2024年1月7日日曜日

トバ湖はパスしてプマタン・シアンタールへ~インドネシア・東南アジア周遊旅行2024(19日目)

 2023年12月31日(日)、2023年最後のこの日はブキティンギからトバ湖畔の町パラパットに向かう夜行バスで朝を迎えた。

激寒の冷蔵バスだったが、ブランケットのおかげで事なきを得たのだった。


しかし早くも4時半にパラパットに着いてしまい、まだ真っ暗な道端でバスを降ろされる羽目に。と言ってもここはスマトラ島でも有数の観光地。しかも今日は大晦日。この時間でもひと気はあるし、開いている店も多い。


そんな一店に入り、コピを注文して人心地着くとこれからの作戦を練った。ここトバ湖に来たのはブキティンギから夜行移動でちょうどよさそうな距離で、観光地だけに居心地がよさそうに思えたからだ。


しかし同じく観光地のブキティンギもあまり居心地がいいとは感じなかったし、何よりここも標高1000mの高地にある。寒いのはもう懲り懲り、今はちょっと暑いくらいのところに行きたい。


そんなこともあってチケットを買った後でトバ湖滞在は気が進まなくなっていたのだが、ちょうど年越しを迎えようというこのタイミング、気がすすまないを通り越してこんな観光地に居たくないと思えてきたのだった。なので明るくなったらトバ湖周辺をチラッと観光して先に進もうかという考えが浮かんでいたのだが、それももういい。


真っ暗なトバ湖をチラ見しただけでもう十分、このまま先に進むことにした。トバ湖には、また来たくなったときに来ればいい。ということでコピ代7000ルピアを払って店の人に次の目的地プマタン・シアンタール行きのバスについて聞いてみると、バイクでバスターミナルまで送ってくれるという。


コピは高かったけどこれは助かった。まあ歩いても10分ほどの距離ではあるけれど。。。


そこで少し待つとシアンタール行きのマイクロバスがやって来た。5時半頃パラパット発、シアンタールまでは25000ルピア。


パラパットからは山を下って1時間ちょっと走り、明るくなってきた6:40頃シアンタールに到着。シアンタール市街の北側で降ろされたようだ。


中心部らしきところを目指して歩いて行くと、段々賑やかになってきて市場に到着。


市場を見学しつつ、まずは朝食を物色。


緋鯉を捌いているおばさん。食用に養殖しているんだろうか?しかしメインストリートは思うように歩けないほどの混雑なので脇道にそれる。


すると何となく温かい汁そば系が食べたいと思っていたところ、ショーケースに麺類を置いている露店があったのでビーフンを指差して注文。


出てきたのは想定とは少し違ってロントンサユールのロントンがビーフンに代わったバージョン。熱々ではなかったけど味はまあまあ、値段は8000ルピアと安かった。


さて時刻はそろそろ8時、ホテル探しに掛かる。こちらは先ほどとは別のPasar Horasという市場。Google mapではHoras Traditional Marketとある。恐らくこの辺りがシアンタールの中心部。しかし年末年始ということもあってかホテルはどこも満室。


ちょっとヤバそうな気配を感じ始めた4軒目のLosmen Valentinというホテルでバス・トイレ付きが150000ルピア、バス・トイレ別だと120000ルピア。窓は廊下側だけだけど清潔そうだしここで手を打つことに。


バス・トイレ別の120000ルピアのほう。ここもツインなので広いしwifiも強力で悪くなさそう。


Losmen Valentinは1階が食堂でレセプションは奥にある。夜行移動が堪えて午前中はベッドで沈殿。お昼を回ったところで昼食に繰り出した。


ホテルの周りはどうも中華街らしく、中華料理系の店が多い上にヒジャブを被っていない女性の姿が目立つ。


ただ私はインドネシア料理のほうがいいのでPasar Horasへ。


ピースサインで応えてくれたおばさん。インドネシアは女性でも気さくな人が多い印象。


こちらも大混雑の市場をぶらついていて、


とあるおかず屋に入った。メインはアヤムゴレンを選択。


特段代わり映えはしないけど安くておいしいインドネシア料理。ここは値段が通常価格に戻って14000ルピアとまずまず。いや〜やっぱり平地で温かいシアンタールに来てよかった、と実感しながら再び町をぶらつく。


さて、敢えてシアンタールという観光地でもない町に来たのは理由がある。ここから今回のインドネシア旅行の最終目的地メダンまで鉄道が通っているのだ。私はそれほど鉄道好きという訳ではないけれど、一度くらいインドネシア(スマトラ)の鉄道にも乗っておきたいところ。


ということでチケットを買いに駅に向かう。しかし、事前にネットで調べてもチケットが出てこないのは近郊列車のためかと思っていたのだけど、駅で聞いてみるとどうも直近の日程は全て売り切れとのこと。恐るべし年末年始のインドネシア。


ただ窓口で粘っていると、席なしでいいならチケットは買えるとのこと。ここからメダンまでは3時間、それほど大したことはないし、鉄道のほうがバスより安くて速そうな上、メダン駅が町の中心部にあるなど何かと都合がいい。


ということで席なしではあるけど無事明後日朝発のメダン行きのチケットをゲット。シアンタールからメダンまではたったの22000ルピア!これで今日の任務は完了。コピを飲んでホテルに戻ろうと駅近くのカフェに腰を下ろす。


インドネシアはどこでも猫だらけ。その代わり犬はほとんど見かけない。


やがてこの猫も腕枕して寝始めたのだった。


それはともかくここもコピ1杯7000ルピア。パラパットは観光地価格で高いのかと思っていたけど、この辺りはこれが標準なのか。午後はホテルの部屋で寛ぎ(と言ってもほぼこの旅日記の作成で終わる)、19時過ぎに夕食へ。


近所の中華料理屋は一人では入りにくいので、どこかに屋台村はできてないかと歩き回っているとPasar Horasの南側にSutomo Squareという屋台街ができているのを発見。


一通り物色してから一番おいしそうに見えたお好み焼きのようなものを食べてみることに。


これは具沢山で超スパイシーなオムレツだった。ボリューム的にちょっと物足りないけどソースもスパイシーで非常においしかった。15000ルピア。帰ってからまだ残っていたサラックを食べ、〆にコーヒーミックスのコピススを飲むと大晦日だけどいつも通りの一日を終えたのだった。


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