2024年8月29日(木)、この日はKP州の中心地ペシャワールで朝を迎えた。
ハエはどこにでも大量にいるけど何故か蚊はこれまでほとんど見ることがなかったパキスタン。スワートに入ってからちらほら見かけるようになったが、昨夜はとうとう猛攻にあってなかなか寝付けなかった。夜中に押すだけベープを一吹きすると、意外と効いてくれてようやく眠れたものの、そんなこともあって起きると既に7時前。起き出して朝食に出掛けた。近所をひとしきり歩いてみたところ、ペシャワールでもこの時間食べられそうなのはやはりパラタ。
パラタでもいいけど他に何かないかと辺りを覗うと、既に開いているナン屋があったので1枚テイクアウト(20ルピー)。
それを持って軽食屋でチャイとナンの朝食にした。ペシャワールではチャイもポットで出てくる。2.5杯分で100ルピー。ここのパラタは大と小の2種類あった。同じ生地を使っているようなので、食感に違いが出るのかも。
今日は久々に移動がないので午前中は部屋でのんびり過ごし、11時頃昼食がてら散策に出掛けた。ペシャワールでは外国人が出歩くのは推奨されていないのか、出掛ける時にはフロントに言付けるように言われているのだが、その度に「何でだ?」「どこに行くんだ?」と聞かれるので若干うざいのだが。
ストライキが終わって活気を取り戻したペシャワール。
カブリゲートをくぐって旧市街に入る。
天然歯ブラシの店。先端をほぐして磨きやすいようにしてあるものもある。
バザールの細い路地に入っていく。
バザールは一つの路地に延々と同じ店が連なっているのが特徴。
この辺りは皮を扱う店が連なっていた。
こちらはペシャワールサンダルとして知られるサンダルの商店街。一軒のお店で危うく買わされそうになった。天然皮革で手作りのサンダルが2500ルピー(1300円くらい)と格安だったが、せっかく買っても履かなさそうなので丁重にお断りして先に進む。
こちらはチキン料理や肉屋が並ぶ。この辺りでチキンを頼むと丸焼きかその半分の選択で、量的にも価格的にもなかなか手が出ない。
豪快なしっぽ付きビーフ。
装飾品売り場に来るとさすがに女性の姿も目立ってくる。
ただし装飾品であろうと女性用下着であろうと売り手は全員男なのがパキスタン、というかイスラム世界。
ブルカと呼ばれる衣装の、目の部分だけメッシュで足元までスッポり覆われたオバQみたいな女性もちらほら。
途中でカワをご馳走になる。湯呑みは共用だが気にしてはいけない。
こちらはマトンの店。
店先には頭部と足先が並ぶ。容器にはマガズと呼ばれる脳みそも。私は触手が伸びないが、脳みそカレーや脳みそニハリは一日限定◯◯食とかで人気らしい。
モモを見つけたので買っておく。1kg300ルピーで大きめ4個が200ルピー。
泊まっているRose Hotel前から連なるNamak Mandiという大通り。
昼食はレバー焼きの露店にした。
向いの店のダヒー(ヨーグルト)も付けた。これは甘くない飲むヨーグルト。
低い椅子に座って、地面に置いて食べる。ピリ辛のレバー炒めにさっぱりしたダヒーがよく合ってうまい。ダヒーが100ルピーで占めて320ルピー。
賑やかなナマクマンディを馬が駆け抜ける。
食後はカワ(60ルピー)で一服。
すぐ横がモスクで、13:20頃ちょうどお祈りの時間なのか早足の男たちが続々と吸い込まれていく。入口には靴磨き屋がいて、お祈りしている間に磨いてもらっている人もいる様子。
部屋に戻ると、まだ昨日のマンゴーもあるけどモモを剥いて食べた。パキスタンでは白桃も見掛けるけどこちらはより濃厚な黄桃だった。
19時過ぎに夕食へ。何を食べようか迷ったが、無難なビーフコルマにした。
つもりだったがこれは失敗だった。油が多すぎな上に味が単調で、しかも肉が多すぎて食べきるのに苦労した。どうやらフルプレートで出てきたようで、せめてハーフプレートにしておくべきだった。その分値段も420ルピーと高め。
昨日はストライキで早仕舞いしたのかこの時間見当たらなかった茶店が、今日はまだ開いていたのでカワを飲んで口直し。ポットだとちょっと多すぎるけど、カワなら60ルピーと安いしさっぱりしているのでまあ飲める。
ポットが置いてある白い部分は火鉢のようになっていて保温している模様。ここにしばらく置いて煮出しているのかもしれない。さて、今日はかなりの蚊をやっつけたけど、念のため押すだけベープを一吹きしてから寝ることにしよう。