2024年9月6日(金)、この日はアムリトサルからラクナウに向かう寝台列車で朝を迎えた。
インドの鉄道はRACというステイタスだと1つの寝台に2人充てがわれることもあるのだが、幸い今回は独り占め。懸案だった下痢も一時的なものだったらしく、まだ万全ではないが体調はそれほど悪くない。6時過ぎに目が覚めたので、車内販売のチャイ(10ルピー)を買ってバナナとチャイで朝食とした。
この辺りは昨夜から結構な雨が降っていたが、
ラクナウに近づくにつれて天気はよくなってきた。
45分ほど遅れた11:20ラクナウ・ジャンクション駅に到着。途中2時間近く遅れていたことを考えると上出来。
無駄にデカくて豪華なラクナウ駅。
向いのメトロ駅を越えて、チャルバーグ(Charbagh)と呼ばれる駅前の繁華街に向かう。
1年ぶりのラクナウ。
しかし昨年泊まった地元民向けのホテルに行ってみると、経営が代わったのか今回は外国人不可。昨年ラクナウ初日に泊まったドミトリーもダメ。こうなるとほとんどの安宿が外国人不可のラクナウは厳しくなる。
紹介されたContinental Hotelに行こうかと思ったが、ダメ元で目に付いたアルファベット表記のない別の地元民向けのホテルで聞いてみると、泊まらせてくれそう!インドでは時々こう言う真空地帯ような、なぜが外国人も泊めてくれるアウトロー的な安宿が見つかるから侮れない。
シングル200ルピー、ダブル350ルピーなのでまともに電気が点くダブルにしようとしたのだが、よく見るとその部屋にはコンセントがない。それでは困るので、仕方なく電気は暗いしほぼシングルベッドのスペースしかない独房のようなシングルで手を打った。
ようやく落ち着いたところでチャイで一服。ここは大きめの紙コップで出されて15ルピー。
昼食は、昨年も行った旧市街のRaheem's Kulcha Nahaliへ。
既にお昼を回っているので乗り合いの電動オートリキシャに乗った。すると前を走る乗用車に横から出てきたトラックがぶつかって、、、
後ろのバンパーが壊れたが、気付いてないのかそのまましばらく走行。日本だったら確実に警察沙汰だが、こちらではこのくらい日常茶飯事で大して気にしないのかも!?
これからヒンズー教のお祭りか何かあるようで、各所で飾り付けが行われていた。
チャルバーグからチョーク(Chowk)呼ばれる旧市街の交差点まで、今回はなぜか20ルピーと安かった。
この辺りはラクナウのムスリムエリア。
老舗のRaheem's Kulcha Nahaliへ。奥にちゃんとした飲食スペースがある。
今回もバフニハリ(水牛のニハリ)とクルチャにした。相変わらず油の量が半端ないニハリ。うまかったけど、病み上がりに食べるものではなかったか。去年よりも若干値上がりしているが、それでもクルチャ2枚で116ルピーとまだ良心的。
帰りは腹ごなしに歩く。裏路地にはロティの店が並んでいる。
ここで焼いているのはシールマールと呼ばれる色付きのロティ。
ルマリロティと呼ばれる薄いロティは、中華鍋をひっくり返したような半円形の鉄板で焼く。
大通りに出てチャルバーグ方面へ。
途中でチャイ休憩(10ルピー)を挟んで部屋に戻った。その後19時過ぎに夕食へ。
最後に去年も立ち寄った記憶のあるチャイ屋へ。ここのチャイはショウガを入れているのでうまいのだ。インドは広いので、チャイと言っても地域や店によって様々だが、ほぼ普通のミルクティーだったパキスタンに比べるとチャイに関しては概してインドのほうがうまい。10ルピー。