2023年3月16日木曜日

バーダーミに到着〜南インド周遊旅行2023(33日目)

 2023年3月9日(木)、マンガロールからバーダーミに向かう寝台列車で朝を迎えた。

ガラガラだったこの列車も8割方埋まったみたいだが、最上段の寝台に退避していた私は割と快適な朝を迎えることができた。ただこの辺り、標高が高いせいか早朝は冷え込んで寒いくらいだった。


列車は40分遅れの7:00バーダーミ駅に到着。


駅構内の高架橋、インドでは大体ホームレスの人が居着いているけど、ここではサルの親子が出迎えてくれた!


この駅は市街地から4kmほど離れているのだが、ホテル探しをするにはまだ時間が早すぎることもあって歩いていくことにする。


しかししばらく歩いたところで乗り合いのオートリキシャに拾われたので乗り込んだ。バススタンドまで20ルピー。


バーダーミは牛車が走り、サルが駆けまわり、ブタがゴミを漁る、のんびりしていそうで忙しない、いかにもインド的な町だった。マンガロールから来るととても同じカルナータカ州とは思えないけど、私はこっちのほうが断然好き。


店の前でプーリを揚げているところがあったのでそこで朝食にする。


すると驚いたのは、サブジも黄色いスープカレーも甘い!おいしいんだけどかなり意外な味だった。プーリ4枚で30ルピーと安かった。


食後に屋台でチャイを飲む。出てきたのは北インド仕様の小さなカップ。これで南インドのチャイボーナスステージも終了か。ただここは5ルピーだったのでまあ納得。


さて、懸案のホテル探しはすんなりと決着。最初に入ったAkshay Residencyでダブルルームが600ルピー。個人的適正価格は400ルピーといったところだが、500ルピーにも値切れず。ただ、どうせ1泊なのでまあいいかと他は見ずにここに決定。最近はホテル探しに右往左往するのが面倒になってきている。


コーヒーを淹れてひと息ついたところで早速観光に出掛ける。バーダーミは石窟寺院で有名なところだけど、私はあまり興味がないのでパス。興味が湧いたらまた改めて来ればいいというスタンス。とりあえず町の東側に広がるアガスティヤ湖を見に行ってみる。


市場を抜け、


集落内の細い路地を歩くと、


その先に湖が。


これは5世紀に作られた貯水池とのこと。正面の岩山に有名な石窟寺院がある。


奥にあるスリーブータナータ寺院を見に行く。


洗濯する女性たち。昨日はホーリーと言っていたが、色かけ祭りだったようで、ピンク色の洗濯水が出ている。町には顔がピンクに染まった人もちらほら。


スリーブータナータ寺院。


こちらにも数は少ないけどレリーフがある。


今度はその北側の集落を探索。


細い路地を進むと、


おばあさんたちが写真を撮ってくれと。


このあたりの人たちは人懐っこい人が多いようで、他にもいろいろと声を掛けられた。


裏にそびえる岩山。ここにも登れるらしいので後で行ってみよう。


狭い路地を戻る。


市場エリアに戻ってきた。


この辺りのムスリム男性は独特の形の帽子を被っている。


今度は湖の南側へ。


こちらでも洗濯する女性たちが。石の階段にバシバシ叩きつけているけど、あんなので服は傷まないんだろうか?


あの長い布はサリーか。


一旦ホテルに戻り、昼過ぎに昼食へ。今回はシンプルなベジミールスが食べたかったのでベジレストランのUdupi Hotel Anandに入ってみた。サウスインディアン・ターリ90ルピーを注文。


出てきたのはライスにチャパティーも付く、北インドみたいなターリ。ラッサムみたいな酸っぱ辛いスープも付いているので北インドのターリと南インドのミールスの中間的な雰囲気。なかなかおいしくて満足。ところで左奥に写っているコップは飲み物ではなく砂糖がびっしり詰まっている。どんだけ甘い物好きなのか。。。


部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませ、今度は湖の北側の岩山にあるスリーシバラヤ寺院に行ってみる。再び市場エリアを抜け、


ミュージアムの左手にある門から登り始める。


岩山の間に作られた階段を登っていく。まずはローアーシバラヤ寺院に到着。


まずまずの眺め。


大砲跡もある。


あれが頂上のアッパーシバラヤ寺院。


さらに登ってアッパーシバラヤ寺院へ。


凄い景色。


バーダーミの町並みも一望できる。


こちらはバーダーミ・フォート。


ここからの眺めも凄いものがあった。


ここからはほぼ360°の展望がある。こちらは北側の眺め。


帰りにあの見張台のようなところにも登っておこう。


湖の景色はここからが一番かも。


ここは何と入場無料!個人的には石窟寺院を見なくても十分満足できた。


チャイを飲んでホテルに戻る。ここも小さいカップで5ルピーだった。


19時過ぎに夕食へ。ホテルの向かい側にあるVinayak Restaurantに入ってみた。壁のメニューは現地文字のみなので店員に聞いてみると、どうやらティファンのみのよう。そう言えば今回まだ一度も食べてなかったことを思いだし、マサラドーサを注文。


マサラドーサはドーサの中にスパイシーなポテトサラダが入ったようなもの。ここはサンバルも濃厚なチャトニーもうまくて当たり。ただ、そこそこボリュームはあるものの、夕飯としてはやや食べ足りない気分。そこで、私の前の席に座った子供が食べていたのがおいしそうだったのでそれを注文してみた。


ギリマトとか何とか言っていたけどポハみたいな加工米の料理。軽い食感でご飯というよりスナックみたいな感じだけどスパイシーでなかなかうまかった。2つ合わせて65ルピーと激安。多分マサラドーサが40でギリマトが25かな。やはりベジだと激安なインド。帰りに5ルピーチャイを飲んでホテルに戻った。