2025年8月17日日曜日

コミックからカザに戻る~カシミール・ラダック旅行2025(27日目)

 2025年8月10日(日)、この日はインド北部、スピティのコミックという小さな村で朝を迎えた。

ここは標高4587mで、車道が通じている世界最高地の村というのが売り。今日は朝8時に出るというバスでカザに戻ることにして、6時に起きて荷物を纏めて準備した。


7時過ぎに朝食。朝は働き手はみな忙しいんだろう、朝食の世話はじいさんがしてくれた。


今日の朝食はロティとチャイ。ロティは昨日のソーダと同じように見えるが、こちらはティーリックと言っていた。もしかするとソーダは全粒粉を使っているのに対して、こちらは精製粉を使っているのかもしれない。


7:40お世話になったJordan Homestayを出発。


雲は多いけどまずまずの天気。


ヤクは長い毛で脚が隠れていて、オバQみたいにスーッと動いているように見えて不気味。


4500m越えなので、村の一番上まで登るのも一苦労。


痩せた小柄なお婆さんだけど、30kgくらいありそうな荷物を担いで登っていく。


さすがに途中で休憩。代わりに持ちましょうか、とはやっぱり言えなかった。


朝のコミック村。


バスは8:25にやって来た。コミックからカザまでは67ルピー。


出発するとすぐにヒッキムの村が見えてくる。


昨日歩いた道をスイスイ進んでいくと、


やがて前方にランザの村が見えてきた。


いい天気だけど、チャウチャウカンニルダは今日も雲の中。


ランザで数名の乗客を拾って、


そこからは一気に谷を下っていく。


スピティ川沿いに出るとカザまではあと少し。


9:15カザのバススタンドに到着。


日曜だからか、あるいは単に時間帯のせいか閑散としているカザの町。


ホテルは前回泊まったバススタンド近くのMandala Hotelに行ってみたが、700ルピーとやや予算オーバー。


その奥にあるDawa Homestayに行ってみると、


バス・トイレ共同の部屋が500ルピーとのことで、ここに落ち着くことに。


午前中は溜まっている旅日記作成作業をこなし、お昼過ぎに昼食へ。


ぶらぶら歩き回った結果、チベット系食堂のHyolmo Food Cornerという店に入ってみた。マトントゥクパのハーフ120ルピーを注文。


出てきたトゥクパ、あっさり系でまあまあうまかったけど、マナリで食べたやつに比べると数段劣る感じは否めない。ハーフだから仕方ないけど量が少ないし、コスパを考えるとこれはハズレかな。惜しい!


食後は先日に入った軽食屋でチャイ休憩。


ここは20ルピー。


日曜日のこの日、カザでは特にやることもないので午後は部屋でのんびり過ごす。


ところが夕方になると俄に空が暗くなり、ゴーゴーと風が吹き始めたと思ったら雷がゴロゴロ。激しい雨が降り始めた。スピティでもこんなことがあるんだなあ、これも地球温暖化の影響か?


嵐も治まった19時過ぎに夕食へ。こってりしたカレーを食べたい気分だが、手頃な値段で食べられそうな店が見当たらず、夕食もチベット料理屋にした。Maya Kitchenというお店。


メニューがないので聞いてみると、ベジかマトンのトゥクパ、チョーミン、モモくらいしかなさそう。昼間トゥクパを食べたので、ベジチョーミンとマトンモモのハーフを注文。


まず出てきたチョーミンはボリューム満点、野菜がシャキシャキしていて味も抜群。付け添えのスープもうまい。これにモモは食べられそうにないので急遽キャンセルさせてもらった。


170ルピーと思ったより高かったけど、今のカザではそんなもんなんだろう。ここはトゥクパも期待できそう。食後はいつもの店でチャイ(20ルピー)を飲み、満足してこの日は終了とした。