2024年1月12日金曜日

メダンからマレーシアのペナンへ~インドネシア・東南アジア周遊旅行2024(24日目)

 2024年1月5日(金)、今日はいよいよインドネシアに別れを告げ、ここメダンから飛行機でマレーシアのペナンに渡る。

7:40発のフライトなので始発の空港行き列車に乗るため3:40頃起床。荷物をまとめて4:10ホテルをチェックアウトして出発した。


まだ真っ暗なメダン市街を歩く。


4:35メダン駅に到着。メダンは空港が中央駅と結ばれているので便利。


ネット情報では空港まで100000ルピアと出ていたのだが、実際は40000ルピア(375円くらい)と安かった。ただし現金は使えずクレジットカードで支払い。また計画がズレて現金が余る羽目になった。


空港行きの始発列車は5:20発。フライト的には結構ギリギリだが、もう少しゆっくり出てきてもよかったみたい。


定刻の5:20メダン駅を出発。空港行きだけあってゆったりした作り。


対向列車待ちで遅れるとの情報もあったけど、始発列車のためかスムーズに進んで時刻通り6時過ぎにメダン空港に到着した。


メダン空港の案内板にはアラビア語と中国語に並んで日本語表記もあった。そんなに旅行者が来るとも思えないけど、ビジネスで来る人は多いんだろうか?


国際線はチェックインカウンター、セキュリティチェック、イミグレーションもガラガラに空いていてスムーズに進み、余裕で間に合った。ただセキュリティチェックでなぜか蚊取り線香が引っ掛かり没収に。蚊取り線香なんてもう何十回も飛行機に持ち込んでいるというのに。


手続きが完了したところでようやく朝食。昨日買っておいた揚げパンを食べる。油っこいけど高かっただけあって甘すぎずなかなかうまかった。たぶん大きいほうが1個5000ルピア、小さいのが1個2500ルピアかな。


今回のメダン−ペナンのフライトは初めて乗るマレーシアのFireflyというLCC。半年ほど前最初にチェックしたときは何と2600円ほどだったのだが、2ヶ月くらい前に買ったときには5600円くらいに。もう少し早く決断していれば。。。


定刻の7:40メダン空港を出発。これでインドネシアともしばらくのお別れ。インドネシア、期待していたほどの意外性、というか目新しさはなかったけど、想像以上に居心地がいいところだった。いずれまた戻ってきたい。


LCCだけど各座席には充電用コンセント、


それに水とピーナッツのサービスもあった。


そして飛行機は1時間も掛からず、時計を1時間進めて9時半頃あっという間にペナンに到着。ただイミグレーションが混雑していて空港を出たのは10時半。一応2日分の軍資金として200リンギットキャッシングして空港前のバス停に向った。


401と401Eがジョージタウンのバターワース行きジェッティーまで行くらしい。しかししばらく待ってやって来た401のバス、料金は2.7リンギットなのだが、10リンギット紙幣ではお釣りがないと乗車拒否。


仕方なく空港に戻って売店でパンを買い、お金を崩した。これは明日の朝食か昼食にでもするとしよう。


更に待って11:25ようやくやって来た401Eのバスに乗車。2.7リンギットだけどお釣りは貰えないので実質3リンギット。


所要時間は35分とあったけど渋滞に嵌って12:30ジェッティー前のバス停に到着したのだった。


メダンとペナンはマラッカ海峡を挟んで飛行機で1時間の距離だけど、気候はかなり違う感じ。暑いし日差しが強烈。この辺りはもう暑季に入りつつあるのかもしれない。


さて、今日はここペナンに泊まる。Booking.comで予約しておいたLittle India Heritage Villaに向った。ジェッティーからは歩いてすぐ。


ただチェックインは15時からとのことでこの時間にはチェックインできず、荷物を預けて先に昼食に出掛けた。


もはやペナンにはなんの興味もないのだが、楽しみはそこそこの値段でそこそこの味のインド料理が食べられること。安いホテルを予約したらたまたまだけど、名前の通りLittle India Heritage Villaはインディアンタウンの真っ只中にある。


数軒隣にめちゃくちゃ繁盛しているインド料理屋があったので入ってみた。看板メニューっぽいビリヤニのチキンを注文。ただ、びっくりするくらいでっかいチキンが乗っていて食べ応えはあったけど肝心のビリヤニはちょっと期待外れ。


パサパサでスパイス感が感じられず、色付きの炊き込みご飯といったところ。まあインドでビリヤニといっても様々なのでこういうのもありそうだけど。私は本場のハイデラバードやラクノウで修行してきたのでビリヤニに対する期待値が上がっているのはあるかも。


しかし支払いでさらにびっくり。これが何と13.5リンギット。日本円で450円くらいなので大したことはないけど、インドネシアなら3食分。私のような旅行者にはやさしくないマレーシア。


この旅最初に訪れたマラッカ同様世界遺産のペナン。マレー、中国、それにインドの文化がまるでバラバラに、しかし渾然一体となった雰囲気はとても魅力的ではあるけど、


どうも作り物っぽくて生活感が希薄でしっくりこない。世界遺産になると遺跡でも何でもきれいに整えすぎるから面白くなくなるんだよなあ。。。


それにスマトラ島では全くと言っていいほど見かけなかった外国人旅行者だらけだし。


暑いこともあって町歩きは早々切り上げ、14時前にホテルに戻ると14時過ぎにはチェックインできた。今回はドミトリーが27リンギットに税金が10リンギット加算されて37リンギット、1200円弱と最安クラスでも結構高い。


ただ早く着いたおかげで窓際の明るいベッドが選べたし、ライトとコンセントもあってドミトリーとしては悪くない。ベッドによるけどここは3面壁で残りの1面もカーテンで仕切れるようになっている。


シャワーと洗濯を済ませるともう出歩く気も起きずまったり過ごす。外で飲むと高そうなので、1階の中庭のようなテラスで自前のコーヒーミックスを飲んだ。


19時半頃夕食へ。夕食もやっぱりインド料理。


軽めに済ませようとベジタリアンのメニューはあるかと聞いてみたところ、あるというのでとある店の席に着いた。ダルとサブジのようなものを期待していたのだが、


出てきたのはダルとチャパティのみ。何とも貧相な絵面だけど、これが意外においしかった。ダルと言っても野菜の具が入っているし、鉄板で焼く油っけの少ないチャパティも香ばしくて抜群。


食後にミルクティーを追加。これはチャイというよりもタイのミルクティーやミャンマーのラフェッイエに近いものだった。チャパティを3枚食べて全部で5リンギット。コスパを考えると昼間のビリヤニなんかよりよっぽど満足度の高い食事となった。