2018年10月24日水曜日

2018年秋の東北山旅~その⑤番外編平日夕刻の道の駅に思う

今回の東北山旅最終日は、福島県に入った121号前沿いの道の駅「喜多方の郷」で車中泊して帰ることにした。
ここには午後5時前に着いたけど、今回立ち寄った山形県側の道の駅「道の駅いいで」、「白い森おぐに」とちょっと雰囲気が違っていた。これらは和やかでのどかな雰囲気だったのに対して、喜多方の郷はなんとなく殺伐としている。たまたま夕刻だったからかもしれないけど、一つ言えるのは、車中泊しようとしてる車がやたらと多かったこと。

キャンピングカーも4、5台停まっていたし、大きなワンボックスカーもあったけど、中にはあまり快適そうには見えないコンパクトカーもあった。みんな日よけなどで目隠しをしている。ナンバープレートを見ると、全国各地から来ているようだ。そして、そこにいるのはほとんど老夫婦か年配の男性。みんな、これからどこかに行楽に行く途中の休憩というよりも、ずっと車で旅を続けているような雰囲気。暗くなっている中、たどたどしい動きでせかせかと準備している姿をみると、なんだか居たたまれない気分になった。未来の鏡を覗いているような感じ。自分もまさにそちら側の世界に入っているのだ。自分もすでにああいう雰囲気を身にまとっているんだろうか?



そこには旅の高揚感はなく、行き場がなくて仕方なく過ごしているような倦怠感しかなかった。考えすぎだろうか。週末だったらもっと違った雰囲気なんだろうけど、この日は月曜日。20年後の景色を見ているようだ。今までは知らなかった世界を見てしまった。。。などど、若干の感傷に浸りつつ、自分も準備を整える。お米とカレーは切らしていたので、山で食べる予定だった農心辛ラーメンを食べ、小国町のドラッグストアで3割引きになっていた白ワインを飲んだ。白ワインは飲みやすすぎて速効で飲み終わってしまう。ラジオでニュースを聞いて、19時半ごろには就寝した。

翌日10月16日(火)は6時頃目が覚めた。急ぐこともないけど、特にやることもないので小雨のなか、7時前には出発した。この時もたまたまカーナビのタッチパネルが反応し、自宅までのルートが検索出来たので、行とは違うルートをナビに任せて走った。このナビ(ガーミンのnuvi205)はGoogle Mapのようなインテリジェンスはないので、平気で通勤ラッシュの市街地に突っ込んでいくのには参ったけど、おとなしく従うことにする。

国道118号、121号を走る。会津若松付近を抜けると車が減り、快適になった。南に行くにしたがって天気も良くなってきて、会津鉄道と並走するなかなか楽しいルートだった。栃木に入ってからは400号線から294号線に入り、そのまま千葉県に戻ってきた。昼過ぎに自宅に到着。今回はドライブに山歩き、それに温泉にも入れたし、1日早い帰宅だったけど非常に充実した旅になった。


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