2023年2月23日(木)、今日はチダムバラムからさらに200kmほど南に下ったカライクディという町まで移動する予定。
昨日バススタンドで確認したところ、チダムバラムからカライクディへの直通バスはなく、マドゥライ行きのバスでタンジャーヴァルまで行き、そこで乗り換えるとのこと。朝の便は7:20発とのことだったので、5:40頃起きて6:20にはホテルをチェックアウトして出発、バススタンドに向かう。チダムバラムのバススタンドは町中にあって便利。途中既に開いている軽食屋に入ってまずは朝食にする。
今日はポンガルにした。ここはチャトニー(ココナッツベースのソース)とアチャール(漬物みたいなペースト)の味付けがよくてなかなかうまかった。30ルピー。
時間があるので食後のチャイ(10ルピー)を。この辺りのチャイ・コーヒー屋は写真右の大きな銅製のポットのような釜が目印。チャイよりもコーヒーや砂糖を入れたホットミルクを飲んでいる人が多い印象。
そんなこともあってかチャイも紅茶とミルクを後で混ぜるタイプ。写真みたいに2つのコップを使って空気を含ませながら勢いよく混ぜ合わせるのが特徴。
バススタンドであらためて聞いてみると、タンジャーヴァル行きは人によって7時だとか7時半だとかまちまち。結局このバスだと教えられて7時頃乗り込んだバスは7:20チダムバラムを出発。昨日教わった通りだったけど、彼らにしてみたら7:20も7時も7時半も同じようなものなのかもしれない。
タンジャーヴァルまでは100ルピー。距離的に3時間くらいで着くかと思っていたのけどそううまくは運ばず。かなり細い道をくねくねと走る各駅停車の鈍行バスで、どんどん乗客が増え、ドアの外にしがみつく人も出てきて乗車率200%ほどに。
私の膝の上にも知らないおばさんのカバンが置かれることになった。かと思うと中間辺りのクンバコーナムでほとんどの乗客が降りて一旦リセット。
そんなこんなで4時間半ほど掛かって11:50ようやくタンジャーヴァルのニューバススタンドに到着。ここでカライクディ行きについて聞いてみると、タンジャーヴァルからカライクディ行きのバスはなく、マドゥライ行きに乗ってプドゥコッタイというところで乗り換えるという。
ということでトイレに行く間もなく再び乗ってきたマドゥライ行きのバスに乗り込むはめに。ただこの辺りの人たちは長距離移動する人は少ないみたいで、大きな町ごとに乗客が入れ替わる。なのでここでもガラガラになって元の席に座ることができた。
12:05タンジャーヴァル発、プドゥコッタイまでは45ルピー。ところで今日行く予定のカライクディには特に用事があるわけではない。強いて言えば位置的に次に行く予定のラメーシュワラムという町に行きやすそうなのと、この辺りで有名なチェティナード料理を食べてみかったというのが理由。
それならわざわざさらにバスを乗り継いでまでカライクディまで行くこともなく、同じチェティナード地方のプドゥコッタイでもいいんじゃないかと思えてきた。バスに揺られながらGoogle mapでチェックしてみると、プドゥコッタイにも泊まれそうなホテルは結構ありそう。
そうこうしているうち13時半にプドゥコッタイに到着。一応バススタンドで確認したところ、ここプドゥコッタイからもラメーシュワラム行きのバスはあるとのこと。6:00と14:00の2便。
このチャイ屋のおっさんが、この人はほとんど英語は通じないのだが周りの人に聞いてくれたおかげでいろいろわかった。お礼代わりにチャイ(10ルピー)を飲んでいく。それにしても南インドのバス旅もなかなかハードルが高い。ほとんど英語が通じない上、バスの表記も全て現地文字。
関係ないけどバススタンドで面白いものを発見。この縄の先に火がついており、タバコを1本買うと(アジアではタバコはバラ売りが多い)この縄をライター代わりにして火を着けては立ち去っていく。何だか危なっかっしい気もするけど、大丈夫なんだろうか?
ということで今日はこれまで聞いたこともなかったプドゥコッタイという町に泊まることにした。早速ホテル探しに掛かる。プドゥコッタイも小さな町だけどチダムバラムほど慌ただしい感じでもなく、わりと好きな雰囲気の町だった。
まずはGoogle mapで見当を付けていたSethu Lodgeというところに行ってみる。くたびれてはいるけど清潔で広めのシングルルームが300ルピーで即決。
もう14時を回っているが、昼食がまだなので荷物を置いてすぐに出掛ける。こちらもGoogle mapで調べてチェティナード料理が食べられそうなKarthik Messというレストランへ(アルファベット表記の看板はなし)。
行ってみるとかなりの大混雑。私は大体朝食7時、昼食12時、夕食19時という感じだけどインド人は大抵それより1、2時間遅いみたいで今が昼食時間のピークなのだろう。
チェティナード料理はノンベジで有名な料理。まずビリヤニにするかミールスにするか聞かれたのでミールスを選択。するととメインを何にするか聞かれた。
マッカレル(サバ)があるか聞いてみるとあるというので好物のサバのフライにした。これにさらに2、3種類のおかずが付くほか、ご飯にかけるグレービー(カレールー)はチキンベースやフィッシュベースを選べる。
最初はフィッシュベース、ご飯をお代わりした第2ラウンドはチキンを堪能。ここもめちゃくちゃおいしかった。結構しそうだなとは思っていたけど予想を上回る210ルピー。
帰りにぶらぶら歩いているとカッコいい建物を発見。行ってみると、どうやら裁判所やその他施設が入った現役の行政施設みたい。見た目はカッコいいけど、実際ここで働くとなると意外と不便なんだろうな、などと余計な想像を働かせる。
さて、ホテルに戻って水浴びと洗濯、それにブログの更新など雑務を済ませると、散歩がてら夕食に出掛ける。
ぶらぶら歩き回って、今日も軽めに済ませようと蒸し器と鉄板だけの簡素な露店に入ってみた。ここはワダやボンダなどの揚げ物はなく、イドリとドーサ、パロッタくらいしかなさそう。でも好みの雰囲気に惹かれた。
パロッタを注文。ここのパロッタは焼いたやつを重ねてから、四方から中央に寄せるようにパンパンっと両手で叩いて仕上げ、ふっくら感が増していてとてもおいしかった。5枚食べて50ルピーと格安なのもうれしい。
〆にチャイ(10ルピー)を飲んで帰る。それにしてもたまたま立ち寄ったプドゥコッタイ、なかなか居心地がいい。当初行く予定だったカライクディがどんな町なのかわからないけど、プドゥコッタイに来て正解だったのは間違いなさそう。
最初はフィッシュベース、ご飯をお代わりした第2ラウンドはチキンを堪能。ここもめちゃくちゃおいしかった。結構しそうだなとは思っていたけど予想を上回る210ルピー。
私的物価感覚(10ルピー=100円)からすると2100円もするけど、それでも実際のレートでは340円ほど。都合よく実際のレートで考えれば納得の味とボリュームだった。
帰りにぶらぶら歩いているとカッコいい建物を発見。行ってみると、どうやら裁判所やその他施設が入った現役の行政施設みたい。見た目はカッコいいけど、実際ここで働くとなると意外と不便なんだろうな、などと余計な想像を働かせる。
さて、ホテルに戻って水浴びと洗濯、それにブログの更新など雑務を済ませると、散歩がてら夕食に出掛ける。
ぶらぶら歩き回って、今日も軽めに済ませようと蒸し器と鉄板だけの簡素な露店に入ってみた。ここはワダやボンダなどの揚げ物はなく、イドリとドーサ、パロッタくらいしかなさそう。でも好みの雰囲気に惹かれた。
パロッタを注文。ここのパロッタは焼いたやつを重ねてから、四方から中央に寄せるようにパンパンっと両手で叩いて仕上げ、ふっくら感が増していてとてもおいしかった。5枚食べて50ルピーと格安なのもうれしい。
〆にチャイ(10ルピー)を飲んで帰る。それにしてもたまたま立ち寄ったプドゥコッタイ、なかなか居心地がいい。当初行く予定だったカライクディがどんな町なのかわからないけど、プドゥコッタイに来て正解だったのは間違いなさそう。