2023年8月12日(土)、いよいよ今回のインドの旅も終盤戦。
今日はアグラから東に200kmほど進んだラクナウまで移動する。6時半発の列車に乗るので4時半起床、5時過ぎにホテルをチェックアウトして出発。まだ真っ暗なタージガンジをアグラ・フォート駅を目指して歩く。宿の人の話によるとここからフォート駅まではオートで100ルピーとのことだけど、オートに乗るほどの距離(4km弱)でもない。
5:45アグラ・フォート駅に到着。
時間があるのでチャイを飲む。アグラに対して不信感があるので、10ルピー分くれとオーダー。
すると素焼きのカップで出てきた。ここはボッタクリなしの良心的な店。
ホームに移動すると今日の列車はここが始発なのですでに到着済み。この列車はアグラ−ラクナウ間を走るインターシティという中距離列車。
定刻の6:31アグラ・フォート駅を出発。ラクナウまでは2等座席で145ルピー+手数料で169.71ルピー。3x3列リクライニングシートでまあまあ快適。
すぐに昨日歩いて渡ったヤムナー橋を渡る。
右側窓側の席だったので最後にもう一度タージマハルを拝むことができた。
遮断器をくぐり抜けてギリギリまで押し寄せる自転車通学の学生。
この人のポロシャツのポロマーク、どう考えてもちょっと大きすぎだと思うんですが。。。
定刻より3分遅れの12:28ラクナウ・ジャンクション駅に到着、素晴らしい。
ラクナウ・ジャンクション駅の外観。
こちらはジャンクション駅の奥にあるラクナウ駅。無駄に立派すぎるような気が。。。
ラクナウはウッタル・プラデーシュ州の州都だけあってかなり大きな町。駅前にはメトロの高架線が走り、その下はカオス状態になっていた。
群がるリキシャワーラを振り払って高架を越え、予約しているホテルに向かう。ラクナウは有名観光地ではないのでホテル探しが難航しそうな予感だったのだが、Booking.comで安いドミトリーがあったのでとりあえず1泊目は予約しておいた。
駅からすぐのAwara Hostels & Dormitoryというホテル。Google mapを頼りにそれらしい場所まで来てウロウロしていると、Awaraならそこだと教えてくれた。細い階段を登って2階がレセプション。
英語の看板は出てないけど外国人も宿泊可。客はインド人メインっぽいけどまあまあまともなドミトリー。Booking.comで1泊328ルピー(実際は330ルピー)。直接来れば250ルピーで泊まれるみたいだが。。。
さて、ラクナウといえばビリヤニ。ビリヤニといえばハイデラバードが有名だけど、ハイデラバードが南インドのビリヤニキャピタルと呼ばれるのに対してラクナウは北のビリヤニキャピタルと呼ばれるほど。とりあえず昼食はビリヤニを求めて辺りを彷徨。
ビリヤニキャピタルの割にはビリヤニ屋が見当たらず、かなり歩いてようやく見つけたお店に駆け込んだ。ここはチキンビリヤニ専門店っぽい。
オーソドックスなビリヤニ。それ程丁重に作り込まれている感じはしないけど、程よい油加減に塩加減。梅昆布茶のようなほのかな酸味も感じるうまいビリヤニだった。壁のメニューによると250g60ルピー、400g100ルピーのよう。これは400gで100ルピーだった。
お腹が満たされて落ち着いて改めて周りを見渡すと、今度はさっきまで見当たらなかったビリヤニ屋ばかりが目につくから不思議。もう少し吟味すればよかったかな。まあうまかったけからいいけど。
さて、この後は駅前から北西に4kmほど離れたところにあるチョークと呼ばれる繁華街の北側にラクナウの見どころが集まっているようなので行ってみる。
味のある建物。ヒンズー教寺院だろうか。
木陰に座れるチャイ屋があったので休憩。
何も言わずとも10ルピー。やっぱりこれが普通のインド。
ラクナウでは荷物を運搬する馬車をよく見かけた。
馬車の渋滞に嵌まる。
これもヒンズー教っぽい立体的で不気味な看板。
この辺りが繁華街のチョーク(Chowk)。
大きな医大があるみたいで、通りに薬屋っぽいのが並んでいてどこも繁盛している。なぜかこっちに来いと何軒かから呼び止められたけど、今は用事ないので丁重にお断り。
これはBhul Bhulaiya of Awadhか。
入口はあっちで100ルピーだと教えてもらったけど、ここから見るだけで十分です。
これが本命のバラー・イマームバーラー(Bara Imambara)か。
台にペンチみたいなのを並べてるけど、看板からすると歯医者?
疲れたのでサトウキビジュースでリフレッシュ。
一瞬だけど生き返った気になる、20ルピー。
入口がわからずグルーっと歩いてようやくそれらしいところに到着。
ここも有料だけど行けるところまで行ってみる。
中庭に到着。まだ行けそう。
その右手にあるこれがメインの建物か。この時間残念ながら逆光。1700年代に建てられたイスラム教シーア派の宗教施設らしい。
ここから先はインド人50ルピー、外国人500ルピー。10倍は酷いな。このくらいでも十分満足。
帰りは裏の細道をグルっと歩いて帰る。ちょっとしたスラムのような通り。
逆方向からバラー・イマームバーラーが見えた。
するとちょうどさっき見たBhul Bhulaiya of Awadhのところに出ることができた。
帰りは疲れたので乗り合いのオートに乗った。ラクナウでは細身(5人乗りくらい)の電動オートリキシャが主流。チョークから駅前のチャルバーグ(Charbagh)まで35ルピー。
ラクナウも暑いので、今日もサムズアップを買ってしまった。750mlで40ルピー。いつものように水浴びと洗濯を済ませて19時半頃夕食へ。
ひとしきりぶらついてみたけど近場ではあまり惹かれるところが見当たらず、結局ホテル近くのわりと繁盛している食堂へ。後で確認したところMaa Purnagiri Restaurantだと思う。英語のメニューがないけどどうやらベジタリアンの食堂みたい。無難な80ルピーのターリを選択。
帰りにこちらも繁盛しているスイーツ屋で気になる飲み物があったので飲んでみることに。大鍋で牛乳のようなものをグツグツ煮込んでいて、それに砂糖やら何やらを放り込んでよく混ぜて、最後に湯葉を乗せて完成。名前は聞いたけど覚えられず忘れてしまった。
スプーンで湯葉を食べながら飲む。牛乳リッチなチャイというか、あっさりめのミルクセーキというか。1杯30ルピーといい値段だけどおいしかった。今日はこれで満足。ラクナウにはもう1泊する予定だけど、居心地がいいのでアグラは1泊で切り上げて早くこっちに来ればよかったなあ。