2023年6月10日土曜日

2023年山形ファイナルステージ!~2023年山形遠征記3(1日目)

 2023年6月4日(日)、台風一過の関東地方。

昨日の午前中まで降り続いた雨、梅雨入り前とは思えない凄まじい雨で、お隣茨城県の取手で住宅地が冠水するなど大きな被害が。たださすがに台風に伴う雨だけあって、台風が去るとすぐさま天気は回復。この日も朝からよく晴れている。

山形には秋にも行くかもしれないが、サクラマス狙いとしては今シーズンは今回が最後。もう一週遅らせることも考えたけど、雪代が終わり田んぼも落ち着いているであろうこの時期、あまり天気を気にしても仕方ないように思え、この日出発することに。幸い東北の雨はそれほどでもなかったようで釣りには支障なさそう。


この日も4時半頃には目が覚めたのでサクッと出発してしまおうと6時前には家を出た。さすがに日曜のこの時間帯渋滞もなく、筑波山を横目にサクサク進んでいく。

14時前にとりあえずの目的地寒河江川に到着。気になっていた濁りもなさそうなので、今回は寒河江川からスタートすることに。日曜なので人が多そうだが、前回バラしたポイントが空いていたのでまずはそこに入った。


観測所の水位は前回と変わらないはずだが、ずいぶん流れがおとなしく見える。水がクリアなせいだろうか?シンキングラインに大きめのフライで釣るような雰囲気にも思えず、シンクティップラインに6番のドロッパー、8番のリードフライという個人的にはスタンダードなウェットフライのシステムで釣り始めた。

この辺りはまだ台風の影響が残っているのか猛烈な風が上流から吹き付けている。何とかフライをねじ込んでいくも反応なし。その後は前回よさそうに思えたポイントを回っていく。2か所ほどやってみたけど反応はなく、今日最後のポイントへ。ここは先ほど先行者っぽい車が停まっとぃたので後回しにしておいたところ。


同じタックルで一流ししてみたもののやはり反応なし。ただどうも釣り方が合ってないような気がして、やり方を変えてみることに。まずラインをシンキングに替えて、フライも前回バラしたときのフライに。

ただ前回ドロッパーに結んでいた4番のフライをリードに、前回リードに結んでいた6番と同じパターンの4番をドロッパーとした。理由は、、、何となく。するとすぐに何かがヒット!しかしまたもやハズれた。。。それほどの大物ではなかったが、小型のサクラマスか、良型のヤマメか。

確認してみると前回同様リードフライの針先がやや甘くなっていた。爪に引っかかる位なのだが、これでもダメなのだろうか?念のため研ぎ直して再び釣り始めた。するとしばらく釣り下ったところでまたヒット。今度はよく引くけど重量感はない。さすがに今回はちゃんと掛かった。


9寸ほどのヤマメ。どうやらシステム変更は間違ってなかったようだ。時間がないので証拠写真だけ撮って残りの流れを釣っていく。するとポイント終盤でヌッと何かが触れた感触。ラインが底を擦ったのか?念のためもう一度同じラインを投げると遂にヒット!これは間違いなくサクラマス!

それほどの大物ではないけど、ここまでバラシやラインブレイクが続いているだけに気が気でない。グワングワンと頭を振る感触に肝が縮む。とにかく外れるな、切れるな、と念じながらへっぴり腰でファイトの末何とかネットイン!


最早うれしいというより無事キャッチできた安堵感でクラクラしそうなほど。52㎝とやや小振りながらよく太ったいい魚だった。リードフライかと思ったらドロッパーの方に掛かっていた。ドロッパーの結び方も、前回鮭川で切られてからそれまでの2回結びのタールノットから3回結びに変えていたのが功を奏した。


ウェットフライ用のティペットは2号のフロロを使っているのだけど、昨シーズンの前だったか、同じブランドのを買い直したのに明らかに細くなっていたのだ。思えば昨年4月に日向川でバラしたときもドロッパーが切られていた。どうも今使っている2号フロロはちょっと弱いみたいなのだ。


それにしても、、、やっぱりうれしいというより心の重荷がようやく取れたような安堵感。前回は絶不調だったけど、先日鬼怒川でいい釣りができて調子が上向いてきたのかも。車に戻るとホッとしすぎてドッと疲れが出てきた。もう帰ろうかな。。。