2024年1月6日(土)、この日はマレーシアのペナンで朝を迎えた。
Little India Heritage Villaのドミトリーはまあまあ快適だったが、朝はエアコンが寒すぎるのと、蚊が多いのがやや難点。いつものように7時頃起きて朝食に出掛ける。ペナンはメダンと経度は変わらないのに時間が1時間遅いので、朝7時でもこの通り真っ暗。インディアンタウンをぶらついているとまだ閉まっている店が多い中、この時間でも賑わっている店を発見。
覗いてみるとここはパロッタのお店。パロッタといえばちょうど1年ほど前、南インドで一時期毎日食べていた思い出の食べ物。迷わずここの席に着いた。
ここでもダルが出てきたが、ここのは真っ赤な唐辛子オイルがかけられていて、ピリッと味が締まっていてうまい。久々のパロッタを堪能しつつ、ペナンで1泊したのも悪くなかったなあと実感。パロッタを3枚食べて4.5リンギットだった。
ホテルに戻って荷物をまとめ、8時頃チェックアウトして出発。ここからどういうルートで進むか迷っていたのだが、結局東海岸のコタバルに出てそこから国境を越えてタイに入ることにした。ということで対岸のバターワースにあるペナンセントラルというバスターミナルに向かう。
ジョージタウンからバターワースへのフェリーは、以前は無料だった気がするけど有料になっていて2リンギット。しかもここも現金は使えずクレジットカードで払った。
フェリーに乗り込むと8:23ペナン島を出発。15分ほどの船旅だが、今回は逆方向のフェリーが出発するまでしばらく待機を強いられ8:48バターワースに到着した。
バターワースからコタバルまでのチケットは昨日のうちにネットで買っておいたのだが、バスのカウンターで発券してもらう必要がある。乗車券38.4リンギットに発券手数料1リンギットで39.4リンギット。
コタバルまでは7時間も掛かるらしいので1番早い9:30発のQueen Expressという会社のバスを選んだ。1×2列シートの大型バス。
昨日夜の時点でもう残り2席しか空いておらず、私の席はそこだけ4席並んだ一番うしろの席。
9:35バターワースを出発。バターワース→コタバルのマレー半島横断ルートは山越えルート。
12:20山の中のドライブインで昼食休憩となった。
昨日買っておいた菓子パン(4リンギット)にアイスティー(2リンギット)を付けて昼食とした。
途中ダムを横断する。
山を越えると東側は雨模様。
思ったより順調に進んで16:53コタバル郊外のバスターミナルに到着。幸いこの辺りは雨は降っていない。
オフラインなので正確には解らないが、コタバル市街までは3kmほどだろうか。公共バスはないようなので歩いて向かう。
17時半頃コタバル市街の中心部に到着。暗くなる前にホテルを探すねば。。。しかしこれが難航。目を付けていたところはコロナ禍で廃業していたり、高かったり、あるいは受け付けに誰もいなくて電話するようにと書かれていたり。
こちらはオフラインなので電話しようにもできないし。歩き回っているとチャイナタウンらしきところにたどり着いた。
その一画にホテルが固まっているとことがあり、まず入ったStar Family Hotelでダブルの部屋が50リンギット(1600円くらい)。予算オーバーだけどここまでで最安。もう時間も時間なのでここに決めた。
エアコン付きのダブルだけど窓がきっちり閉まらず、蚊が多いけどそれはこっちで何とかするしかなさそう。手早くシャワーと洗濯を済ませて夕食に出掛ける。一応ホットシャワーだったけどタンクの容量が少ないのだろう、しばらくすると水になる。
さて、コタバルに来るのは90年代後半以来2度目。コタバルといえば盛大なナイトマーケットで有名で、確か青だったか紫だったかに着色されたご飯を食べた思い出がかすかにあるのだが。。。
25年ぶりくらいに訪れたコタバルにかつての面影はなかった。寂しい雰囲気が漂う。ちょっとだけ店が出ている一画があったが、ナイトマーケットもコロナで廃止になってしまったのだろうか?
仕方なく泊まっている中華街に戻る。
この門の周りだけ少し賑やかな雰囲気が残っている。
そこのテイクアウト専門のマレー料理屋で買って帰ることに。しかしもう殆ど売り切れで選択の余地はあまりない。
結局鶏の唐揚げと八宝菜のようなおかずにした。これで4リンギットと安かったし味もよかったのはいいけど、何となくいたたまれない気分のコタバルの夜となったのだった。