2022年8月23日(火)、この日は奥州市の月山キャンプ場で朝を迎えた。
ここは無料のキャンプ場。昨日の夕方2回ほど車がやって来たけど何ごともなく帰っていき、他のキャンパーもおらず静かな夜を過ごすことができた。
5時半頃起きたときには止んでいたものの、昨夜から今朝にかけては雨がパラついていた模様。今日の天気は曇り後雨となっている。さっさと準備して出発することにしよう。
食パンとコーヒーの朝食を食べて撤収にかかる。昨日洗った洗濯物は残念ながら乾いておらず、短パンは半乾きのまま履いて着乾かしすることにした。テントを畳んでいると再び雨が降りだしたので東屋に移動。
霧雨のような雨なのでウィンドジャケットを羽織り、パックカバーを着けて7時頃出発。
昨日1時間ほど掛けて登ってきた急坂を一気に10分ほどでかけ下りた。
まずは県道14号線を南下。その後堤防道路があったので入ってみる。
広くて舗装状態もよく、さらに雨も止んで曇り空の涼しい中、ウィンドジャケットを脱いでご機嫌に走っていると、
まさかの行き止まり。仕方なく来た道を戻りながら迂回路を探す。すぐに見つかると思っていたものの、すぐ横の用水路に阻まれて向こうに渡れない。
ようやく橋を発見。結局ほぼスタート地点までもどることになった。朝っぱらから約30分、距離にして往復で7、8kmも無駄にしてしまったのだった。
何とか14号線に復帰。
一関付近でそのまま北上川の左岸沿いを走る県道168号線へ。この道も車がほとんど通らない快走路だった。
そして9:30今日最初の休憩スポット道の駅かわさきに到着。特に面白味のある道の駅ではなかったけど、畳敷きの休憩スペースもあってそれなりに使いではありそう。行動食でエネルギー補給し、30分以上休憩して10時過ぎに出発。
ここからはさらに県道189号線に入って北上川左岸を南下。
途中から日が射してきたのでパックカバーを外し、ソーラーパネルを付けて充電モードに。ほぼ南向きに走るので気休め程度ではあるけど、少しは電力の足しになるのでは、と期待。
この道は狭小部が続いたけど、交通量が少ない上に日陰も多くてなかなかグッド。
途中何度か堤防道路の入り口を見つけたけど、もうこりごりなので大人しく県道を直進。順調に進んでいく。
しかし、途中災害による通行止めで強制排除。
仕方なく右岸側に渡る。看板には簡単には書いてあるけど散々迷った末何とか迂回路の国道342号線にたどり着いた。
この道はなぜか大型トラックが多かったけど走りやすい道だった。
岩手県最南端の杉山集落(の花壇)。
そしてようやく11:40、岩手県を出て宮城県入り。さすがに岩手県は北海道に次ぐ都道府県第2位の大きさだけあって広かった!
その後は342号線も北上川沿いに出る。
お腹ペコペコの12時半、登米市登米町に到着。「とめしとめちょう」ではなく「とめしとよままち」と読むらしい。
すぐに向かったのは大衆食堂つか勇。昔ながらの食堂でいい雰囲気。ここでは登米名物という油麩丼というのを頼んでみた。大盛りにして800円。
まあうまいことはうまいけど、カツ丼のカツを麩にした感じ。これならやっぱりカツ丼の方が満足度は高そう。それでも、一度食べておくのは悪くないかと無理やり納得。
さて、ここ登米町は明治時代の建物が保存されているのが有名な町。
味のある学校や警察署の建物が資料館として公開されている。
ただ有料で、そこまで見たいとも思わなかったので私は外から建物外観を見学。一通り見られる共通券は1000円とのこと。
この辺りでは大河の風格の北上川。ここからはさらに県道257号線で右岸沿いを南下する。
14:40北上川と旧北上川の分岐点に到着。
北上川歴史公園で休憩。今日はこの辺りで野宿する予定。野宿に備えてここで給水しておいた。釣り師の勘で川沿いを探索していると、程なくいい場所を発見した。
暗くなるまで待とうと思っていたけどもういいや。ひと気もないし、もう疲れきったので15時半頃テントを設営。日差しがキツくてテント内は蒸し風呂状態だけど贅沢は言っていられない。
17時を回ってようやく過ごしやすくなった。てりやきハンバーグ丼を食ってさっさと寝よう。
- この日の走行距離:82.4km