2023年7月20日木曜日

ようやくデリーに到着〜北インド・ラダック旅行2023(3日目)

 2023年7月13日(木)、この日はデリーのインディラ・ガンディー空港で朝を迎えた。

さすがに空港泊2日目ともなるとベンチに座ったままでも多少うとうとするくらいはできたが、熟睡できるわけはなく、エアコン効きすぎで寒さに耐えられず4時頃には行動開始。


外は外で、暑さはそれ程でもないけど物凄い湿気。ただ寒いよりはマシか。とりあえず町中に移動するためメトロの駅に行ってみると、ちょうど4時半から開いたみたいで既にセキュリティチェック待ちの長蛇の列ができていた。それでも始発っぽい4:50発の便に乗ることができた。ニューデリーまでは60ルピー。


30分ほどで終点のニューデリーに到着。通路の緩衝帯に人がゴロゴロ寝ているニューデリー駅前。相変わらず次から次に人に絡まれ、20年前と同じように安宿街として有名なパハールガンジは閉鎖されたとか言ってくる人も。


そんな輩を振り切って、まだホテルを探すには早過ぎるので朝食を物色しつつオールドデリー方面に向かって歩いてみる。まずは座ってチャイが飲めそうなところを探していていると、


駅前では紙コップで出すところがほとんどだけどここはうれしいカップ入り。量もたっぷりで10ルピー。紙コップのほうが衛生的ではあるけれど、私はカップかグラスで飲むほうが好み。


さらに歩いていくと見えてきたのはジャマー・マスジット。この辺りにもホテルやゲストハウスはたくさんあって、聞いてみると550ルピーまで値切れたところもあったけど、結局外国人不可とか特別な手続きが必要なので200ルピー上乗せとか言われて断念。


そんな中好物のタンドーリロティーを焼いている店があったのでそこで朝食にした。早口のヒンディー語で言われたメニューの中から唯一聞き取れたビーフコルマを注文。


カレーというよりほぼビーフシチュー。朝から濃厚だけどうまい。ロティー2枚で65ルピー。


朝から賑わうジャマー・マスジットの門前町。満足したところでホテル探しにパハールガンジに移動。


こちらはまだこの時間閑散とした雰囲気。メインバザールの通りに面したホテルは高そうなので、路地の奥にあるホテルを当たっていく。予約サイトで予約したほうが安く泊まれそうだけど、そうするとチェックインが12時からになってしまうので今回は予約せずに来たのだった。


500ルピーの予算ではなかなか見つからなかったが、とあるホテルで同じ経営の安いところを紹介してくれてたどり着いたのが別の路地の奥にあったHotel Namaskar。ダブルルームが500ルピーに税金12%で560ルピー。もう疲れたしそれぐらいならまあいいかとここに決定した。

湿っぽくてちょっとカビ臭いけど、デリーでこの値段だったら悪くない選択だと思われた。窓は廊下側のみ、wifiあり。ただ誤算だったのは、ここは24時間制で明日のチェックアウト時間が8:15になってしまった。交渉して9時までにしてもらえたけど明日どうしよう。。。


とりあえず落ち着いたところで水浴びと洗濯。ホテルにはwifiはあるのだけど、しばらく休憩してSIMカードを買いに行くことに。

これから向かうラダックがあるジャンムーカシミール州は、分離独立運動が盛んなためか他の州とはネット環境が違っていて、プリペイドSIMではネットに繋がらないらしいのだが、そこに着くまでもネットができないと不便なのでやっぱり買っておくことにしたのだ。


Google mapで調べて一番近そうなairtelストアに行ってみると、そこは公式のairtelストアじゃなくて町中のの小さな携帯ショップ風の店。ただ聞いてみるとSIMカードを売ってくれるとのことなのでやってもらうことに。

ここではインド国内の住所や連絡先も必要なく、パスポートだけで手続き完了。15分ほどであっさり開通したのだった。プランはいつもの1日1.5GBまで、28日有効のやつ。これは299ルピーのはずだが、プランが599ルピーでカード代200ルピーの799ルピーとか言ってきた。


かなり吹っかけられてはいそうだけど、スムーズに開通したしまあいいかとおとなしく800ルピー払うことにした。空港で買うよりは安く済んだだろう。ちょうどお昼前になったので昼食を済ませて帰ることに。目についたGulshan da Dhabaという店に入ってみた。


ここもメニューを早口で捲したてられ、耳に入ってきたアルー何とかを注文。ジャガイモといんげん豆のカレー、たぶんアルーラジマ。ここも結構うまくて当たりだった。チャパティー4枚食べて50ルピー。


疲れたので午後は部屋でコーヒーを淹れてマッタり過ごし、18時過ぎに夕食に出掛けた。ビリヤニが食べたくなったのでGoogle mapで見当をつけてパハールガンジ北側のエリアを攻めてみることに。ビリヤニを求めてさまよい歩いていると、ようやくビリヤニ屋が4軒向き合った一角を発見。


その内の声をかけられた一軒に入った。この大きな釜のような鍋がビリヤニ屋の目印。SPL. No.1 Biryani Houseという店。チキンかベジの2択だったのでチキンのハーフを選択。


出てきたのは色も味も薄めのあっさり系ビリヤニ。カルダモンなどのホールスパイスも入っておらず、グリーンチリで辛味を付けている感じだけど、塩加減がちょうどよくてなかなかうまかった。壁のメニューにはHyderabadi BiryaniとMuradibadi Biryaniがあったけど、これはMuradibadiのほうだろうか?


後で調べてみたところMuradiibadはデリー近郊の町。これが北インド風のビリヤニなのかもしれない。100ルピーで満足度高し。帰りにホテル近くで〆のチャイ(10ルピー)を飲んでこの日は終了。