2022年9月26日月曜日

大井沢地区から米沢方面へ~2022年山形遠征記4(7日目)

 2022年9月19日(月)、この日は寒河江川の大井沢地区で朝を迎えた。

いつものように5時頃起きてゆっくり準備。空いていればもう一度寒河江川を釣ろうと行ってみると、この日は祝日にもかかわらず他に車は見当たらない。ということで朝イチは昨日暴釣したポイントへ。


今日は5番のミニスイッチロッドを持って川に降り立つ。まずは昨日は省略したポイントを釣ってみたものの、案の定反応なし。続いて本命ポイントへ。すると再び手応えのいいアタリ。5番ロッドが絞り込まれる。リールファイトの末あがってみたのは、


35cmのニジマス。体型からして昨日と同じ魚かも。しかし5番ロッドなので昨日よりもずいぶんスリリングなやりとりを楽しめた。これは今日も大漁かと思われたものの、そう甘くはなかった。やはり昨日の今日ということか反応は薄い。2匹ほど掛け損なっただけで終了。

午前中は別のポイントを釣ろうかとも思っていたけど、もうそこそこ満足感もあって面倒になり、しばらく休憩した後温泉に行くことに。寒河江市市民浴場に行こうと寒河江市方面に車を進めた。

途中の西川町辺りを走っているとき、ふとこの辺りにも安い温泉があったことを思い出す。道の駅に車を停めて調べてみると、やはりあった。海味温泉うなぎ湯というところで、ここも入浴料200円。早速向かったのだった。


ここは西川町役場の近く、112号線から少し入ったところにある温泉。老人福祉センターに併設されている。行ってみるとガラガラで、素っ気ない雰囲気ながら清潔感があってなかなかいい温泉。


ゆっくり浸かることができた。ここは穴場かも。赤川ー寒河江川を移動する際には使えそう。さっぱりしたところで寒河江川の川辺に移動して昼食。明日は台風14号の影響で大雨の予報。天気はすぐに回復しそうだけど、釣りは今日までだろう。

最後にどこを釣るか悩んだ末、釣りやすい米沢の大樽川を釣ってみることに。大樽川は釣りやすいだけに場荒れしてそうだけど、今シーズン最後は釣れなくてものんびり楽しめればいいと思えた。ということで米沢方面に移動。

14時過ぎに到着。まだ一度も入ったことのない区間に入ってみる。すると入渓地点のトロ場に魚が泳いでいるのが見えた。見てみると数匹の魚がゆらゆらと流下物に反応しながら定位している。動きはヤマメっぽいけど、春先ならともかくこの時期にこんな流れにヤマメがいるだろうか?


半信半疑ながら、捕食している魚を見るとやはりフライを投じずにはいられないのがフライフィッシャーの性。ドライフライを投げてみると、見にはくるものの、すぐにドラグがかかってしまい見切られている様子。折しも台風接近で風が渦巻いており、なかなかうまく流せない。

ただ何度投げ直しても逃げる様子はなく、相変わらず定位してる。なのでこちらも意地になって投げ続けた。そうこうしているうちにようやくフッキング!何やらヒョロっとした魚が釣れた。


見るとさっき放流されたばかり、といった風情のヤマメ。もしかしたらこの連休前に放流されたのかも。魚に罪はないけどがっかり。そうとわかるとそれ以上粘る気にはなれず、本来のポイントであるその上流の瀬から釣り始めた。


しかしそこはやはり禁漁間近の連休最終日。足跡ベタベタでいかにも、といったポイントからは全く反応がない。竿抜けっぽいポイントを流してみても、小物の反応はあるものの、出方が神経質でフッキングしない。

開けた渓相で、非常にフライフィッシング向きではあるのだけど。。。だんだん日が傾いてきて焦りが募っていく。何とか1匹くらい釣れないかなあと粘っているとようやくヒットしたのはいつものちびヤマメ。


写真を撮る前に逃げられてしまったけど、時刻はもう17時前。そろそろ上がらないといけない時間だ。ただ、脱渓できそうな場所が見当たらず、結局川通しに歩いて戻ることに。ということで今シーズン最後は相変わらずの貧果で終了となった。

ちょっと川の選択を誤ってしまった感が強いけど、それでもまあドライフライフィッシングを楽しむことはできたのでよしとしよう。この日はこの辺りで車中泊することにした。それにしても、9月になっても暑い山形。虻はいなくなって釣りやすいけど、9月もちょっといまいちな感じ。