2022年10月9日日曜日

山の鼻から至仏山を越えて見晴へ~尾瀬周遊縦走2022年9月(2日目)

 2022年9月30日(金)、この日は尾瀬ヶ原のキャンプ場、山の鼻のテント場で朝を迎えた。

何度も寝返りを打ちながら、眠れたのか眠れなかったのかよくわからないまま長い夜を過ごして迎えた朝、堪りかねてまだ暗い5時ごろ起き出した。


今朝の最低気温は4℃ほど。今回の装備からするとそれほど低いわけではないけど、気温差のためかかなり寒く感じられる。まずは体を温めるためコーヒーミックスで甘いコーヒーを作った。


続いて今回の朝食はインスタントの味噌ラーメン。卵と切り干し大根、それに今回は乾燥ワカメも加えて増量。


せっかく食べた食料分軽くなったのに、結露で濡れて重くなったタープを無理やり畳んでパッキング完了。至仏山を目指して6:12、山の鼻のテント場を出発。


下にはガスが立ち込めているけど、この日もいい天気の尾瀬。日が昇ればすぐに晴れるだろう。


すぐに至仏山への登りに掛かる。ここは珍しく登り専用の一方通行。自然保護のためとのことだけど、効果はあるのかな?


雲海に沈む尾瀬ヶ原と燧ケ岳。この季節、この時間帯にしか見られない景色かも。


時間とともに徐々にガスが晴れてくる。


快晴の空のもと、歩きやすくはないけどよく整備された道を登っていく。


7時半ごろには完全にガスが消えた。


最後は延々と続く階段を登り、


7:49至仏山登頂。


考え得る最高の晴天!こちらは越後三山方面。


そしてこちらは谷川岳方面のはずだけど、、、谷川岳って意外と低いんだよなあ。


さて、山頂からの景色を一通り満喫して先に進む。これから歩く山並み。位置関係からすると、すぐ奥に見えるのが武尊山か。


奥利根湖の向こうに見える谷川岳山系(だと思う)。こうしてみると、自宅からは全く反対方向に随分走ったはずだけど思いの外近い。


至仏山頂を振り返る。


まずはすぐ目の前の小至仏山へ。


8:29小至仏山山頂。


この辺りは大好きな稜線歩き。


なだらかに下っていく気持ちのいい区間だった。やはり木道が多いのは尾瀬ならではか。


やがてさっき遠くに見えていた湿原に到着。


ここからはさらに木道歩きが続く。


正面に燧ケ岳が見えてきた。


気持ちのいい樹林帯を通過して、


9:48鳩待峠に到着。


ここからは再び登りに転じる。


10:05、雰囲気のいい場所があったのでこの日最初の休憩とした。今回も安くて栄養満点のバナナチップ!


さらに進んでいく。これは太い木に絡まるツタのようなものが紅葉している模様。


何があったのか、自分の幹をUの字型に迂回して伸びる木。


11:03横田代。


振り返ると至仏山を望む絶景が。


さらに進むと今度は正面に燧ケ岳。


そしてこの辺りがアヤメ平か。


ここでも尾瀬らしい絶景が。


振り返れば至仏山。


真新しい木道を歩き、


しばらく進むとゴム張りの木道へ。確かに濡れても滑りにくそうだし、摩耗による木道の劣化も抑えられそうではあるけれど、これは興ざめ。辺りにゴム臭が漂う。


そして11:50富士見小屋に到着。小屋は重機が入って取り壊されている最中だった。


ここから少し林道のような道を進み、


今朝の時点で尾瀬沼のテント場は満員になっていたので、予定通り八木沢道を通って見晴に下ることとした。下草が刈り払われて歩きやすいけど、歩く人はあまり多くなさそうな雰囲気。


それにしてもいい天気!


やがて沢沿いに出て傾斜も緩む。


そして13:31見晴に到着。


見晴キャンプ場の受付けは燧小屋で。ここも1泊1000円。ここでは27番の番号札を渡された。すでに26張り設営済みということか。


ここのテント場も広いけど、山の鼻と違って混雑気味。


とは言ってもそこは平日のこの日。悪くない場所にタープ設営完了。


湿り気味のシュラフを干しておいた。


まずはいつものようにコーヒーを飲んで落ち着いた後、まだあまりお腹は空いていないけど食料消費のため予備に持ってきたインスタントの醤油ラーメンを食す。


その後は暇つぶしにまだ歩いていない、尾瀬ヶ原の東電小屋方面を歩いてみることに。


大きめの沢を渡って東電小屋へ。


東電小屋と燧ケ岳。


ぐるっと回って見晴のテント場に戻る。さらに増えているテント村。


この日も明るいうちに夕食を済ませて就寝体制に。さすがに今夜は熟睡できるといいのだけど。。。

この日の歩行ルート(Yamakei onlineにて作成)

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