海外での現地通貨は専らクレジットカードのキャッシングで入手している。
メインで使っているのはセディナのマスターカード。このカードの特長はカード側のATM手数料が掛からず、ネット上で繰り上げ返済できるので金利も最小限に抑えられること。セディナの場合、基本的には土日祝日関係なくキャッシングした3日後には明細に反映されるので、1万円分くらいキャッシングしても最短で返済すれば金利は十数円で済む。それにクレジットカードキャッシングでは現地ATMの手数料を取られることもないので経済的。
そんな訳で今回のスリランカ旅行でもセディナカードでのキャッシングで現地通貨を入手していたのだが、数回目のキャッシングの時ふと気づいた。ATMを操作していると「手数料○○ルピー掛かりますが、取引を続けますか?」のような表示が出ることが多いものだが、スリランカではそれがなかったのだ。
前記の通り、そのような表示が出た場合でもキャッシングなら手数料を取られることはないので特に気にする必要はないのだが、現地ATM手数料が掛からないのであればデビットカードで引き出したほうがいいかもしれないと思えた。
それまでBOC(Bank of Ceylon)とCommertial BankでキャッシングしたけどATM手数料に関する案内はなかった。もしかするとスリランカのATMは手数料は取られないのかも?そこで早速次の機会にWiseのデビットカードとセディナのクレジットカードで同時に引き出して比較してみることに。
試したのは2025年1月31日(金)、スリランカ北部マンナールという町のPeople’s Bank。Wiseとセディナでそれぞれ10000ルピー(約5千円)ずつ引き出してみることに。その結果Wiseは瞬時に引き落とされ、その額は5241円。
その後中2日置いた2月3日(月)の朝セディナ(というかセディナが吸収された三井住友カード)のHPを見てみると明細が上がっていたので素早く返済。その結果は、、、
- セディナ:10000ルピー=5237円+金利6円=5243円
- Wise:10000ルピー=5241円
参考記事:Wiseデビットカード海外ATM引き出しとクレジットカードキャッシングの比較
それでもセディナの場合は数円とは言え金利が掛かっているので、最終的にはほんの少しですがWiseのほうが有利となりました。しかもデビットカードは即座に引き落とされるので明細が上がってくるまで待つ必要も返済の手続きをする必要もないので圧倒的に楽。
それ以降スリランカではWiseのデビットカードで引き出すことにしたのは言うまでもありません。といことで必ずしもWiseのほうがレートがいいとは言えない結果でしたが、今後はATM手数料が掛からない国ならWise、掛かる国ならセディナで使い分けていこうと思います。
ちなみに私の経験からするとインドでは1回につきほぼほぼ200ルピー(300~400円)、タイでは220バーツ(800~1000円)も取られるのでバカになりません。それらの国ではクレジットキャッシング一択です。
マレーシアは基本的にATM手数料は掛からないみたいなのでデビットカードでOK。ただしWise側の手数料が無料なのは月2回まで、合計3万円までなのでその辺りはうまく使いこなす必要がありそう。
ちなみにインフレの影響か、クレジット各社の海外手数料がかなり上がっているので、ATMではなく現地カード決済の場合も、クレジットカードで付く1%程度のポイントを差し引いてもWiseのほうがよさそうな気がするので最近は専らWiseを使うようにしている。
似たようなカードにRevolutカードというのがあるみたいなので研究してみる価値はあるかも。そんな訳で海外旅行をする人には大変使い勝手のいいWiseデビットカード、1200円の発行手数料は掛かりますが、すぐにペイできそうなのでおススメです。
あと心配なのは先ほども触れたとおり、セディナ(SMBC)が三井住友カードに吸収されてしまったこと。今のところキャッシングの繰り上げ返済などは以前と同じようにできていますが、カード更新のタイミングで三井住友カードに変更されるとどうなるんでしょうか?
手持ちのカードではエポスカードもネット上で繰り上げ返済できるのですが、海外キャッシングの場合1万円までは110円、それ以上は220円のATM手数料が掛かるのが難点。アコムACマスターカードというのがいいらしいので、今のうちに作っておくのも手か。。。