2023年8月17日木曜日

始めてのアグラ〜北インド周遊旅行2023(31日目)

 2023年8月10日(木)、この日はアーメダバードからアグラに向かう夜行列車の寝台で朝を迎えた。

やはりインドの夜行列車の上段の寝台は暑すぎず寒すぎずで快適。回ってきたチャイ屋からチャイ(10ルピー)を買って人心地着くとやがてアグラ・カント駅に到着。


40分遅れの7:55着、まあ上出来。ここからホテルのあるタージマハルまでは6kmほど。歩くにはちょっと遠いか。直通のバスはなさそうなので、アグラ・フォートで乗り換えるしかなさそう。


さすがにインド屈指の観光地だけあって駅を出るとリキシャワーラが次々に群がってくる。カタコトの日本語を話す人も多い。6kmちょっとで100ルピーなら適正価格だとは思うけど高いから乗らない。振り切ってとりあえずアグラ・フォート方面に歩きだす。


ヨガのポーズを描いた壁画を見ながら歩いてIdgah Bus Standに到着。


ここからバスに乗るつもりだったが、乗り合いのリキシャがアグラ・フォートに行くというので乗せてもらった。


アグラ・フォート近くのBijli Ghar Bus Standまで15ルピー。


向こうに見えるのがアグラ・フォートか。


朝食を食べようと駅の高架を渡って反対側へ。高架から見える立派な建物はジャマー・マスジット。


この辺りはムスリムエリア。しかし金曜だからかほとんどシャッターが閉まっていて何だか閑散としている。と思ったら今日は木曜日。もう9時前だけど、まだ早すぎるのか?


食べ物屋はカチョリの屋台くらいしか見当たらない中ようやく営業している店があったので入った。プーリ屋のようなのでプーリ&サブジを注文。


出てきたのはヨーグルトやデザートの甘味まで付いた豪華なセット。ジャガイモのサブジはちょっと塩辛すぎるけど、右下のおかずは甘酸っぱくてなかなかうまかった。高そうだし60ルピーくらいかと思っているとまさかの90ルピー。これはちょっと高すぎ。


今日のホテルはアゴダで予約済み。ここからはタージマハルがあるタージガンジまでバスで行くつもりだったが、早く着いてもチェックインできなさそうなので歩いていくことに。アグラ・フォートからタージマハルまでは3.6、7kmほど。


タージマハル西門の入口。


タージマハルの門前町タージガンジ。この辺りもカタコトの日本語を話す客引きが多くてうざい。ただ思ったほど外国人観光客は見かけず、ほとんどインド人観光客ばかりの印象。40分ほどでタージマハルのすぐ近くにあるホテルに到着。


Hotel Sai Palaceというホテル。インドに通い始めて早20数年、渡航回数も10回か15回くらいにはなるけどアグラに来るのは始めて。ただ高いお金を払ってまでタージマハルを見たいとは思わないので、屋上からタージマハルが見えるというこのホテルを選んだのだった。


部屋は広くてきれいなダブルが1泊目504ルピー、2泊目476ルピーなので平均490ルピー。やっぱり観光地のほうがホテルのコスパは圧倒的に高い。コンセントの位置がベッドから遠いのが難点だけど、今回泊まった中では一番いい部屋。早速屋上に上がってタージマハルを見物。


おお、素晴らしい、写真で見たのと一緒!


上の写真はズームで、実際に見えるのはこんな感じだけど。でも肉眼での印象は上のズームした写真のほうが近いかな。これで十分満足。


水浴びと洗濯を済ませて昼食がてら近所をぶらついてみる。


ホテル周辺はド観光地であまり面白みはないけど、少し離れるといい雰囲気の路地が続く。


少し後ろを歩く私に何度も手を振ってくれた子供。路地裏では外国人が珍しいのか、あるいはアグラほどの観光地でも、長引いたコロナ禍で外国人を見かける機会がなかったのかもしれない。


果物の露店でマンゴーを見かけたので忘れないうちに買っておく。1kg100ルピーのところ、500g40ルピーに値切った。多少なりとも英語が通じればまだ交渉の余地はある。しかしやはり出荷のピークは過ぎたのか高め。


昼食は繁盛しているMukeem Biryani Cornerに入ってみた。よく見るとここはBiryaniじゃなくてBriyaniですね。


(たぶん)ビーフビリヤニ。ちょっと塩っけが強いけど、オイル感とスパイス感は丁度よくてなかなかうまい、50ルピー。


帰りにGoogle mapで見つけたTaj Yamuna View Pointというところに行ってみる。ここはヤムナー川の岸辺からタージマハルが見えるらしい。


川はきったないドブ川だけど、確かにタージマハルを間近に見ることができる穴場かも。


喉が渇いたのでサムズアップの1L(50ルピー)を買って帰った。19時過ぎに夕食へ。


しばらくぶらついた後、店先でタンドーリロティを焼いている店があったので入ってみた。しかしチキンカレー以外は売り切れでそのチキンカレーもチキンレッグ入りで200ルピーと高い。ここは奥の手でチキングレービー(ルーのみ)とケバブ2本にロティを注文。


ケバブはサラミのような味。ケバブを噛りながらロティをグレービーに漬けて食べると十分おいしい。ここはロティ10ルピー、ケバブ20ルピー、グレービー50ルピーと明朗会計。ロティ2枚とケバブ2本なので110ルピーだった。


帰りにホテル近くの露店でチャイを飲むと、25ルピーと思いっきり観光地価格。まあ大した金額ではないけど最後に水を差されることとなった。気を取り直してマンゴーを食べてこの日は終了。