ちょうど1年前の2024年7月に中古で購入したフローター。
最初は遠出できないときの暇つぶしに、くらいに思っていたのだが、気が付けばズブズブに嵌ってしまっている状況。シーズン真っただ中とあって、先日も当然のように早朝から出掛けたのでした。釣り場に着いてまずはフローターを膨らませ、ロッドを繋いでラインを通し、ウェーダーを履いていざ出発、と思ったら膨らませたはずのフローターがしぼんでいる。「あれっ、バルブの閉め方が悪かったのかな」と思ってバルブを閉め直し、再びポンプで吸入。
大丈夫そうなので入水して漕ぎ始めた。そしていざ釣り始めようとすると、フローターがふにゃふにゃになっているのに気付いた。やばい、完全にパンクしている!幸いまだ少ししか進んでいなかったので急いで戻って上陸。危ないところだった。
確認してみると、やはりバルブの辺りから空気が漏れている。これでは釣りは無理。その日は結局1投もせずじまいでとんぼ返りに帰宅する羽目に。ちょうど通勤のくそ渋滞に嵌って通常なら30分のところ、1時間かかって帰宅したのだった。
帰って改めてよく見てみると、バルブの接着の一部が剥がれている。先日釣り終わったとき、インナーのバルブと外装のバルブ穴がちょっとずれてしまっていたので変な力が加わり、さらに最近の暑さも重なって剥がれてしまったんだろう。
恐らく自力で修理できそうな感じだが、今はシーズン真っただ中。すぐにでもまた釣りに行きたい。実はそんなこともあろうかと、オフシーズン中に予備のフローターを手配していたのだった。修理は暇なときにやるとして、早速仕舞っていたフローターを出してきた。
買ったのはアメリカのカディススポーツのネバダというモデル。これ、フローターに興味を持ち始めた15~20年前から目を付けていた製品で、「フローターを買うとしたらコレ」と長年考えていたもの。理由は一番安いから。数年前までは1万円台で売られていたのだ。
それでもここのところの円安で値段が跳ね上がって3万円弱くらいになっていて、もはや手が出せなくなってとりあえずは安い中古品を購入したのだが、たまにアマゾンでチェックしていたところ、今年の春先に1万8千円ほどになっているのを発見。思わず買ってしまったのだった。
まさかこんなに早く出番がやってくるとは思わなかったが、買っておいて正解だった。開封もせずにそのまま仕舞っていたのだが、一応部屋の中で組み立ててエア漏れをチェック。しばらく放置していたけどエア漏れはなさそう。
ということで翌日再び出撃!実際に使ってみると、まず膨らませて持つとめちゃくちゃ軽い。これまで使っていたモーションと違って、シート部分は布地のみ(モーションはフォーム材が入った厚さ6㎝ほどのシートがあった)など、余計なパーツが付いていないのが利いている。
その分座り心地や水面からの高さがどうか不安で、ダメならハイポジションシートを自作しようかと考えていたのだが杞憂だった模様。まったく問題なさそう。全体的にコンパクトで取り回しも楽。バルブが細くて膨らませるのにも空気を抜くにも時間がかかるが、そこはまあ我慢するしかない。
V字型だったモーションよりも推進力は劣りそうだが、今の私の釣り方だったらこっちのほうが合っているような気がする。モーションは修理してバックアップに回すとして、しばらくはこちらをメインで使っていこうと思う。ということで次回からはネバダ号の登場です!