2025年9月21日(日)、この日はコルカタのInternational Lodgeという安宿で朝を迎えた。
隙間だらけのInternational Lodge、夜になっても蚊が出てこないので、「あれっ、ここって蚊はいないんだったっけ?」と丸腰で寝たところ、電気を消してしばらくするとやはり蚊の襲撃が始まって寝ていられなくなった。蚊取り線香を焚いて事なきを得たものの、そんなこともあってよく眠れず、今日はもうバングラデシュに行く予定なので、5時頃に起きてとっとと出発することにした。荷物を纏めて6:10ホテルをチェックアウト。シアルダー駅に向かう。
朝から大賑わいのシアルダー駅。ただ、しばらくバンガオン行きはなさそうなので、チケットだけ買ってまずは朝食を済ませることに。
朝食は、駅の近くの屋台で今日もトースト。
食後にチャイを付けて27ルピー。たぶんここはチャイが1杯7ルピーなんだろう。
駅に戻るとまだ電光掲示板の表示にバンガオン行きは出ていないものの、壁の時刻表を見ると7:12発の便がある。プラットフォームを見て回ると、少し奥まったところにある10番プラットフォームに停まっている列車がバンガオン行きとのことで急いで乗り込んだ。
満員になって定刻の7:12シアルダーを出発、バンガオンまでは20ルピー。途中様々な物売りが回ってきて退屈しない。
2時間ほど走って9:14バンガオンに到着。
駅前には国境行きの乗り合いオートが待機しており、私が乗り込むと9:20、直ぐの出発となった。
バンガオンの町を抜け、
国境に続く並木道を進む。
9:40国境に到着、バンガオンからは50ルピーだった。ここで当面のお金を両替しておく。520ルピーが700タカになった。ネット上のレートは1ピルー1.38タカなので、まあ悪くないか。
そしてインド側のイミグレーションへ。まだ工事中だけど、立派な建物が出来ていた。出国審査では、インド周辺を頻繁に行き来しているので怪しまれたのか、ただの興味本位なのか、根掘り葉掘り聞かれて時間が掛かった。
40分ほど掛かって10:25インドを出国。
時計を30分進めて10:56バングラデシュへ。ここベナポールの入管では日本人は無料でアライバルビザが貰えるらしいのだが、それには出国のエチケットとバングラデシュでの連絡先が必要とのこと。そのどちらも持ってないのでこっちでも手間取ることに。
たぶん入管の業務用であろうスマホにデザリングで繋がせてもらって、泊まる予定のホテルの電話番号を調べて連絡先とし、一応インド出国のチケットはあるので何とか30日のビザが貰えて一件落着。12時過ぎに2019年以来6年ぶりのバングラデシュ入国となった。
さて、ここからはクルナに向かうつもりなのだけど、バスでは時間が掛かり過ぎるので今回は鉄道で行ってみることに。予め調べておいたところ次のクルナ行きは12:25発。ベナポール駅までは2kmほど、時間がないのでオートリキシャに乗り込んだ。
早速カオス状態のバングラデシュ。ところが、言い値100タカを50に値切って乗ったのだが、支払いの段になって100タカだと言いだした。50タカと念を押しただろうと詰め寄ると50になったが、前にもこんなことがあったような。まさか同じ運転手かなあ。。。
それはともかく12:19ベナポール駅に到着。急いで切符売り場に向かうと、12:25発の列車はクルナには行かず、手前のジョショールには行くとのこと。まあどっちでもいいので行き先をジョショールに変更。
チケットを買って急いで乗車。12:25ベナポールを出発、ジョショールまでは50タカ。
ぎりぎりだったけど、幸いそれ程混んでおらず座ることができた。
途中の景色はインドと変わらない。
1時間弱走って13:20ジョショール駅に到着。バスだと3時間くらい掛かった記憶がある。それにバスだと町中から離れたバイパス上で降ろされる可能性大。やはり早いし安いし鉄道のほうが圧倒的に便利。
ベナポール駅。
お腹が減っているのでまずは昼食。駅前の食堂に入った。マトンカレーとライスを注文したつもりが、、、
出てきたのはマトンライス(マトンビリヤニ)。高そうだけど、面倒なのでまあいいかとそのまま食べた。埋まっているのはじゃがいもではなく揚げたゆで卵。それにマトンもゴロゴロ入っている。
250タカくらいはしそうだなと思っていたところ、付け添えの惣菜とサラダは別料金で予想を遥かに上回る360タカ(450円くらい)。大幅予算オーバーだけど、うまかったことだしたまにはこういう贅沢もいいだろうと無理やり納得する。
ここから市街地までは1.5kmほどなので歩いていく。
途中にGrameen Phoneの店があったので、先にSIMカードを買っておくことに。
35GB、30日有効のプランのSIMが500タカ。そんなに要らないが、これが最小だと言いはるのでそれにしておいた。これでオンラインに復帰。
さて、改めてホテル探しに掛かる。
バザール内も歩き回ってみたものの、それらしいところは見つからず、結局いつものHotel Magpieへ。
今回はバス・トイレ付き、テレビなどないシンプルなシングルが空いていて600タカだったので即決。窓は廊下側だけだが、この値段なので納得感はある。
水浴びと洗濯を済ませて後は休憩。19時頃夕食へ。カオス状態のジョショールに突入。
インドに比べると乗用車はまだ少ないが、オートにしろ自転車にしろ、とにかくリキシャが多すぎて道を渡るのにも苦労する。それにこの辺りってなぜか飲食店が少ないって言うか、殆どないんだよなあ。。。
そんな中ほぼ唯一と言ってよさそうな、繁盛している店に入った。Pachfhoron Hotelというお店。何があるのか聞いてみると、チキンとフィッシュとベジと言った気がしたのでフィッシュを頼んだつもりが、、、チキンが出てきた。まあいいか。
それにバングラデシュでは珍しいナンを付けた。周りも殆どの人がこれを食べているので、ここの人気メニューのよう。スパイシーなグリルドチキンに、バナナを練り込んでいるんだろうか、ほのかに甘いナン。
それにソースもフルーティーな甘さでスパイシーなチキンによく合っていて非常に美味。値段も165タカと思ったより安くて満足感は高い。ただ、私がバングラデシュに求めているのはこういうのじゃないんだよなあという違和感があるのは否めない。
食後は屋台のチャーで〆る。
この辺りは牛乳も練乳も流通しなくなったのか、出てきたのは濃いめのプレーンティー。その分5タカと安かった。今日は食事を尽く外して残念な気分に終始したが、その実どちらも非常にうまかったので結果的にはまずまずの一日だったかな。