2023年7月14日(金)、この日はデリー・パハールガンジのHotel Namaskarというホテルで朝を迎えた。
異常に湿っぽいのが難点だけど、ファンを回すと暑すぎることもなくまあまあ快適な夜を過ごせた。今日は夜行バスでクルという町まで行こうと思っているのだけど、Hotel Namaskarは24時間制で9時までにチェックアウトしなければならない。なので6時に起きるとすぐに行動開始。今日もジャマー・マスジット近くでムスリム風の朝食にする。
パハールガンジからは線路を超えて、まずはChawri Bazaarにある昨日と同じ店でチャイ、10ルピー。
そこから西に進んでジャマー・マスジット正面の路地を南に進む。昨日は確認し忘れていたけどRematullha Hotelというお店だった。今日はニハリを頼んでみた。
これは絶品だった。ビーフかマトンかはわからないけど、ローティで摘むだけでほぐれるくらいホロホロに煮込まれた肉に絶妙なスパイス感。朝から大満足の75ルピー。
部屋に戻って水浴びを済ませ、9時にチェックアウト。とりあえず荷物は預かってもらい、夕方まで安く滞在できそうなドミトリーでも探してみようと歩き回った。しかしメインバザールでは見つからず、路地を歩いていたところ3、400ルピーで泊まれるところがあると日本語で話しかけられたので行ってみることに。
連れてこられたのはメインバザールからは少し離れたEver Green Guest Houseというホテル。自称老舗の日本人宿とのことで、その縁で子供の頃から日本語に慣れ親しんだ今のご主人は7年間日本に住んでいたらしく日本語堪能。バス・トイレ別の部屋が夕方までなら200ルピーでいいというので即決。
荷物を運んできて落ち着くことができた。さて、これからバスターミナルに行ってチケットを買ってこようかと思っていたところ、日本語堪能なだけに色々と詮索が入って知り合いの旅行会社で話を聞くことに。何でもここのところ大雨で、インド北部では洪水で道路が寸断されているとのこと。
今日はデリーでもヤムナー川沿いで洪水アラートが出ているくらいなのでそれは間違いなさそう。今日のところはクル・マナリ方面に行くのは無理っぽい。ラダックに行くなら飛行機か、それよりスリナガルに行かないかと言われたけどそれは断って、とりあえず今日はEver Greenに泊まることにした。
1泊なら400ルピーとのことで差額の200ルピーを払う。改めてネットで調べてみると 、デリー→マナリが通れないとの情報は見つからなかったけど、そこから先のラダックへは道路が崩壊している様子。もうしばらくデリーで様子見したほうがよさそうではあるけど、デリーにいてもやることがない。
THE TIMES OF INDIAより |
さらに調べてみるとパンジャブ州北部のパタンコート(Pathankot)までの夜行列車のチケットが取れそうなので、今夜発のチケットを買ってしまうことに。IRCTCというサイトからなら日本のクレジットカードでもオンラインで鉄道のチケットを購入できるのを最近知ったのだ。
通常ならキャンセル待ちだけど、Tatkalという別枠の高いチケットなら取れた。高いと言っても100ルピー(170〜80円)の差。ということで急遽パタンコート行きが決定。何はともあれ、パタンコートでその先の情報収集をすることにしよう。
お昼は近くの食堂でターリを注文。ここはターリ専門の店ではなさそうで、その分時間を掛けて丁寧に作っているけど高そうな雰囲気。これにバターがたっぷり塗られたチャパティ2枚が付いた。
パニールというチーズがふんだんに使われた、パニールマタールにパニールマサラ、それとダルとサラダ。お代わりは追加料金だが、しなくても十分なボリュームだった。味も文句なし。150ルピーくらい取られそうだな、と思っているとそれを上回る160ルピー。それでも十分満足できた。
午後からは部屋でダラダラ過ごし、18時半頃から夕食に出掛けた。夕食は今日もビリヤニ。昨日見つけたビリヤニ横丁に行ってみる。Ever Greenからなら前の通りを北上して大通りを渡ればすぐ。昨日とは別の店に入ってみた。Khawaja Ghareeb Nawaz Biryani Cornerという店。
ここはメニュー通り3つの大きなビリヤニ鍋があって、前の2つはどちらもチキンビリヤニ(奥のはベジビリヤニ)。違いは一方がスパイシーでもう一方がレススパイシーとのこと。
聞いてみるとレススパイシーの白っぽいビリヤニがやはりMuradabadi Biryaniとのこと。レススパイシーのハーフを注文。
ここのは昨日のよりもパラッとした仕上がりでより好み。レススパイシーと言いつつも、何かはわからないけどホールスパイスも入っているし、青唐辛子に加えて赤唐辛子も入っていて結構辛い。
チキンのボリュームは昨日の店に劣るけど、ビリヤニとしてはこっちのほうがうまいかな。大満足の100ルピー。部屋に戻ってしばらく休憩して20:40頃ホテルをチェックアウトして出発した。
今夜のパタンコート行きはデリー市街西側、主にラージャスタン行きの列車が発着するサライ・ロヒラ駅発。ここからは4km程なので歩いていく。21時半頃到着。まだ時間があるので駅前の商店でチャイ(10ルピー)を飲んだが、暑くてまだ喉が渇くので久々にお気に入りのサムズアップコーラを購入。
結構高くついたけど、それでも駅で並ぶことなく当日に買えて、席も選べるので文句はない。気が進まない夜行バスに比べれば格段に安いし。今回は一番好きな縦列上段を選んだ。後は寝ていれば明日の朝にはパタンコートに着いているはず。