2024年9月10日火曜日

ラホール2:3日目~インド・パキスタン旅行2024(32日目)

 2024年9月3日(火)、いよいよビザの期限が明日に迫り、実質今日がパキスタン最終日。

この日もラホールに滞在中。薬が効いたのか、まだ万全ではないもののかなりスッキリした気分で朝を迎えることができた。5:40頃目が覚めたので先日キャッシングした分の返済を済ませ、7時過ぎに朝食に出掛けた。


今は止んでいるが、明け方結構な雨が降った様子。おかげで涼しいのはありがたい。泊まっているMenora Hotelの裏の路地に行ってみると、夜のような賑わいはないが、朝食を出す店はいくつもあってこの時間でもそこそこ賑わっている。


ナンを焼いている店があったので1枚テイクアウト。たぶん1枚25ルピーだと思うけど、お釣りを出すのが面倒なのか20ルピーにしてくれた。


それを持って茶店へ。ここも朝はパラタを出しているようだ。


私はナンとチャイの朝食。


体調もまずまずなので、今日はラホール旧市街のまだ歩いていないエリアを探索してみることにして9時過ぎに出発。


ホテルからまっすぐ北西に歩いて、Mochi Gateというところから旧市街に入ろうとしたものの、なぜか閉鎖されていたので公園を横切って無理矢理突入。


黒尽くめの人たちが集まって何かイベントをやっているようだ。


しかしそこから進むと迷路のような住宅街の路地に迷い込む。


路地の悪ガキども。何とか路地から抜け出して大通りに出てみると、


そこにはさらなる人だかりが。


神輿のようなものもある。お祭りか何かがあるのかも。


各所にバリケードが敷かれ、警備の警察も多数。周りの人に聞いてみるも、一応英語で答えてくれたのだと思うけど固有名詞が多すぎて理解できず。結局何をやっているのかはわからなかった。


さらに進むとスピーチか演説か何かをやっていて向こうには行けそうにない。


戻って別の道に進む。どうやら行こうと思っていたMasjid Wazir Khanというモスク周辺が規制エリアになっている様子。私は裏道から入ったが、本来はセキュリティチェックが必要だったようだ。


そちらは諦めて、旧市街一番奥にあるLahore Fort方面に行ってみる。


こちらは通常モードのようで一安心。


喉が渇いたのでサトウキビジュースでも飲もうと思ったが、手近で目に付いたジュース屋にした。


バジルシードが浮かんだ怪しげなジュース。味はまったりとした甘さで、期待した清涼感がなくいまいち。30ルピーと安かったのが救い。


この辺りはRang Mahalという建物の前のバザール。改めて見渡すとサトウキビジュース屋台もいっぱいあった。


クロネコヤマト発見。荷台部分は完全に作り替えられていると思うけど、ヤマトのカラーを踏襲しつつ、パキスタン風にペイントされているのがいいですね。


さらに歩いて城壁に囲まれたLahore Fortへ。


左手に格好いい建物があるので行ってみると、


Badshahi Mosqueというモスクだった。


現役のモスクなのでタダで入れる。


なかなかの迫力。


中の様子。


その奥に見えるのはラホールのシンボル、Minar-e-Pakistan。あまり興味がないので遠目から。


この向こう側にLahore Fortがあるのだが、ここは有料なのでパス。外国人料金は500ルピーと高いけど、インドの史跡に比べると随分良心的ではある。


今度は改めてMasjid Wazir Khan方面へ。


この通りは前回歩いた記憶がある。


Masjid Wazir Khan(ワジルハーンのモスク)。


今回は中に入りたかったのだが、イベントで閉鎖されているのか、単に入口が見つけられなかったからか、またもや入り損ねた。


ただ、イベントは終わったようで無事通り抜けることはできた。


Delhi Gateから旧市街を出て、前回の滞在中に慣れ親しんだ駅方面に向かう。


賑わうバザールを抜けると、


突然鉄工所が集まるエリアに。


ここでは資材搬送に馬車も使われているが、


牛車も見掛けた。馬力があるからか、あるいは長い鋼板を運ぶのには馬より背が低い牛のほうが適しているのかも。


昼食は何度か来ているいつもの店へ。前回食べておいしかったキーマをもう一度。前回は確かグリーンピース入りだったが、今回はジャガイモが入っている。


濃厚でうまし。薄いロティに挟んで食べていると、うまい餃子を食べているような気分になってきた。パキスタンの料理は総じてそうだが、カレーと言うより素材の味を生かした肉料理という感じ。大満足の280ルピーだった。


向いの茶店でチャイ(50ルピー)を飲んでホテルに戻った。そして夕食は、満を持してパキスタン初日に食べて感動的にうまかった駅前エリアの鶏料理店へ。泊まっているMenora Hotelは駅前エリアへ徒歩15分ほどと、日が暮れてから歩くのも苦にならない立地なのがいい。


前回はよく聞き取れずにチキンカライだったかチキンコルマだったかはっきりしないのだが、今回はチキンカライのハーフプレートを注文。


これこれ。チキンの旨みが溶け込んだグレービーにパクチーと青唐辛子がアクセントになって絶妙な味。ロティ1枚で270ルピー。やっぱりパキスタン料理のコスパは半端ない。


そして食後のデザートは行き掛けに見つけたキールを頂く。


まったりした味だが、甘すぎずいくらでも食べられそうな味。一皿100ルピー。これ思い残すことなくパキスタンを離れることができる(また近いうちに戻って来るつもりだが)。ということで充実のパキスタン最後の夜を締めくくった。