2024年8月17日土曜日

まだ本調子じゃなかったラワルピンディ2日目~インド・パキスタン旅行2024(8日目)

 2024年8月10日(土)、ラホールから少し北上したものの、同じくらいかそれ以上に暑いラワルピンディ。

昨夜は途中で天井のファンの調子が悪くなって暑くて眠れなくなり、部屋を換えてもらうというハプニングがあった。おかげで3階からレセプションのある2階に移ることになり、wifiの電波がビンビン飛んできて快適にネットできるようになったのはよかった。

そんなこともあってよく眠れず6時頃には起き出した。先日キャッシングした分を繰り上げ返済したところ、1パキスタンルピー=0.53円といったところだった。ちょうどタイミングよく円高になってくれてかなり助かっていると思う。


それはさておき体調の方はほぼ問題なさそうなのだが、昨日買って食べなかったバナナがあるので朝食はそれで済ませた。その後8時半くらいから出掛けることに。もう止んでいるが、朝方結構な雨が降ったようだ。まだ空が暗いので念のため折りたたみ傘を持った。


これから北部の山岳地帯に入っていくのだが、そうなると銀行事情はさらに悪くなりそうなので当面必要になりそうな分は現金で持つことにした。ということでまずは銀行へ。


近くのMCB Bankというところに行ってみると、今回はセディナのマスターカードであっさりとキャッシングできた。しかも3万ルピー。ATM環境が悪いのはラホールだけだったのか?


その後チャイを飲んで休憩していると、ぽつりぽつりと雨が落ちてきた。慌てて帰ろうとしたものの時すでに遅し。あっという間に土砂降りになった。正に「バケツをひっくり返したような」凄まじい雨で、折りたたみ傘では全く太刀打ち出来そうにない。


仕方なく軒下に退避して止むのを待つ。こういうスコールのような雨はわりとすぐに止んでくれるものだが、この雨はそう甘くはなかった。1時間以上降り続いて少し弱まってきたところで地元の人は溜まった水を掻き出したりと活動し始めた。私も傘を差して帰路につく。


結局午前中はそれで終わり、お昼を回ったところで昼食へ。外に出るとさっきまでの雨が嘘のようにすっかり止んでいつものクソ暑いラワルピンディに戻っていた。


ところでGoogle mapを見ていると、近くのLunda Bazar Rdという通りにニハリ屋が並んでいるのを発見。そろそろお腹も大丈夫だろうとお昼はニハリを食べに行くことに。そのルンダバザール通りを進んでいく。


アルファベット表記の看板は出ていないが、わりと繁盛しているたぶんBhola Nihari Walaという店に入ってみた。ビーフニハリを注文。


器の表面1cmくらいが油の膜で覆われたニハリ。味は悪くなかったが、如何せん病み上がりには油がキツすぎ。食べ終わると若干胃がムカムカしてきた。さらに値段がナン2枚を付けて560ルピーと高い。まあインドルピーにすると200ルピーもしないので言うほど高いわけではないけれど。。。


ちょっと、というか名実ともに、というか心身ともにと言うべきか、いずれにしてもかなり後味の悪い昼食となった。腹ごなしにその周辺でラワルピンディの下町のラジャバザールを散策。


これはLal Haveliという史跡らしいけど、1階部分はガッツリと現役の商店として活躍中。


人で溢れ返るバザールの細い路地。いつもなら興味津々で突入していくところだが、今回はクソ暑い上に胃がムカムカして変な汗が止めどもなく吹き出てくるので怖気づいて止めておく。乗り合いのチンチーを捕まえて、次の移動に備えてバスのチケットを買いにバスターミナルに向かった。


Qingqiと書いてチンチー。ラワルピンディとイスラマバードの中間辺り、ピルワダイ(Pirwadhai)にあるバスターミナルにやって来た。ラジャバザールの中心フォワラチョーク(Fowara Chowk)からは50ルピーだった。


その一角にある国営バスNATCO(Northern Area Transport Corporation)のオフィスへ。ここもそれほど混んでおらずあっさりと買えた。北部に行くには夜行移動が避けられそうにないので、安全をみて明後日の便にしておく。北部の中心地ギルギットまでは3020ルピーと結構高め。これで今日の任務完了。


帰ろうとするとちょっとこっちへ、と呼び止められる。パキスタンでは外国人が珍しいのかかなり頻繁にあって普段はいちいち相手にしてられないのだが、今は体調不良で座って休みたいところだったので応じてしばし談笑。大抵何でその年になって結婚しないのか、という話題になって面倒なのだが。。。


それでもチャイをご馳走してくれたり、旅人を温かく迎えてくれるのは本当にありがたい。日本には「おもてなし」の心があるとは言うけれど、それはあくまで商売上の話であって、少なくとも現代の日本においては見知らぬ人を見返りを求めずもてなす文化なんてないですしね。


さて、帰りも乗り合いのチンチーで。チンチーはバイクの後ろに3人掛けのシートが前後背中合わせに連結された乗り物。今回初めて後ろ側に乗ったが、進行方向の道路状況がわからない上、すぐ間近まで後続のチンチーやらオートやらが迫ってきてなかなかスリリングだった。


体調は優れないが、やたらのどが渇くし清涼感が欲しい気分だったのでPepsi Strongerを買って帰った。1Lで150ルピー。


さて、夕方になって外に出てみると、屋台もたくさん出てホテルの前の通りは昼間以上に賑わっている。しかし気分は優れず、やはりまだ普通の食事は無理っぽい。


ただ水分は十分摂っているのにやたら指や腕が攣りそうになるのは塩分が不足しているためなんじゃないかと思ってスナック菓子を買ってきた。1個60ルピー。ペプシにスナック菓子、食べ歩きを楽しみに遥々こんなところまでやって来たというのに、いったい何やってんだか、という感じだが。。。