2024年9月14日土曜日

ラクナウからシリグリに向けて出発~インド・パキスタン旅行2024(36日目)

 2024年9月7日(土)、この日はラクナウの名称不明の安宿で朝を迎えた。

これまで泊まった中で、個室では恐らく最安200ルピー(約350円)の部屋、ファンの調整ができず強すぎるので止めて寝たのだが、暑すぎることもなく値段からするとまあまあ快適に眠ることができた。


6時半頃起床。先日キャッシングした分の返済をすると、レートは1インドルピー=1.76円くらいだった。その後急速に円高が進んだので、もう数日待てばよかったが。7時過ぎに朝食に出掛ける。あまり食欲がなく、油っこいものは食べたくない。何か食べられそうなものはないかと物色し、


結局屋台のカットパパイヤを食べることに。パパイヤはメロンを薄めたようなぼんやりした味だが、塩を振りかけて食べるとそこそこうまい。上に乗っている紫のヤツは塩っぱい漬け物のようなものだった。20ルピー。


食後のチャイ(10ルピー)を飲んで部屋に戻る。


しつこい風邪のせいで相変わらず体調が優れないので午前中は部屋でまったり過ごして12時にチェックアウト。


今日は夜行列車で西ベンガル州北部のシリグリまで移動するので、それまで荷物を預かってもらうことにして出掛けた。


相変わらずお腹は減らないけど一応昼食へ。タンドール(窯)でロティを焼いているノンベジ系の店で、軽めにサブジでも食べようと思って入ったのだが、あるのはビーフとダルとのこと。ダルではちょっと寂しいなあとビーフにしたのが間違いだった。


油たっぷりギトギトのビーフコルマ。うまいけど、やっぱり今の体調では無理だった。ロティ1枚食べたところでギブアップ。値段は65ルピーと安かった。


さて、今回の移動はほぼ丸一日、22時間超の長丁場。まずは今日の夕食用にチキンビリヤニをテイクアウト。ハーフサイズ(500g)で120ルピー。さらに明日の朝食用にバナナ6本30ルピーを購入し、まだ早いけどやることもないので13時半頃駅に向かった。


今日の便はラクナウからシリグリ近郊のニュージャルパイグリ駅までのSLクラス。こちらも予約時はWL(一桁台)だったが、数日前にCNF(Confirmed)に昇格。CNFはRACより一つ上のステイタスで、席番は未定だが、席は確保されているので安心できる。


しかし今回の便はラクナウ始発ではなく、遥かインド北西の端ジャンムーからやって来る便。定刻15:30着だがすでに1時間以上遅れている様子。


胃はムカムカしているが喉が渇くのでサムズアップコーラの1L(50ルピー)を買って駅のベンチでガブ飲みした。


そうして油断していたところ、サルにバナナを奪われた!まるで人間のような雄叫びを上げてバナナを奪うと、さっと屋根の下に逃げていった。余裕しゃくしゃくで私のバナナを貪り食うサル。透明のビニール袋に入れていたのが敗因だったか。


仕方ないのでホームで売っているバナナを改めて購入。ラクナウではどこもバナナは1本5ルピーが相場みたい。


そうこうしているうち、1時間5分ほど遅れた16:35ようやく列車が到着。当然のように私の席には先客があったが、チケットを見せると席を替わってくれと頼まれた。


ボックス席の最上段から一番好きなサイドの上段に替われそうなので了承して席を移る。16:50ラクナウを出発。ただ、予期していた通りその後お腹の調子が急変。何度も席とトイレを往復する羽目になったのだった。


幸いインドの鉄道は車両の前後に2つずつ、つまり連結部には4つトイレがあるので非常に助かった。当然夕食に用意していたチキンビリヤニは食べられず。それより何より、無事に朝を迎えられればいいのだが。。。