谷川岳肩の小屋から山頂を目指す |
12:35谷川岳山頂に到着 |
5分ほどで山頂に到着。人が多いので標札を写してここも通過。次の一ノ倉岳を目指す。
一ノ倉岳かと思っていたが、谷川岳のもう一つのピーク、オキノ耳だそうだ |
一瞬ガスが切れてピークが見えた。
12:55谷川岳オキノ耳に到着 |
次のピークは一ノ倉岳かと思っていたが、こちらも谷川岳。地図を確認すると、確かに谷川岳にはピークが2つある。それにしても、100名山だけあって平日なのに人が多い。みんな何をしている人達なんだろうか?これからの紅葉の季節、天気のいい週末なんかはとんでもないことになりそうだ。
一ノ倉岳方面はガスに包まれていた |
これから本当の一ノ倉岳に向かう。一ノ倉岳はすっぽりガスに包まれている。
谷川岳~一ノ倉岳稜線東側「ノゾキ」付近 |
途中の稜線の東側。見事に切れ落ちている。クライマーの人たちはこの辺りを登ってくるんだろうか?
谷川岳から一ノ倉岳までは、一旦150mくらい下って登り返す |
ぼんやりとピークがが見えてきた。一旦下ってかなり登り返すようなので、鞍部で小休止。芋けんぴを食べてエネルギーを補給する。急坂を登りきると頂上付近はなだらかな台地のような地形になっており、一ノ倉岳避難小屋が見えてきた。
一ノ倉岳避難小屋(定員2名) |
オジカ沢ノ頭避難小屋よりもさらに小さくて、定員は2人。中はコンパネが敷いてあってまあまあ快適に泊まれそうだった。
13:50一ノ倉岳に到着 |
13:50頃一ノ倉岳に到着。先ほど休憩したばかりなのでここもすぐに通過。
茂倉岳まではなだらかな道のり |
ガスの中、今日最後のピーク、茂倉岳を目指す。と、ここで左足に違和感を感じる。足を引っ張られるような感じ。見てみると、なんと靴のソールが踵側からはがれ始めている。すでに半分くらいはがれてしまっている。どうしようかと思ったけど、茂倉岳避難小屋はすぐのはずなので、とりあえずそのまま進むことにした。
すると今度は右足のほうも、こっちはつま先側からはがれ始めた。やれやれ。。。ピンチだけど、岩場の多い谷川岳~一ノ倉岳間を無事に通過できた安堵のほうが大きかった。とりあえず茂倉岳避難小屋を目指してだましだまし歩く。
14:10茂倉岳に到着 |
14:10頃茂倉岳に到着。靴が気になって気が気ではないので茂倉岳避難小屋に向けてすぐに出発。明日は蓬峠方面に行くのはあきらめて、そのまま茂倉新道で下山するしかなさそうだ。靴は持っているダクトテープで補修するしかないか、とか考えているとすぐに茂倉岳避難小屋に到着した。
14:20茂倉岳避難小屋に到着 |
14:20頃茂倉岳避難小屋に到着。まだ時間はあるのでそのまま下山してもよかったが、靴がこんな状態なので今日はゆっくり休んで、明日慎重に下山したほうがいいと判断し、予定通り泊まっていくことにした。すでに先客が2名。なので中の写真は撮っていないが、ここはこれまで見たような簡易的な避難小屋ではなく、しっかり作られた快適な小屋だった。水場までも5分ほど、トイレもある。
早速靴の修理に掛かる。といってもダクトテープを巻き付けるだけだけど。。。剥がれのひどい左足のほうにまず巻き付けたところ、持っていたダクトテープは1足分でちょうどなくなってしまった。まずい。。。そんなとき、ありがたいことに避難小屋の先客の2名の方からそれぞれ予備の靴紐とガムテープを頂いた。これでなんとか下山はできそうだ。本当にありがとうございました。
まだ3時前で夕食には早いし、ここにはネットの電波も届かなかったので、ラジオを聴いたりしながらまったりと過ごした。その後茂倉岳避難小屋には3人組とソロ登山者の4人がやって来て合計7人になったが、定員15人、詰めれば20~30人は入りそうな小屋だったのでそこそこ快適だった。3人組はものすごい量の食材を調理しながら盛大に宴会を始めたが、ベテランで周りへの配慮もなされていたのでそれほど気にはならなかった。なかなか時間がすぎない中、ようやく5時を過ぎたのでこちらも夕食の準備にかかる。いつものインスタントラーメンに餅と卵を入れたもの。(第3の)ビールとチューハイも持て来ていたので、食後は柿ピーをつまみに飲んだけど、それでも6時前にはやることがなくなり、寝ることにした。
6時から寝始めて翌朝まで寝ていられるわけはなく、途中何度も目が覚めて、そろそろ4時くらいかなと思って時計をみるも、まだ夜中の1時くらい。それでもなんとかやり過ごし、5時ごろ周りがごぞごそ動き始めたので自分も出発の準備にかかった。朝の室温は11℃。今回の装備ではやや暑いくらいだった。朝食は早ゆでクルルとポタージュスープ、それにミルクティー。靴を履いて、昨日頂いた靴紐を縛り、10月3日(水)の6時ごろ、茂倉岳避難小屋を出発した。
左足はダクトテープと頂いた靴紐で補修 |
右足は頂いたガムテープと靴紐で補修 |
靴紐は、踵にループがあったのでそこを通して靴底でクロスさせ、側面で結んでみた。これで無事下山できればいいけど。。。
6時頃茂倉岳避難小屋を出発 |
あいかわらずガスは出ているけど、天気はそんなに悪くない。6時ごろ避難小屋を出発した。
ガスで遠望は利かないけど紅葉がきれい |
1時間ほどたって足元を見てみると、右足の靴紐がいつの間にかなくなっており、ガムテープも剥がれかけていた。ガムテープはもう少し残っていたので巻き直す。やはりダクトテープのほうが耐久性はある。しかしそれから30分もすると巻き直したガムテープも剥がれ、左足のダクトテープも剥がれてしまった。左足は靴紐だけでなんとか安定しているのでそのままにして、右足は写真のようにもともとの靴紐をほどいて靴底に回してむりやり結んでみた。
右足はもともとの靴紐をほどいて結び直した |
若干ホールド感は落ちたけど、問題なく歩けそう。
何とか駐車場までたどり着けそう |
途中木の根が張り出して歩きにくい箇所があったけど慎重に歩き、8:45分頃無事駐車場に到着した。なんとか最後まで靴の形状を保っていてくれた。
下山後の左足の様子。頂いた靴紐が効いている |
右足は紐を結び直してなんとか持ってくれた |
帰りはカーナビのタッチパネルが奇跡的に反応したので快適に運転することができ、15時前には無事に帰宅できた。今回履いていたのはナイキのACG何とかという非防水でローカットのトレッキングシューズ。もう10年近く前に購入したものなので、耐久性は逆に良かったと言えると思う。山でのソール剥がれは話としては聞いたことがあったけど、まさか自分に起こるとは思っていなかったので、ちゃんと対策を考えていなかったのがいけなかった。今回は避難小屋で一緒だった方々に助けられて何とかなったけど、これからはもう少し装備品を充実させる必要を感じた。
具体的には、持っていくダクトテープの量を増やす、野営しない場合でも細引きを持つ。あと、靴紐を頂いた方が言っていたのだが、ソールが剥がれた人がその日もう一人いて、その人はタイラップで補修していたそうだ。長いタイラップは嵩張るので、15㎝くらいのものを連結させて使うのがいいだろうか。タイラップは他でも役に立ちそうなので早速装備品に加えることにしよう。それと、夏山用に新しいシューズを手配しなくては。。。
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