2018年10月9日火曜日

海外旅行用のリュックを買い替えた~コールマン・ウォーカー33の紹介

先日海外旅行に使うリュックを買い替えたので、今回は私が海外旅行用のリュックを選ぶ際に重視している点なども踏まえて、購入したリュックを紹介します。
ちなみに、今まで使っていたのはモンベルのトライパック30という容量30Lの3wayバッグ。


モンベル・トライパック30



実際に私が購入したのは2012年頃なので、上記製品の何世代か前のモデルになる。このバッグのいいところはもちろんリュックとしてもショルダーバッグとしても使えるところ。パスポートに東南アジアとか南アジアの国のスタンプがたくさん押してあると、高確率で帰国時の税関で捕まって荷物をぶちまけられることになるのだけど、ショルダーバッグモードで税関に行くと素通りできる可能性が高い。夜遅い便で帰国した時などは、急がないと終電に間に合わないようなときもあったので重宝した。

全体的な使用感としては概ね満足していてお勧めできるけど、欠点としては、背面長(ショルダーストラップの上と下の付け根の間の長さ)が短い(約45㎝)ので、フィット感が悪く、長時間背負って歩くのには適さない点がある。この手のバッグとしては珍しくウェストベルトが付いているので、ある程度加重を腰に分散できるが、荷物を満載にして長時間歩くと肩が痛くなるのをこの夏のインド旅行で痛感した。※上記のモンベルのHPを見ると、もしかしたら現行モデルにはウェストベルトは付いていないのかもしれません。


身軽に旅するための海外旅行用バックパック


そこで新たなバッグを探し始めたけど、なかなか思うようなものがない。私が海外旅行用のリュックとして重視するのは以下のような点。


容量は30~35Lがベスト

まず、容量については、暖かめの地域に行くことが前提だけど、30Lくらいがベストだと思う。これは人によって全然違うと思うし、外国のバックパッカーは60Lくらいの登山用のザックを使っている人が多いような気がするけど、自分の場合はできるだけ身軽に旅したいので30Lのバッグに入りきらないような荷物は持って行かないことにしている(キャンプ道具とか本格的な釣り具を持っていくときは別)。

この夏のインド旅行ではシュラフ、ダウンジャケット、シルクシーツに簡単な釣り具、それに文庫本を10冊くらい持って行ったけど、トライパック30に収まった。ただし、バッグの実際の容量はメーカーによってかなり差があるので、少し余裕をもって35Lくらいを選んだほうがいい場合もあるかもしれない。


パネルローディングであること

次のパネルローディングであることについて。バックパックは大きく分けてトップローディングタイプとパネルローディングタイプがある。トップローディングタイプはいわゆる巾着袋のように上部をひもで絞って閉じる(多くの場合その上に雨蓋が付く)タイプで、荷物を詰め込みやすく、入れる荷物の量が変わっても背負い心地が変わりにくいのが特徴。登山でキャンプする場合には、私の場合キャンプ地で一旦すべて荷物を出してザックは足元用のマット代わりに使うので、トップローディングタイプのザックが使いやすい。

パネルローディングタイプはジッパーで開閉するタイプで、大きく開けられるので荷物を出し入れしやすい、必要な時には鍵をかけられるなどの特徴がある。海外旅行の時はバッグを椅子とかベットに置いて、使うものだけを取り出してトランクみたいに使いたいので自分はパネルローディングタイプを選んでいる。


ウェストベルトの有無と種類

ウェストベルトはもしかしたら一番重要な要素かもしれない。あまり歩かない人には関係ないと思うけど、歩き重視の場合はあるのとないのとでは大違い。ウェストベルトがあると腰に加重を掛けられるので全然楽。個人的には、分厚いパッドが入ったしっかりしたものでなくてもよく、1.5~2インチ(3.8~5㎝)幅のウェビングベルトがベスト。1インチ(2.5㎝)でも可。パッド入りのものは背負い心地はよくなるけど乗り物に乗った時に邪魔になる。


バックパックの背面長

背面長は上に書いた通りで、体に合っていないとウェストベルトがあっても重い荷物を持つときに腰に加重を掛けられない。これはその人に身長によって変わる。私の場合は50~55㎝が合う。


バックパックの厚み

バッグの厚みに関しては、これも乗り物に乗るときに重要になる。厚みが厚いとバスとか鉄道の網棚に入らない。また、厚みが薄いとバスの座席の足元に置くこともできる。タイではバスの代わりにロットゥーと呼ばれるマイクロバスが運行しているところが増えているけど、ロットゥーでも足の間に置くことができる。地味に重要なポイントで、厚さ20㎝前後を目安にしている。


バックパックの重量

重量に関しては軽いにこしたことはない。LCCでは無料で持ち込めるのは7㎏までのところが多いので、バッグ自体が1.5㎏とか2㎏とかあると結構厳しいかもしれない。ただ、ある程度フレームが入っていたりしてしっかりしているほうが背負い心地はいい。1㎏以下くらいが目安か。


ポケットの有無と配置

ポケットに関しては、あれば便利という程度。サイドポケットがあれば傘とか飲み物を入れておけば歩きながらでもすぐに取り出せるし、メインコンパートメントのほかにポケットがあると荷物の整理がしやすいけど、なくても大して問題にはならない。


コールマン・ウォーカー33


こういう条件で探してみると、なかなかよさそうなものがない。モンベル、オスプレー、グレゴリー、カリマー、トライパック30の前に使っていたノースフェイスなど、一通りバックパックメーカーのホームページを見ても、これ、というものがない。登山用のザックならいくらでもあるけど、パネルローディングタイプに絞ると、いわゆるデイパックのようなものが多くて、ウェストベルトがなかったり、背面長が短かったりするものばかり。そんな中で見つけたのが、コールマンのウォーカー33というモデル。




ちょっと頼りない感じもしたけど、安かったので実物を見ずにアマゾンで購入した。値段は4800円くらいだった。私が買ったのは黒だけど、上のHPを見ると黒はすでに廃盤かもしれない。 実際に手にしてみると、やっぱりペラっとしていてちょっと頼りない。若者が街中で使うのを想定しているような感じ。タウンユースのちょっと大きめのデイパックですね。公称33Lだけどもう少し小さめに感じる。あと、フレーム類も一切ないので、多めに荷物を詰め込んだ時にきれいにパッキングできるか(バッグの下のほうに荷物が落ちていきそう)。ちょっとミスったかなと思った。

コールマンのウォーカー33

ウェストベルトは1インチのウェビングベルト。長かったので余分はカットした

チェストストラップにコンパスを付けると使いやすい

とは言え、とりあえず先日の韓国旅行で使ってみた感じでは、悪くない感触だった。背面長は実測で51㎝あり、フィット感はいい。重量は測ってないけど、公称650gですごく軽い。また、背面のポケットにはオーガナイザーも付いていて使いやすい。ただ、その時は荷物が少なくてスカスカだったので、本格的な評価は次回以降になる。ちなみに、旅行用でも登山用でも、3枚目の写真のようにチェストストラップのあまりの部分にリストコンパスを付けて使用している。方角をすぐに確認できるので、方向音痴の人には使いやすくてお勧めです。アマゾンでの購入は下記のリンクからどうぞ。



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