2022年7月30日(土)、静内川が流れる新ひだか町で朝を迎えた。
濁りと増水の静内川、5時半頃目が覚めて水位を確認すると、目名という観測所で昨日の夕方の3.38mから3.06mと30cm以上下がっている。これは行けるかも、と準備を済ませて川に向かった。昨日のポイントに行ってみると、相変わらず白っぽい濁りは残っているものの、水量はいい感じ。期待と不安か交錯する中、ラインをシンクティップに換えて釣り始めた。しかし反応なくヒラキまでやって来た。するとそろそろ終わりかと思っていたところガツンというアタリが。
今回の静内川でのファーストフィッシュは意外にもヤマメ。ただ魚どうこうよりもこの状況で釣れたということが重要で、俄然やる気がでてきた。この水色でも魚にはちゃんとフライが見えているようだ。少し移動して、前回最初に入ったポイントへ。
ここは一見パッとしないけど50cmオーバーのアメマスが釣れたポイント。ただ昨夜一気に減水したせいで干潮時の干潟のような雰囲気。まあそれは仕方ないとして釣り始めるといきなり大物がヒット!
ただこの動きはあの魚か。釣れたのはやはりサクラマス。55cmと立派なサイズで楽しめた。そうしてやって来た核心部、今度もいい手応えのアタリが。
45cmとまずまずのサイズのアメマス。北海道だとサクラマスよりもこっちのほうが断然嬉しいからおもしろい。
さらに40cm弱くらいのアメマスを追加して迎えたポイント終盤のヒラキでまたヒット!最初の魚よりいい手応えだけど、、、
44cmと少しサイズダウン。それでも嬉しいことには変わりない。気分を良くして次のポイントへ。前回は車で移動できていた堤防上の道路もこの通り草に覆いつくされている。
仕方なく延々と歩き、前回のおぼろげな記憶を頼りに藪に突入。前回釣ったポイントかどうかは定かではないけど悪くない流れ。2段に別れている流れのまずは上流部、ここでも狙っていた核心部でヒット!
これもなかなかの手応えだったけどやっぱり45cm。そしてどちらかというとこっちが本命と思っていた下流では反応がなく、
ポイントの最後でミニサイズのブラウントラウト。その後も何度か藪に突入してみたけど突破できずに断念。ここでお昼を迎えた。静内川流域は馬牧場だらけ。
群れで草を食んでいるその姿はふと目にはいるだけで気分が和んでくる。午前中晴れていた天気も曇り空となり、午後からは絶好の釣り日和となった。休憩もそこそこに精力的にポイントを回っていく。
しかし時間帯のせいか反応は芳しくなく、サクラマスと35cmクラスのアメマスを追加しただけ。途中会った先行者のルアーマンによるとアメマスは出るけど濁りのせいかニジマスは釣れないとのこと。ルアーでもそうなのか。
そうして迎えた夕マヅメは朝いい釣りができたポイントをフライを換えてもう一度やってみることに。たださすがに土曜日だけあって私だけでなく何人かに攻められているはず。あまり期待はしていなかったけど、
42cmのアメマスをキャッチ。そして最後に35cmクラスのアメマスを釣ったところでこの日は終了。
19時前に納竿とした。結局ほぼアメマスしか釣れなかったけど、40cmオーバーが何匹も釣れてくれて終わってみれば非常に楽しい一日だった。できれば良型のニジマスかブラウントラウトを釣りたいところ。濁りが薄まることを期待してもう少し粘ってみるか。