようやく長かった今年のゴールデンウィークも終わり、その間に3回目のワクチン接種も済ませた。
山形も気になるけどこれで千葉県内だけではなく隣県の旅行キャンペーンも対象になる。ただ今は釣りシーズンの真っ只中。いくらお得でもお金と時間をかけてまで行きたいところなんてなかなかない。そんな中思いついたのが利根川を釣るついでに群馬のホテルに泊まるというプラン。調べてみると群馬県では愛郷ぐんまプロジェクトというのをやっていて宿泊費が最大半額割引になる。それにプラスして市町村独自のクーポンが付いたりする模様。
最初は釣り場に近い高崎とか前橋市あたりで探していたのだけど、みどり市というところでは3千円分のクーポンが貰えるらしい。みどり市がどこにあるのかも知らなかったけど、調べてみると利根川東毛エリアからもわりと近い。
さらに調べてみると大間々駅の松屋旅館というところなら1泊2食付きで6600円。つまり宿泊費3千円引きに3千円分のクーポンが付いて、実質的に600円で2食付きで泊まれる!これは行くしかないと、釣行計画に合わせて電話で予約。
ということで、釣りのほうは後ほど別記事で書くとして、2022年5月11日から1泊2日で群馬県のみどり市に行ってきました。みどり市なんてさっきも書いたようにこれまでその存在すら知らなかったけど、渡瀬渓谷沿いを足尾銅山まで走る渡瀬鉄道で有名らしい。
釣りシーズン真っ只中ということもあって私は釣り以外に興味はないのだけど、いつかのんびり鉄道旅もいいかも。それはともかく、みどり市の大間々までは釣りをしている利根大堰から40kmほど。
全く釣れる気がしなかったこともあってその日は15時頃には釣りを切り上げ、大間々に向かった。途中買い物をしたりしたこともあったけど、道が混んでいて17時過ぎに到着。パッと見小ぢんまりとした旅館だけど奥行きがあって中は結構大きめ。
畳の部屋とベッドの部屋を選べたけど、旅館の風情を味わいたかったので畳を選択。ただやっぱりベッドのほうがよかったかも。とりあえず風呂に行ってみると、内風呂や大浴場はなく、洗い場2つの小さめの共同浴場。このときは一人だけだったのでゆっくり入ることができた。
お待ちかねの夕食は18時半から。1階の食堂で食べることになる。食事の準備状況からこの日の客は私ともう一人だけだったみたい。
この日は唐揚げメイン。ちょっとさびしい感じもするけど、実質600円なので十分満足できた。定食屋ならこれだけで750円はするだろう。ご飯はお櫃で出てきてお代わり可。もう少し野菜類が多いとよかったのだけど。
夕食後はお酒を飲まなくなり、テレビも見ない私はやることがなくなる。ここは旅館だけど部屋にお茶などの備え付けはない。洗面所にポットがあったので車からインスタントコーヒーを持ってきて飲みながら、スマホでラジオを聴きいて寛いだ。
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翌朝、朝食は7時から。朝食も1階の食堂で。
こちらはオーソドックスな旅館の朝食。朝から満足度が高い。この日天気は下り坂の予報ながら朝は晴れていた。まだクーポンが使えるお店が開くまで時間があるので、散歩がてら近所の観光名所、渡良瀬川の高津戸渓谷を散策してみることに。
ここは松屋旅館から歩いて10分も掛からないところにある。渓谷沿いに遊歩道が整備してあるとのこと。まずは上流側のスタートポイント、はねたき橋を目指す。ここから渡良瀬川の左岸側に遊歩道が整備されている。
ダム直下のこの区間、岩盤が迫った迫力のある流れが続いている。私の場合どうしても魚を探してしまうのだが、この辺りは禁漁区みたい。
遊歩道はアップダウンが多いコンクリート舗装。
程なく終点の高津戸橋に到着。
奥に見える白い橋がスタートポイントのはねたき橋。思ったより短い遊歩道だった。それでも天気がよくて新緑の散歩を満喫できた。紅葉の時期ならもっとよさそうな感じ。
さて、宿に戻って9時ごろチェックアウト。3000円分のクーポンの消費は業務スーパーで。みどり市に来たのはクーポンの使い道に業務スーパーがあったことも大きかった。
ここなら無駄遣いすることなくきっちり消費できる。現在の主食の一つ、カリフォルニア米を買いたかったのだけど残念ながらここには置いていなかった。私の車中泊旅行に欠かせないレトルトカレーやカセットボンベなどを仕入れて3000円ちょっと分買い物。
1泊2食付き、温泉ではないけどお風呂もあって実質600円。非常に満足度の高い旅となった。その後は利根川に戻って釣り再開。松屋旅館は昭和風情漂う古びた旅館だけど、手入れが行き届いて居心地は非常によかった。時間があればまた来たいところ。