2023年3月17日金曜日

バーダーミからビジャープルへ〜南インド周遊旅行2023(34日目)

 2023年3月10日(金)、今日はビジャープルという町まで移動する。

当初はここバーダーミからハンピというところに行くつもりで切符の手配をしていたのだが、気分が変わって予定変更。ハンピは世界遺産の遺跡で有名な観光地。

どうせ世界遺産の遺跡は入場料が高そうなので行かないだろうし、観光地なのでホテルその他物価も高そう。それよりもあまり有名ではないけど(見に行くかどうかは別にして)イスラム建造物も沢山あるらしいし、町として活気がありそうなビジャープルの方がおもしろそうに思えてきたのだった。

ということでビジャープル、バーダーミからは鉄道便もあるのだが、駅が遠いのでバスで行くことにする。昨日確認したところ、ビジャープル行きは7時発とのこと。


5時頃起床、少し早いけど準備が整ったので5:40ホテルをチェックアウトして出発。朝食を食べようと思ったのだけどまだどこも開いてないのでとりあえずのチャイ、5ルピー。


しばらくして開店したHotel Udayaに入り、勧められるままオクマとか言うのを注文。


多分米から作ったマッシュポテトのような食感の食べ物で、スパイシーだけどほのかに甘いなんとも言えない味だった。他の客もみんなこれを食べているのでこの辺り北カルナータカでは定番の朝食なのかも。個人的にはボリュームが足りない感じだけど20ルピーと安かった。


さて、バススタンドに行って改めて確認すると、バーダーミからビジャープルへの直行便はないようで、乗るように言われたバスはケルール(Kerur)行き。そこで乗り換えることになるという。


バスは7:35バーダーミを出発。ケルールまでは28ルピーだけどお釣りが足りず29ルピー取られた。


ちなみにこのバスはバーダーミ駅前にも停車。町→駅、駅→町にこのケルール行きが使えそう。多分2時間に1本くらいはあるんじゃないかと推察。


40分ほど走って8:15ケルールのバススタンドに到着。


横に停まっているこのバスがビジャープル行きだと教えられすぐに乗り込む。8:30ケルールを出発、ビジャープルまでは121ルピー。


順調に進んで10:30ビジャープルのバススタンドに到着。乗り換えを含めてもバーダーミから3時間ほどで着いたことになる。バススタンドの前にいくつか安そうなロッジが並んでいるので1つずつ見ていくことにする。


すると1軒目に入ったAdarsh Lodgeでシングルルームが400ルピー。部屋のレベルからするとちょっと高いなあとは思いつつ、レセプション後ろのボードに掛かっている鍵からするとあまり空きがある状況でもなさそうなので早めに決めておくことに。


よく見ると窓の一部にガラスが入っておらず、どう考えても蚊が入り放題だけど大丈夫だろうか?もうどうしようもないので今夜は何とか耐えるしかなさそう。


落ち着いたところでお昼前に昼食を兼ねて町の散策に出掛ける。ビジャープルは想像通り活気にあふれた町ですぐに好きになった。


ここはかつて、16〜17世紀にかけてイスラムのビジャープル王国が栄えた場所で、その頃の遺構が多く残っている。これがその頃のものなのかはわからないけど、こういうのが町の至る所にゴロゴロ転がっている。


昼食は今日もベジミールスが食べたかったので食べられそうなところを探してたどり着いたのがYedeyur Siddlingeshwarというレストラン。ミールスと言っても通じず、ターリと言うと出てきた。


これにご飯も付く。やはりミールスというよりターリ。汁ものがダールではなくサンバルなのがまだここが南インドであることを実感させる。ここもなかなかおいしくて、値段も90ルピーと良心的。


Yedeyur Siddlingeshwarのすぐ近くにあるBara Kamanという史跡。


12階建ての高さの12のアーチになるよう設計されたものの、未完成に終わったものらしい。


まだまだ興味は尽きないが、この時期お昼を回ると暑いし日差しが強すぎて歩き回る気力が失せてくる。ビジャープルは思いの外大きな町で、全然歩ききれないので残りは明日に回そう。


途中にあった別のモスクを見学し、


チャイを飲んでホテルに戻った。チャイはここも小さめのカップで5ルピーだった。


夕食はビリヤニが食べたくなったのでHotel Lazizというところに行ってみた。チキンビリヤニを注文。


出てきたのは先日食べたマラバールビリヤニとは全く別の、バスマティ米を使ったオーソドックスなビリヤニ。鶏肉に絡めているスパイスが濃厚で、割と濃いめの味付けになっている。なかなかうまし。ただここのライタ(ヨーグルトソース)、砂糖が入っていて甘いのでデザートとして食べた。納得の80ルピー。


帰りに〆のチャイを飲む。ビジャープルはチャイの屋台が全然見つからず、仕方なくホテルの横のカフェに入った。いつもの小さなカップだけどここは10ルピー。