2025年8月18日月曜日

カザ2日目~カシミール・ラダック旅行2025(28日目)

 2025年8月11日(月)、この日はインド北部、スピティの中心地カザで朝を迎えた。

カザも標高3500mほどあって朝晩は冷え込むのだが、泊まっているDawa Homestayはチベット系なので毛布と敷布団のような重い掛け布団があって快適に眠ることができた。


7時頃起き出して、そろそろ店が開きそうな8時前に朝食に出掛けた。しかしこの時間、食べられそうなのはやっぱりパラタくらいしかなさそうなので、今日はスイーツショップに入った。


先日キーロンで食べたのと同じ、控えめな甘さのドーナツ2個(1個15ルピー)とチャイ。それにキールというライスプディングはサービスで付けてくれた。今日は何か特別な日なのか、キールは道行く人々にも無料で配っていた。おかげでまずまずの朝食となった。全部で50ルピー。


さて、今日の任務はスピティからキナウルに抜けるのに必要なILパーミットの取得。カザではニューカザにあるADCオフィスでもらえるとのこと。10時開店らしいので、途中散策しながら行こうと9時過ぎに出発。


今日もいい天気に恵まれたカザ、まずはGoogle mapにあったSpiti River View Pointに行ってみることに。地図上の道だと遠回りなので、たぶん行けるだろうと民家の間をすり抜けて、畑を横切り、有刺鉄線をくぐり抜けて行くと、


羊の群れに遭遇。ビューポイントとなっているのは、オールドカザとニューカザを分ける小さな沢とスピティ川の合流点のよう。


沢の向こうがニューカザ。


とりあえず合流点まで行ってみる。


上流側の眺め。


下流側。スピティ川はこの時期、濁った水が広い河原を細かい分流になって流れているだけなので、あまり迫力というか見応えはない。それでも、青空のもとに広がるゴツゴツとした山との組み合わせはスピティ渓谷ならでは。


沢を飛び越えてニューカザへ。


ニューカザにもホテルやホームステイはたくさんあるが、バザールはなくて基本的に住宅街のような感じ。


並木通りを進んで、


10時過ぎに政府機関が集まるオフィス街のようなところに到着。ADCオフィス(Additional Deputy Commissionerオフィス)に行ってみると、担当者はおらず先客が一人。


待っているとさらに数人希望者が来た後、ようやく10:45頃担当の人がやってきて作業開始。顔写真も持ってきたが必要なく、その場で簡単な申請書に記入してパスポートとビザのコピーを提出するだけだった。


パーミッションは即時発行で費用は200ルピー。2番目だったので11時過ぎには完了した。


帰りはニューカザのメインストリートっぽい道を歩いて、


橋を渡ってオールドカザへ。


道なりに歩くとメインバザールに戻ってくることができた。


昼食は、インド系料理もあるんじゃないかと期待してPoonam Dhabaというところに入ってみたところ、Dhabaだけど完全にチベット系。他を探すのも面倒なので、ここで私的定番のベジトゥクパのハーフとベジモモのハーフのコンボにしてみた。


ただ、味は悪くはなかったけど、何と言うか、スープに深みがなくて薄っぺらな感じ。全部で180ルピーは物価の高いカザでは良心的だけど、うまかったキーロンの1.5倍以上となると満足度は低い。


さてパーミッションも取ったし、そのまま午後にもバスの便があるスピティ第2の町タボに移動しようかと思っていたのだが、前回訪れたタボはタボモナストリー以外本当に何もない町。それよりも、居心地のいいDawa Homestayでもう1泊したほうがいいかなあと思えてきたので今日はカザに留まることに。

と言ってもカザにいてもやることはないので、今日も午後は部屋でダラダラ過ごす。昨日の嵐ほどではないにしろ、今日も午後からは天気が崩れて雨が降ったりと、この時期のカザはいつもこういう天気いなのかも。


ただ、昨日は嵐の影響かと思っていたが、今日も14時頃から停電。これだとお湯が沸かせないので、マイカップにお湯をもらってコーヒーを作った。Dawa Homestayは村のホームステイのような食事の提供はないが、基本普通の民家なのでこういうことも頼みやすいのがいい。


19時頃夕食へ。カザ最後の夜は、やはり昨日おいしかったMaya Kitchenに行くことにした。昼にトゥクパを食べたので夜はマトンチョーミンかなあと思いつつ、やっぱりあのスープでトゥクパを食べておきたいとマトントゥクパを選択。


出てきたのはマトンと麺とスープのみというシンプルなトゥクパ。少しくらい野菜を入れてほしいところだが、これは期待通り非常にうまかった。たぶん羊骨で取っているであろう濃厚なスープと合わさると、マトンの肉がどこかミルキーに感じるほど。


これが200ルピーは高すぎると言わざるを得ないが、うまかったのでまあいいだろう。店を出るとまた雨が降り出したので、食後のチャイは止めて部屋に戻った。マナリで買った最後のリンゴを食べてこの日は終了とした。