2024年8月16日金曜日

ラホールからラワルピンディへ~インド・パキスタン旅行2024(7日目)

 2024年8月9日(金)、今日はここラホールから300kmほど離れたラワルピンディまで移動するつもりで鉄道のチケットを買っている。

一昨日からの体調不良で今日の移動は危ぶまれたが、幸い体調は回復傾向。昨日の夜中頃から徐々に下痢は治まってきた。まだ本調子ではないが、これなら大丈夫か。


ということで一応7時発の列車に合わせて5時にアラームを掛けていたのだが、目が覚めたので4時半に起きて準備。5時半にホテルをチェックアウトして出発した。まだまだ油断は禁物だが、チャイで栄養補給しておく。


ホテル近くのこのチャイ屋、夜まで営業してるが、朝もこの時間に既に開いていた。その後近くのラホール・ジャンクション駅に向かう。


5:50着。列車は既に到着していた。私が買ったエコノミークラスは指定席ではなく自由席のよう。


インドのSLクラスのような、寝台にもなりそうな向い合せの3人掛け(実際は4人くらい座る)に通路を挟んで向い合せの1人掛けというシート配列。1人掛けのほうに陣取った。


定刻より10分遅れの7:10ラホールを出発。ラワルピンディまでは最安のエコノミークラスで950ルピー+手数料10ルピーの960ルピーと、意外と安くはなかった。ラホールは滞在1日を棒に振って心残りだが、帰りにまた寄ることになるのでまあいいだろう。


列車は途中対向列車との行き違いを何度かこなしながらのんびり進む。車内はそれほど混んでおらず、動いていれば風も入ってきて結構快適。お菓子や飲み物、軽食の車内販売もあったが今回は見送った。


定刻より35分ほど遅れた12:30ラワルピンディに到着。ラワルピンディもパンジャブ平野にある平地の町で、列車を出ると暑い暑い。早速ホテル探しに掛かる。


駅から続くサダルバザールのホテルを手当たり次第に当たっていくが、やはりどこも外国人不可のよう。しかもほぼ丸2日まともに食べていないせいか、声がかすれてろくにしゃべることもできない。


断られ続けて心が折れそうになったとき、ようやくCantt View Hotelというところで泊まれることとなった。ボロいツインが1500ルピーだが、この際泊まれるのであれば文句はない。


まだ油っこいパキスタン料理を食べるのは危険だが、やはり何か食べないと体が持ちそうにない。とりあえず果物でも買ってこようと下に降りるとすぐに果物屋の屋台があった。マンゴーを買う。


大ぶりのマンゴー3個(1kg)で300ルピー。甘み、酸味とも若干物足りないやや大味なマンゴーだったが、3つとも一気に平らげた。しかしようやく人心地ついたと思ったら、やっぱり泊められないから出ていってくれと追い出される羽目に。ここも外国人不可だったようだ。


ガックりうなだれながら再びホテルを探して彷徨い歩く羽目に。しかしサダルバザールのホテルは全滅。イスラマバード(隣町)に行け、とか6kmほど離れたCity Innというところを紹介したりしてくれたが遠すぎる。もう少し近場で中級ホテルが固まっていそうなCommittee Chowkまで行ってみることに。


2kmちょっとの道のりだが、この暑さの中今の体力ではかなりハードだった。Committee Chowkまで後もう少しのところで歩けなくなり、チャイ屋にへたり込む。


水をがぶ飲みし、チャイを飲むとようやく少し生き返った。ここは露店ではなく店を構えているためかチャイ1杯60ルピー。


店を出てふと横を見るとホテルの入口がある。ダメ元で2階のレセプションに上って聞いてみると、、、泊めてくれると言う。1泊2000ルピーのところ1800ルピーに値切ってようやく決定!ふ〜、助かった。。。


Hotel Gulzarというホテル。内装はわりときれいにリフォームされている。窓は廊下側のみのツイン。弱いけど一応wifiあり。適正価格は1500といったところだが、この際そんなことどうでもいい。許容範囲内の値段で泊まれるだけで十分だ。


ようやく落ち着いたもののもうフラフラ。何か食べないとマズそうだが、下痢がぶり返してきそうな気配もある。ここはもう少しリハビリ続けることにして夕食はバナナだけにしておこう。


一房で100ルピーと激安だった。ただ、疲れすぎて食欲がなく、手を付けられず。せっかく買ったけど明日に回すことにしよう。パキスタン、人は親切だし食べ物はうまいし物価は安いしいい事尽くめなのだが、これから先も常にホテル探しに苦戦するのかと思うと何だか気が重い。