2025年8月9日(土)、この日はスピティ渓谷のランザという村で朝を迎えた。
ここは標高が4200mほどあり、朝晩はかなり冷え込むが、分厚い掛け布団と毛布のおかげで温かく眠ることができた。5時頃には目が覚めたけど、しばらく微睡んで7時頃起き出した。朝食は8時にお願いしているので、それまで村の散策。今朝は残念ながら曇り空のランザ村。昨日は見えていた標高6303mの高峰、チャウチャウカンニルダは雲の中。
ランザは前回訪れたラルーンやキッバルに比べてもかなり小さな村のよう。数えるくらいの家しかない。でもそれなりに裕福なんだろう、家は全て立派。泊まっているTsering Homestayは、その中では小さなほう(真ん中のでかい家の右)。
ランザの大仏。
その近くにはこんなカフェも3軒ほどあった。
遥か下に昨日間違ってバスを降りた分村が見える。
今日の朝食はオムレツとロティにチャイ。
ロティはソーダとか言うローカルブレッドで、ふわふわなのでナンと同じように生地を発酵させているのかもしれない。こちらもふわふわのオムレツと一緒においしく頂いた。
9:05Tsering Homestayを出発。今日は歩いて10kmほど先のコミックという村に行く。
村の一番上を通る車道まで登るのはきついので、教えられた畑の間を通るあぜ道のショートカットを進む。
ランザ村全景。
車道に合流して進むが、
曲がりくねった登りは踏み跡を探してショートカット。
車道に復帰。ここからはなだらかな道が続きそう。
10:15コミックとヒッキムの分岐点。ヒッキムへは未舗装の車道が続いているが、かなり下っていきそうなのでそのままコミック方面に進んだ。
眼下にヒッキムの集落が見えてくる。ヒッキムもかなり小さな村のようだ。
曲がりくねった車道を進んでいくと、
ヒッキム村の一番上に小さな赤い掘っ立て小屋が見えてきた。あれが世界一高いところにある郵便局か!
やはり気になったので、ガレた急斜面のかすかな踏み跡を辿って下りてみることに。
無事未舗装車道に着地。
人懐っこい犬が寄ってきた。目ヤニの痕が目立つのでメヤニーと名付けた。
メヤニーが先導してくれて、
11:05ヒッキムの郵便局に到着。
World's Highest Post Officeの看板。
わりと人気の観光スポットのよう。周りの土産物屋にハガキが売っているらしく、ここから出してみるのもおもしろそうだが面倒なので止めておく。
ヒッキムはなだらかな尾根の反対側にも家があり、パッと見より大きかった。
ヒッキム村の全景。さすがに郵便局があるだけあって、この辺りではここが一番大きな村のよう。
ここからコミックへはどう進むのが楽なのか、迷いつつショートカットを繰り返してバテバテ。
結局舗装車道によじ登ってしばらく進むと、前方に朱色のゴンパのような建物が見えてきた。
郵便局の次はWorld's Highest Cafe。ただ営業はしてなさそうな雰囲気。
12:15コミックの入り口に到着。
カフェの次は遂にHighest Village in World!標高は4587m。ただしMotorableなので車道が通じているという注釈付きだが。
村の入り口にあるこれは僧院のよう。
その前にあるWorld's Highest Restaurantはインド人観光客で賑わっていた。
さっき見えていたゴンパのような建物は博物館だった。入館料は50 Rupees Only。気が向いたら後で来てみよう。
コミックはランザよりもさらに小さな村。
近くにいた坊さんに聞いてみると、ホームステイはあると言うので舗装されたショートカットを下って村内へ。
最初に目に付いたTampa Homestayは閉まっていたが、隣のおばちゃんに聞いてみると村の真ん中の一番大きな家を指さすので行ってみると、
無事ここに泊まれる運びとなった。Jordan Homestayというところ。
ちなみにここの売りはWorld's Highest Homestay。Highest尽くしのコミック。
ランザのTsering Homestayよりもちょっとくたびれているけど、広くて明るい角部屋が2食付で1000ルピー。スピティのホームステイ、7年前は500ルピーが相場だったけど、今は1000ルピーが相場みたい。
昼食はないと言われたけど、チャイとクッキーを持ってきてくれた。
周りには素晴らしい景色が広がる。
その後バケツにお湯を準備してくれたのでお湯浴びを済ませると、
15時前にダイニングに呼ばれて家族と一緒に昼食となった。あれっ、昼食はないはずでは?と思ったけどせっかくなのでもちろん頂く。
今日の昼食はベジプラオ。程よいスパイス加減でうまい。この感じだと夕食は21時とか22時くらいなんだろうか?
と思っていたらわりと普通に20時頃から夕食となった。今日の夕食はシンプルなダルとチャパティ、それにダヒーという自家製ヨーグルト。それでもお昼はいなかったご主人やお婆さん、幼い娘さんも加わった大人数での夕食はとても貴重な体験となった。満席して就寝。