2022年7月31日(日)、今日も静内川近くの新ひだか町で朝を迎えた。
5時頃起きると日曜日ということもあって、人が来る前にサクッと釣っておこうとすぐに川に向かい、5時半頃から釣り開始。昨日の夕方掛け損ねたアタリが多かったので同じポイントへ。
しかし、昨日にも増してアタリはあるものの、フッキングしないストレスのたまる展開が続く。どうも昨日の夕方フライを換えてから使っているフックに問題がある気がする。そんな中ようやくヒットしたのは、
32cmのブラウントラウト。ちょっと物足りないサイズではあるけど、これでも今回の遠征では最大サイズのブラウン。その後同じくらいのサイズが掛かったけどバラシ。魚種は不明。最後にようやく、
35cmクラスのアメマスをキャッチして朝の釣りは終了。朝食を済ませるとトイレと給水のため桜舞馬公園に移動。ここは競走馬の墓地のようだけど立派で快適なトイレがある。競馬好きには堪らない場所かもしれないけど私は興味なし。
さらにここは二十間道路桜並木という日本の道路100選にも選ばれている広い直線道路。今はただの広い道路だけど、確かに桜の季節は壮観だろうな。
さて、ここからは更なる大物を求めてまだ釣ったことがないエリアに入ってみる。しかし、ようやく河原に降りられる場所を見つけて入っていくと、
虻の大群に囲まれてバンバン車にぶつかってくる。それも3cmくらいありそうな大きな虻。とても車から出る気になれずここは断念。
ちょうど9時を回ったので一旦町に戻って買い出しを済ませ、そのまま午後から行こうと思っていた隣の新冠川に移動することに。
そうしてやって来た新冠川は思ったより小さい川で水量も少ない。ただ、倒木がやたら多くて釣り辛そうだけど流れは悪くないポイント。パウエルのミニスイッチロッドで釣り下っていくと釣れたのは、
さらにヤマメを追加。もう一ヶ所やってみたけど小さいヤマメのみ。どうも大物が出そうな雰囲気ではないため、新冠川での釣りは午前中で終了とした。昼食を食べながらこれからのプランを練る。
この旅ももう終盤。そろそろ函館に向けて移動することも考え、途中の沙流川や鵡川に行ってみようかとも思ったけど、いまひとつ惹かれない。やはり遡上魚が豊富で大物も期待できる静内川に戻ろう。
ということで戻ってきたものの、小さなブラウンが釣れただけ。今日は天気が良すぎてこの時間帯釣りは無理。こういうときは木陰に車を停めて休憩といきたいところだけど、完全アウェーの北海道では木陰探しもままならない。
そんなときGoogle mapを見ていると近くに新ひだか町アイヌ民俗資料館というのがあるのがふと目についた。アイヌに少し興味がある私、無料というのが決め手で行ってみることに。新ひだか町アイヌ民俗資料館は静内川の河口近くの小高い丘の上にある。
ここは有名なシャクシャイン城跡地みたい。小ぢんまりとした博物館だけど出土品や工芸品、衣服など展示品は充実している。もう少し絵や写真が多いとなお良かったのだけど。
高台の展望台からは静内川に沿って広がる新ひだか町の町並みを一望できる。これが一番の見所かも。地震の後最近再建されたらしい新しいシャクシャイン像もあった。
さて、充実した午後のひとときを過ごした後は川に戻る。夕方はどこに入ろうかと悩んだ末、やはり朝入ったポイント以上の場所を思いつかず、フックを換えてもう一度チャレンジしてみることに。
静内川はそこそこ大きな川だけど、新冠川で使ってそのままにしていたパウエル・ミニスイッチロッドで行ってみる。20m投げれば十分カバーできるだろう。するとポイントの頭でいきなりヒット。
35cmクラスのアメマスだった。その後期待の核心部は何事もなく通過。さらに下ったところでいい手応えのアタリが。
40cmのアメマスだけどミニスイッチロッドなのでスリリングなやり取りを楽しめた。この日はここまで。バラシこそなかったけどアタリはこの2回だけ。さすがにスレてきたのかサイズアップどころかサイズダウンしているし。ただ他に行き場もないので明日の朝もここかな。