2025年1月18日(土)、この日もコロンボのIsland Innに滞在中。
昨夜は電気蚊取りマットをセットして眠りに就いたのだが、夜中に蚊にやられて目が覚めた。どうやら蚊取りマットの効果が切れたようで、仕方なく新しいマットに入れ替えて再び眠りに就いたのだった。ここからまずは黄金海岸と呼ばれる南西海岸沿いを下っていくことにした。今日は60kmほど南下したアルトゥガマまで行く。午前中のうちに着きたいので6時に目覚ましをセットして起床。7時にホテルをチェックアウトして出発した。まだ閑散としているペターを歩いてフォート駅向かう。
15分ほど歩いてフォート駅に到着。
切符売り場で聞いてみると、次のアルトゥガマ行きは8:30発、2等が300ルピーとのこと。十分安いけど3等がいいと言うと別の窓口に行くように言われてそこで切符を購入。3等なら140ルピーとさらに激安だった。窓口は土曜日ということもあるのか、どちらも意外なほど空いていた。
まだ時間があるので朝食にする。近くの軽食屋に入って、他の客が食べていてうまそうだったパンケーキようなものを注文。
サンバルとチャトニーをかけてもらう。サンバルと言っても南インドの酸味が効いたスープカレーではなく、マイルドな味付けのカボチャ入りダルといった感じのカレー。
朝から食べ応えがある。パンケーキ2枚に食後にプレーンティーを付けると、こちらも350ルピーとなかなか払い応えがあった。うまかったからまあいいけど。。。
駅に戻って教えられたプラットフォームに行ってみると、既に結構な人だかりが。
8:10に列車が到着すると乗客が一斉になだれ込むので私も慌てて乗り込んだ。東京の通勤電車並のすし詰め状態。すると列車はまだ8:15なのに出発。あれっ、乗る列車を間違えた?
ただ南行きなのは間違いなさそうなので、まあいいかとそのまま乗っておくことに。
しばらくすると段々と降りていき、ちょうど前の座席が空いたので座ることができた。
その後さらに空いてきて窓際の席に移動。海岸沿いを走る車窓の景色を堪能した。
20kmほど走って9時頃モラトゥワという駅に到着。ここでほとんどの客が降りてしまったが、乗ってきた乗客もいるのでまだ先に進むんだろうとそのまま乗って待っていると、
何本か対行列車や追越し列車をやり過ごした後、何と反対のコロンボ方面に向かって走り始めた!しまった、やっぱり間違っていたようだ。どうやらこれはコロンボ周辺を行き来する近郊列車のよう。
次の駅で降りようとするも、途中の小さな駅はプラットフォームが短いようで、列車が停まっても私が乗っていた先頭車両はプラットフォームに届かず降り損なう。2駅降り損なって9時半頃、3駅目のラトゥマラナ駅でようやく降りることができた。
駅員に聞いてみると、次のアルトゥガマ行きは10:00発とのこと。かなり無駄な動きをしてしまったけど、列車は頻発しているようで大事には至らずに済みそう。時間があるので駅前の小さな商店でお茶休憩(50ルピー)。
それにしても、、、スリランカの鉄道はGoogle mapに発着案内が出ているものの全く当てにならず、車両に行き先表示もないのでなかなか難易度が高い。
10時過ぎにやって来たガラガラの列車に乗り込み、10:10ラトゥマラナ駅を出発。この列車、私が降り損ねた次の2駅には停まらなかったので、結果的にはラトゥマラナ駅で降りたのは正解だったようだ。
そこからは海沿いの景色を満喫しながらの快適な鉄道旅となった。
空いているので地方路線なら3等でも十分快適かもしれない。ただ、路線によるのかもしれないけど車内販売などはなくてちょっと味気ない感じ。
この列車もどこまで行くのか分からないまま、途中で乗り換えになるのかも、と少しそわそわしながら待っていると11:20無事アルトゥガマ駅に到着。
駅を出て早速ホテル探しに掛かる。アルトゥガマは、政府が開発したというリゾート地のベントタと川を挟んで対岸にある町。こちらは比較的大きな町で、リゾートっぽくない普通のホテルもあるんじゃないかと踏んでいたのだが、こちらも結構なリゾート地のよう。
バスターミナル周辺ならGoogle mapに載ってないような安宿があるんじゃないかと期待したが見つからず。何軒か当たってみたが、最低3500ルピーで値切ってもせいぜい3000ルピーと難航した。諦めて3000ルピーで手を打つかと戻っていたところ、途中にあったSakura Hana GHで2500ルピーの部屋を発見。
ようやく落ち着くことができたのだった。いくつか見てきた川沿いのホテルのような開放感はないけど、バス・トイレ付きのダブルで、私としては高いけど悪くない部屋。ただし今日は工事があって18時まで町全体が停電中とのこと。
名前から分かる通り、オーナーは13年間日本で働いていたらしくカタコトの日本語を話す日本びいきの人だったが、ヨーロッパ人や中国人は来るけど日本人はほとんど来ないと嘆いていた。日本人はビーチリゾートよりも史跡名勝ほうが好きですからね。
さて、落ち着いたところで遅めの昼食に出掛けた。アルトゥガマは大きな町といってもメインストリート沿い数百メートルに店が並んでいる程度。いくつかあった食堂から手頃そうな店を選んで入った。ライス&カリーwithチキンを注文。
丁寧に作り込まれていてうまかったが、600ルピーと吹っかけられたので後味は今いち。実勢価格は400ルピーといったところだろう。
どうやらハズレっぽいアルトゥガマだが、とりあえず町を散策してみる。ベントタ川の川沿いを走るリバーロードを歩いてみたけど、川沿いはどこも私有地みたいで川には出られず。
そのまま下って橋を渡って対岸のベントタに行ってみる。
アルトゥガマはこのベントタ川のリバークルーズなんかが人気のよう。
川を渡ってベントタに入ると、今度は海沿いのビーチロード入った。高級なリゾートホテルが並ぶ。
公園ようなところから海に出てみると、そこはやっぱりビーチリゾート。
ただ浮ついた感じはなくて落ち着いた雰囲気。こういうところでのんびり過ごすのも悪くはなさそうだけど、、、一人で来てもね。
ベントタ駅で線路を渡って、
メインストリートのゴールロードへ。町というほどのところでもなかった。
今度はそこから脇道に入ってベントタ川沿いに行ってみたけど、
水上に浮かぶお寺があったくらい。
大仏をチラッと見学して部屋に戻った。
シャワーと洗濯を済ませてコーヒーでも飲もうと思ったけど停電中でお湯が沸かせず。仕方なく水で我慢してこの旅日記の作成に掛かった。そうこうしているうちに雷鳴とともに激しいスコールが降り出して一層気分が盛り下がった。18時を過ぎても電気来ないし。。。
18:20頃ようやく電気が来て、外は雨も上がった模様。18時半過ぎに夕食に出掛けた。今度はボラれたくないので、店の前にメニューが出ている食堂に入った。ただやっぱりこの時間はライス&カリーはないとのことで、コットゥを選択。エッグコットゥ400ルピー。
コットゥというのはロティを細かく切り刻んで炒める料理。コテでガシャンガシャンと豪快に切り刻みながら炒めていく。チャーハンのようなパラパラ系ではなく、モッサりした食感だけどこれが結構いける。スパイシーかミドルにするか聞かれたのでスパイシーにしたけど、辛すぎず非常にうまかった。
今日はホテルに加えて食事も朝昼晩とも予算オーバーだったけど、スリランカはもはやインドやパキスタンのよう安くはは過ごせないのかもしれない。せっかく来ているので意識を切り替えて、あまりケチケチせずに満喫しようと思う。ちなみに先日キャッシングした分を返済したところ、1スリランカルピー=0.54円くらい。