2023年8月24日木曜日

3年半ぶりのタイ:バンコクからチャイヤプームへ〜北インド周遊旅行2023(38日目)

 2023年8月17日(木)、20分遅れでコルカタを飛び立ったエアアジア便は20分遅れの4:50バンコクのドンムアン空港に到着。

コルカタからバンコクまでは時差があるので実際はたった2時間で着いてしまうんですね。少しウトウトしただけであっという間だった。


そしていつの間にかタイも入国カードや税関申請書がなくなってスムーズに入国完了。3年半ぶりのタイだけど特に感慨も高揚感もなし。日本で買っておいたAISのSIMを差してみたけど繋がらず。空港のAISカウンターで聞いてみたところ、問題が複雑なので外のAISショップに行ってくれとのこと。しばらくオフラインで過ごすしかなさそう。


さて、今回のタイ旅行もバンコクは省略してすぐに大好きな東北地方に向かう。今回まずはチャイヤプームという町に行ってみようと思っている。鉄道では行けないのでモーシット(バスターミナル)からバスで行くつもりだったのが、面倒になってとりあえず鉄道でナコンラチャシーマーに行くことにした。


ということでいつものようにアマリホテルの入口から鉄道駅に行こうとすると、SRT red lineというのができて鉄道駅はターミナル2に移動したとの表示が。案内に従って進んでいくと、いつの間にかバンコク方面に行く高架鉄道と在来線の新しい複合駅が空港の南側に出来ていた!


たった3年半で随分変わってしまうものですね、びっくり。


次のナコンラーチャシーマー行きは快速の7:27発、3等で97バーツ。


向かい合わせのボックス席で一応指定席。


眠くなって朦朧としていたところ約10分遅れの12:23ナコンラーチャシーマー駅に到着。


チャイヤプームに行くにはバスターミナルに移動する必要があるのだが、駅前にはバイクタクシーやトゥクトゥクがたむろしているだけで、期待していた駅とバスターミナルを巡回するようなソンテウはなさそう。


とりあえずソンテウが拾えそうな大通りまで歩くことにして駅を出た。するとタイミングよくカオマンガイの屋台が出ていたので昼食にする。


カオマンガイ40バーツ、うま〜。何だかんだ言ってもタイの昼食としてはカオマンガイが一番好きかな。インド料理もいいけどタイ料理もやっぱり捨てがたい。


昼食を食べてようやく目が覚めて、駅前の通りの1本北の大通りまで歩いた。そこでしばらく待っていると、2台めに来たソンテウがバスターミナルまでいくというので乗せてもらう。


最近のソンテウは背が高くなって随分快適になったものだ。ちょうど13時にバスターミナルに到着、10バーツ。


チャイヤプーム行きのバスについて聞いてみると次の便は13:30発とのこと。いいタイミング。意外だったのはタイでもまだ多くの人がマスクをしていること。チケットを買う際にはマスクを持っているか確認され、乗車時は着用するようにとのことだった。


待っている間にトイレに行くとここは有料。5バーツ投入して回転式の柵を回して中に入るシステム。何もトイレにこんな大袈裟な機械を付けなくてもいいような気がするが。どのみち案内係が一人付いていたし。


やって来たバスはタイ南東部のラヨーンからイサーン北部のルーイまで行くバスだった。その割に時間は結構正確に運行している様子。


13:36ナコンラーチャシーマー発、豪華なエアコンバスでチャイヤプームまでは117バーツだった。何もかもがスムーズに進むタイ。行ったことがない人からするとタイもインドも同じような新興国のイメージかもしれないけど、実際は途上国から先進国に来たくらいの違いを感じる。


15:39チャイヤプーム着。意外にもここで降りる人は結構多かった。それなりに栄えている町なんだろうか?


ということで今回はタイの田舎町探訪シリーズ、チャイヤプーム編。このシリーズは将来移動を続ける旅に飽きたときのために、長期滞在するのに適した場所を密かに探しているというもの。条件は安くて居心地のいいホテルがあり、町がコンパクトに纏まっていて物価が安く、さらにアクセスがよければ最高。


そしてチャイヤプームはというと、第一印象はだだっ広くて閑散としたいかにもイサーンらしい町。交通量も人通りも少なくてちょっと寂れているのかなという印象。どこに行っても人だらけのインドから来ると、もうほとんど日本の地方都市と変わらない感じ。


それはともかくまずはホテル探し。オフラインなので、空港のwifiに繋いでダウンロードしておいたオフラインマップを頼りに目星を付けていたホテルを当たっていく。最初に入ったチャルーンホテル、タイ語の看板のみで英語も全く通じないけど、350と240の部屋があるようなので部屋も見ずに240バーツ払った。


部屋は広くてそこそこ清潔ではあるけど、かなり古くてくたびれた典型的な旅社。充てがわれた部屋はもう随分長いこと誰も泊まってなかったんじゃないかという雰囲気。ただ240バーツでこの部屋なら最高の部類。


シャワーと洗濯を済ませて夕食の調達がてら町の散策に出掛ける。シャワーはお湯が出た。というかお湯しか出なかったので屋上のタンクの水が日光で温められただけなのかもしれない。


まずはホテル近くのチャイヤプーム市場に行ってみると、この時間数は少ないけどいくつかおかず屋さんが出ていた。その北側には寂れたバスターミナルがあり、その前にはガイヤーン屋が並んでいる。


次は少し西のナイトバザールに行ってみる。それにしても閑散としているなあ、チャイヤプーム。


こちらがナイトバザール。まだ時間が早いせいかあまり盛り上がってはいないけど、衣類や雑貨のほか食べ物の屋台も多数。ただ個人的にはイサーンらしいさっきの市場周辺のほうが好み。そっちに戻ることに。


ここでガイヤーン50バーツとカオニャウ20バーツ分を購入。ソムタムが見当たらなかったので、別の店でラープのような肉とハーブの和え物を購入、30バーツ。


しめて100バーツ。ちょっと多すぎかと思ったけど、食べ始めるとこれがおいしくてどんどん進む。やっぱりガイヤーンとカオニャウ最高。この組み合わせだとバランス的に肉が多すぎだけど、ラープもミントが効いていてめちゃくちゃうまかった。


久々のタイだけどお酒は止めておいて食後はコーヒー。いつもフィリピンでお世話になっているコピコのコーヒーミックスを買っておいた。7個入りで32バーツ、1個5バーツ弱。東南アジアらしいまったりとした甘さで3年半ぶりのタイ飯を締めくくった。