2025年2月20日(木)、いよいよこの旅も最終日。
今日はここスンガイコーロクからマレーシアに入り、一気にクアラルンプールまで移動してそのまま帰国するというスケジュール。ということでゆっくりとはしていられないので4時に目覚ましを掛けていたのだが、3時に目が覚めたのでそのまま準備開始。朝食は昨日食べきれなかったカオニャウとマンゴー。その後は早起きしすぎたせいで時間を潰し、5:20ホテルをチェックアウトして出発した。まだ真っ暗なスンガイコーロクだけど、さすがタイだけに市場には明かりが点いていて開店準備の真っ最中だった。
5:36イミグレーションに到着。国境は6:00に開くと確認はしていたのだけど、5:00という情報もあったので早めに行ってみたのだがやっぱりまだだった。
待っていると続々とバイクや車がやってきて列を作る。さてそろそろ6時、私も行こうと立ち上がったとき痛恨のアクシデント発生。待っている間に財布の中身をタイバーツからマレーシアリンギットに入れ替えたのだが、その財布がない!
一瞬待っている間にスラれたのかとも思ったが、そんな接触はなかったし、そもそもここはタイだ。慌てて財布を整理していた場所に戻ってみたが見当たらない。さーっと血の気が引く中もはやこれまでか、と途方に暮れているとタイ人男性が近づいてきた。
「マネー?マネー?」と聞くので両替屋かと思って立ち去ろうとすると、その男性が私の財布を差し出してくれた。いやー助かった!ざっと中を確認するともちろんそのまま。危機一髪だったがさすがタイ、ほんとに感謝しかありません。ありがとうございました!
あわや路頭に迷うところだったが、何とか事なきを得てイミグレーションに向かう。スムーズに進んで6:10タイを出国。歩いてマレーシアのイミグレーションへ。
国境になっているコーロク川を渡る。すぐ向こうに鉄道の橋もある。一応線路は繋がっているようだけど、マレーシア側はこの路線はもう使ってないみたい。
マレーシアのイミグレーション。
車、バイク、歩行者と窓口が分かれている。こちらも思いの外スムーズに通過し、時計を1時間進めて7:20マレーシアに入国完了。
そのまま歩いて行くと、すぐに左手にランタウパウジャンのバスターミナルがある。あらかじめネットで8:30発KL行きのチケットを買っているのだが、こんなことなら始発の7:45でもよかったかな。
とは言えすぐに見つかったからよかったものの、財布をなくしたりしたことを考えると多少余裕を持っておいて正解だった。まだ時間があるのでランタウパウジャンの町を散策してみることに。
ランタウパウジャンの町は国境から続く大通りの右側(南側)の奥にある。ピンクのモスクはスンガイコーロクの船着き場からも見えていたMasjid Mahmoodi。
手持ちのリンギット現金が乏しいのでATMを探しつつぶらぶら歩いてみたが、時間のせいか閑散としていて面白みなし。ATMはあったけど、残念ながらセディナのクレジットカードもwiseのデビットカードも使えず。あと50リンギットあるのでまあ何とかなるだろう。
8時過ぎにバスターミナルに戻ると、続々とバスがやって来て俄かに活気づいてきた。殆どが2階建ての豪華バスだが、
私が乗るのは一番安かった1階建てのMyXpressのバス。それでもランタウパウジャンからKLのTBSターミナルまで40リンギット(約1400円)。
乗客3人くらいのガラガラ状態で8:30ランタウパウジャンを出発。相変わらずマレーシアのバスは乗車率が少なくて、こんなので経営が成り立つのか心配になってくるが、この路線も同時刻に複数のバス会社が運航しているのでまあ大丈夫なんだろう。
その後途中のパシールマス、タナメラに立ち寄って少し乗客を集めながら走る。しかし、、、KLまでは5、6時間で着くんじゃないかと大して調べもせずに思っていたのだが、一般道をのろのろ走って遅々として進まない。
12:20、4時間弱走ってまだ中間地点よりもだいぶ手前のグアムサンという町に到着。ここで昼食休憩となった。飛行機の出発時刻は19:10、やばい、この調子だと間に合わない。LCCだともし間に合わなかったら別の便を買い直すことになりそう。。。
ただもう焦ってもどうしようもないのでとりあえず昼食にする。サービスエリアのようなところのフードコートで、おかずを自分でよそう店にした。野菜スープのようなやつと牛肉の炒め煮のようなものを選んだ。
するとこれが何と12リンギット。タイバーツだと100バーツくらい?まあ日本円にすると400円ちょっとなので高いわけではないけどちょっとびっくりした。牛肉を盛り過ぎたのが敗因か。味は悪くなかったし、マレーシアは半日滞在なのでまあいいけど。。。
その後13:00にグアムサンを出発。ここからは私が想像していたような片側2車線の高規格の道路を走り始めた。この調子なら何とか間に合うかもしれないと期待したが、まだKLまでの高規格道路は完成していないようで、時々一般道に降りてスローダウン。
ベンタという町からようやく快調に進みだし、辛うじて望みは繋がっている状態。チェックイン締め切りの18:10までに空港に着くには16時半頃までにはTBSに着かないとまずいのだが、ぎりぎりの攻防となった。
高層ビル群が見え始めてKLの市街地に入ると今度は渋滞。やきもきしながら待っていると、、、
16:35TBSに到着、これはいけるかも!と急いでバスのチケットカウンターに並ぶ。しかし散々待たされた挙句、次の空港行きは18時だと!それだと絶対間に合わない。ふとTBSのすぐ横にKLIAトランジットという鉄道が走っているのを思い出した。そっちならまだ間に合うかも。
行ってみるとTBSから空港までは38.4リンギットとバスの3倍以上掛かるが、次の便は17:10発。こんなところでケチっている場合ではないだろう。現金不可なのでカードで払って17:10の列車に乗ることができた。
初めてのKLIAトランジット、空港までどのくらいかかるのか心配したが、30分強の17:43KLIAの第2ターミナルに到着、これなら間に合う。
今日は朝から焦りっぱなしだったが、チェックインカウンターも出国審査もわりとスムーズに通過できて無事飛行機に乗ることができたのだった。
帰りもシンガポール乗り継ぎのスクート。シンガポールのチャンギ空港ではなぜか到着時にもセキュリティーチェックがあって大混雑だったが、
マレーシアで買っておいたパンを夕食に食べるくらいの余裕はあった。この日の夕食はマレーシアでの私の定番、カヤクリームのでっかいパン、4リンギット。これが140円なのでもはや日本とかわらないが、とりあえずまあまあうまいし腹は膨れる。
その後少し遅れたものの、翌日2025年2月21日6:35成田空港に到着。南国で厳寒期をやり過ごしたつもりが運悪く今シーズン何度目かの最強寒波に見舞われて、出てきたときと変わらない寒さの日本だったが、心なしか陽の光は強さを増したよう。9時前には無事帰宅できました。
ということで今回の避寒旅行スリランカ編はおしまい。最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。あと1週間もすればいよいよ渓流解禁。私的解禁はまだ先になりそうですが、ぼちぼち準備を始めて釣りモードに切り替えていこうと思います。