2025年2月19日(水)、この日はタイ南部のヤラーという町で朝を迎えた。
6時半頃起床、昨日買ったマンゴーが1つ残っているのでそれとコーヒーで朝食にし、荷物をまとめて7:35ホテルを出発。今日は鉄道で国境の町スンガイコーロクまで行く予定。タイ・マレーシア間には幾つか外国人も越えられる国境があるが、今回はまだ行ったことがないスンガイコーロク↔ランタウパウジャンのルートで行ってみることにした。
駅に行って切符を買おうとすると、今回初めてパスポートの提示を求められた。次のスンガイコーロク行きは8:25発の快速、3等で52バーツだった。3等でも指定席だったのはやはり快速だからか。
タイでは8時になると国歌が流てみんな起立する。座ったままのムスリムのおばちゃんは、未だにこの地域のタイへの帰属を認めてないのかもしれない。
期待に反して列車は50分ほど遅れて到着。この列車はバンコクから南部線最奥終点のスンガイコーロクまで走る、恐らくタイでは最長距離の便。そうなると途中特急や急行に先を譲ってこのくらいは遅れてしまうんだろう。
45分ほど遅れて9:08ヤラーを出発。
途中町らしい町は数か所しかなく、緑の多い田園地帯を進んでいった。
その後も挽回することなく11:03スンガイコーロクに到着。
スンガイコーロク駅、繁華街のある南側には駅舎と呼べるようなものはないみたい。
国境の町だからだろうか、殊更タイ感が協調された歩道橋を渡ると、
すぐに市場のようなものがあったが、既にこの時間は閑散としている。
まずは目を付けていたTaksin Hotel 1というホテルに行ってみると、
かなりくたびれてはいるけど、清掃は行き届いていそうなダブルが250バーツで即決。一通りの調度品が揃った好みの旅社。一応テレビもある。
落ち着いたところで昼食がてら散策に出掛ける。
まずは先ほど見つけた市場に行ってみると、
営業しているのは衣料品の店やお菓子屋くらい。
生鮮品コーナーはもう終わったみたい。
その一画に食堂があったので昼食はそこにした。今回はすまし汁のようなスープとアジフライを選択。
全部冷めきっているし、スープはまたしても甘い。これがタイ深南部の味なんだろうか。これも悪くないけどもう少しスパイシーなほうが好み。値段は50バーツと普通。
冴えなかったMunicipality Market(公設市場)を後にしてぶらついていると、その東側が普通のマーケットエリアになっているのを発見。
ここももう片付けが始まっていて活気はないが、
こちらのほうがまだ面白みはあった。
果物屋が並んでいる一画。
安かったので今日もマンゴーを購入。今回は1kg20バーツのものに少しアップグレード。2個でたぶん6~700gくらいだったけど10バーツにしてくれた。
明日は早朝暗いうちに国境を越えてマレーシアに行く予定なのでイミグレーションをチェックしておく。
聞いてみると国境が開くのは6:00とのこと。
線路はまだ先まで続いているけど国境を越える列車の運行はないみたい。
なのでスンガイコーロク駅より東側の線路沿いは公園にになっている。
町に戻って今度はもう少し西側を散策。
ムスリム系衣料の専門店。
タイだけど、女性はもとより男性でも熱心そうな人はワンピースのような踝丈の服にムスリム帽とバリバリのムスリム装束の人も多い。
子供の元気な声が響き渡るこの建物は学校のよう。
その近くのカフェでティーブレイク。
今回はスマホの翻訳を見せて注文して、ようやくミルクなしのプレーンティーにありつけた。5バーツと激安。
さてそろそろ帰ろうかと思っていたのだが、せっかくなので国境になっているコーロク川を見に行ってみることに。
市街地を離れた田舎の集落の先に、小さな港のようなものが。
小舟が行き来していて荷物や地元民を運んでいる様子。彼らにしたら、勝手に引かれた国境線なんて関係ないのだろう。
すぐ目の前はマレーシア。
排水の流れ込みで釣りをする人たち。小魚はたくさんいて、時おり逃げ惑うようにバシャバシャやっているのでそれを狙うフィッシュイーターもいるみたいだが釣れている様子はなし。小型ストリーマーを投げれば何か釣れそうな感じ。
ホテルに戻るついでに少し上流側もチェック。
こちらは数百メートル上流側にあった同じような船着き場。
ここは警備員が明らかに警戒していたので早めに切り上げた。
部屋に戻ってシャワーを浴びるとコーヒー休憩。今日はもう洗濯はなし。
その後18時半頃夕食へ。ここもナイトマーケットの場所がわからずぶらぶらしていたところ、賑わってはいないけど店や屋台が並んでいる一画があった。マリーナホテル前の通り。
その奥はちょっとした飲み屋街になっている。ただ、スンガイコーロクはマレーシア人が押寄せる歓楽街みたいなところを想像していたけど、全然違って普通の寂れた国境の町だった。
一通り物色して、ソムタムがある店があったのでソムタムとカオニャウ20バーツ分を購入。
ただソムタムは50バーツと高かった。別の店で唐揚げを買うと、ドゥアプルバーッと言われて一瞬?っとなったが20バーツ。明らかにタイ語を喋れない私をマレーシア人と思ったのか、この辺りの人は日常会話がマレー語なのか。。。
それにビアチャン(60バーツ)を買って150バーツの豪華な夕食となった。ソムタムは辛さはあるけどやっぱり甘め。
うまかったけど、食に関してはやっぱりイサーンのほうが好きだなあとしみじみ実感。デザートにマンゴーを1個だけ食べてこの日は終了。今日のマンゴーは、1個23円の割には適度な酸味もあって悪くなかったのが救い。