2023年3月2日(木)、今日はコッタヤムというところまで移動する予定なのだが、その前にここカンニャクマリで朝日を拝んでいくことにする。
日の出は6時半くらいなので5時頃に起きて6時にホテルを出発。徐々に明るくなっていく中歩いていると、間に合わないと思ったのか走り出す人も。私は日の出時刻を確認済みなので慌てず歩く。海岸につくとすでに大勢の人が集まっていた。
やや雲が多い空模様だったけど6:45頃雲の上に太陽が顔を出し、無事拝むことができた。これでもうカンニャクマリに思い残すことはなし。
ホテル近くに戻って朝食にする。
Hotel Deviという軽食屋に入り、ワダとイドリを注文、40ルピー。ホテルに戻って荷物をまとめ、7時半にチェックアウトして出発。コッタヤムへはカンニャクマリ発の鉄道で移動する。
その前に駅の手前の屋台でチャイを飲む。ここのチャイは最後に茶色い粉を振りかけていて独特の風味があった。シナモンっぽい見た目だけど味は違うような。。。10ルピー。
カンニャクマリの駅は町の真ん中にある。町の規模からすると随分立派な駅舎。
ここはインドの南の果てのどん詰まりの駅。なので線路はここで終っている。
8:40発の列車は8時過ぎに駅に到着。私が乗るS2車両は長い列車(25両編成くらい)の先頭付近にあり、随分歩かされることになった。
定刻の8:40カンニャクマリを出発。コッタヤムまではSLクラスで185ルピー。
珍しくガラガラの車内。私のボックス席は定員6人のところ、後から乗ってきたもう1人だけだった。西海岸側は東海岸に比べるとあまり発展しておらず、人の往来が少ないのかも。
ここからは進路を北西に変え、インドの西海岸、アラビア海沿いを北上していく。ただこの路線はやや内陸側をはしっており、海の景観は望めず。
10時過ぎにパラッサーラ駅に到着。タミルナードゥ州を出てケララ州に入った。
ケララ州のこの辺りはバックウォーターと呼ばれる汽水域の水郷地帯。海が見えない代わりにいくつもの川を越え、湖の間を縫って走る。
昼食はカンニャクマリで買っておいた揚げドーナツ。1個15ルピーで45ルピー。甘いし油っこいので、3個食べると凄い満腹感。
30分遅れの14:20コッタヤムに到着。
駅舎はかなり後ろにあるため、前方ホーム向こうに見える階段を渡ろうと線路を歩いて超えて行ったところ、通路はなく、とんでもなく高い柵をよじ登る羽目に。
コッタヤムはケララ州の小さな町かと想像していたのだけど、思ったより随分大味な雰囲気。
ホテル探しは意外とスムーズに運んだ。2軒目のKandathil Tourist Homeでくたびれてはいるけど広くて清潔なシングルルームが350ルピー。
このクラスにしては清掃も行き届いているし、インドでは珍しく網戸も付いている。蚊は結構飛んでいるので完璧ではないにしろ、蚊取り線香を炊けば窓を開けて寝られそう。
その後軽くコッタヤムの町をぶらついてみたのだけど、やはり捉えどころのない印象。
不思議なモニュメントがある交差点。ここが町の中心だろうか?似たようなのが茨城の常総市にもあったような気がする。
大通りを逸れてようやくインドらしい雰囲気の通りを発見。ただインドにしては飲食店が少なく、ようやく見つけたカフェで休憩。
ここはチャイが1杯12ルピーだった。
そして地形が入り組んでいるので町が立体的。一旦ホテルに戻って水浴びと洗濯を済ませ、次の鉄道のチケットを手配しておこうと駅に戻った。
ゆで卵入りのエッグカレーが出てきた。ちょっと期待外れではあったけど、このグレービーはスパイシーなデミグラスソースのような感じでコクがあり、かなりおいしかった。これも当たり。今のところパロッタにハズレなし。