今回は2023年2月から3月半ばにかけて行ってきた南インド周遊旅行の費用などをまとめます。
今回はコロナ後3年ぶりの海外旅行ということでどこに行くか散々迷いましたが、結局航空券の値段が手ごろで、まだ不透明感がある陸路国境越えのないルートということで、以前からもう一度行きたいと思っていた南インドを周ることにしました。
今回の旅行ルート
Yahoo地図をもとに作成 |
今回はコロナ後3年ぶりの海外旅行ということでどこに行くか散々迷いましたが、結局航空券の値段が手ごろで、まだ不透明感がある陸路国境越えのないルートということで、以前からもう一度行きたいと思っていた南インドを周ることにしました。
成田発シンガポール経由のハイデラバード行き航空券が安かった(それでも7万円もしましたが)のでハイデラバードを起点に、主に海岸沿いを時計回りで回ることに。ただ、せっかくなのでこちらも長年行きたいと思っていたバスタール地方の定期市巡りも入れました。
バスタール地方というのはチャッティースガル州、オディシャ州、アーンドラプラデシュ州が交わるあたりで、ヒンズー教やイスラム教徒ではない原住民が住む地域。そこでハート(Haat)と呼ばれる定期市がいろんなところで持ち回りで開催されているとのこと。
ハイデラバードからもそんなに遠くないとあって、今回寄ってみることにしたのでした。ということでスタート地点のハイデラバードからバスタール地方の中心地ジャグダルプールに行き、そこから海岸沿いに出て時計回りに回る、というのが大まかな計画。
最近は観光にはほとんど興味がなくなったので、ハイデラバードのあるテランガーナ、アーンドラプラデシュ、タミルナードゥ、ケララ、カルナータカ、それにゴアの各州の料理を堪能するのが主な目的。そんな中でも一応のミッションと考えていたのが、
- バスタールの定期市巡り
- スリランカに至るアダムズブリッジと呼ばれる島が連なるラメ―シュワラム訪問
- インド亜大陸最南端のカンニャクマリ訪問
- ケララ州バックウォーターの船旅
の4点。最初は期間が40日もあるということでかなりのんびり進んでいたのですが、前半のんびりしすぎたせいで時間が無くなり、後半の西海岸は行こうと思っていた町をかなり省略した上、ゴア州には至らずこちらも省略することとなりました。
それでも上記ミッションは達成できたし(ラメーシュワラムとカンニャクマリは大したことなかったけど)、インド行政上の区分で南インドとされているアーンドラプラデシュ、タミルナードゥ、ケララ、カルナータカ、テランガーナの5州はコンプリート出来たのでまあ満足。
これらの地域では大体どこでもティファンと呼ばれる軽食や、ミールスまたははターリと呼ばれる定食が食べられるのですが、州ごと、あるいは地域ごとに微妙にことなるティファンやミールスを堪能することができました。それにしてもうまかったなあ、南インド。
あと、当初はそんなつもりはなかったのですが、途中からできるだけ鉄道を使って周ろうということにしました。インドでは鉄道のチケットを買うのがやや面倒ではあるんですが、特に州を跨ぐ長距離の夜行便の場合はバスよりも快適だし安い。
チェンナイ周辺ではとうとう席なしでの苦行のような鉄道旅もありましたが、その他の地域では概ね快適に移動できました。鉄道のいいところは好きなタイミングでトイレに行けること。特に体調を崩したときの移動は圧倒的に鉄道が快適ですね。
今回予算は15万円としつつも、バンガロールなどはIT産業が発達していることもあり、南インドは北インドに比べると物価が高いイメージがあって無理かなあと思っていたのですが、来てみると意外と安かった。
全体としては予算内の14万円弱で収まりました。タイミング悪くコロナ第8波と重なってしまったため、急遽インド入国にPCR検査が必要になり、15000円余計に掛かってしまいましたが、それを除くと約12万円で40日間過ごせたことになります。
宿泊地と旅行費用まとめ
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今回予算は15万円としつつも、バンガロールなどはIT産業が発達していることもあり、南インドは北インドに比べると物価が高いイメージがあって無理かなあと思っていたのですが、来てみると意外と安かった。
- 航空券+国内交通費:70363円
- 現地滞在費:46732円
- その他:19332円(ビザ、PCR検査、Flexiroam代)
- 合計:136427円
全体としては予算内の14万円弱で収まりました。タイミング悪くコロナ第8波と重なってしまったため、急遽インド入国にPCR検査が必要になり、15000円余計に掛かってしまいましたが、それを除くと約12万円で40日間過ごせたことになります。
為替は2月上旬は1ルピー=1.6円ほどだったのですが、途中から急激に円安が進んで3月上旬には1.68円ほどに。平均では1ルピー=1.63円くらいでした。それでもこの1年であれほど円安が進んだ割には3年前(1ルピー=1.55円)とそれほど変わっていなかったのは助かりました。
物価も思ったほどには上がっておらず、チャイは大体どこも1杯10ルピーと3年前と変わらず。ただ、ホテルやレストランはここ1、2年で確実に値上がりしているようでしたが。インドでの現地滞在費の内訳(平均値)は、
- 宿泊費:404ルピー(約660円)
- 食費:251ルピー(約410円)
- 交通費:120ルピー(約200円)
- 雑費:36ルピー(約60円)
- 合計:756ルピー(約1230円)
と、一応1日1000ルピーの予算で考えていたのですがかなり低く抑えることができました。まあ、今回は朝昼晩の食事をガッツり食べたかったこともあり、果物やお菓子などの間食を控えたのもありましたが。あとやっぱり鉄道を使って交通費を抑えられたのが効いてそう。
今回の南インド周遊旅行、スリル、というか意外性という観点からするとやや物足りない感じもありましたが、3年ぶりのリハビリ海外旅行という点からするとちょうどよかった感じもしました。
特にあまり旅行者が訪れないであろう、ヴィシャーカパトナム、ヴィジャヤワダ、プドゥコッタイ、ビジャープルなんかは人々もフレンドリーで居心地がよく、是非いつかまた訪れたいところ。さて、次は夏頃だと思いますが、どこに行こうかな?