この時点で、11日から12日にかけて風速10m以上の風が吹く予報となっており、11日のキャンプは諦めて、1日早く那覇に戻るべくホテルの予約を行った。これからどう進むか考えたが、とりあえず名護に戻り、名護の北、真喜屋を目指すことにした。その先は天気を見ながら北上して辺戸岬方面に行くか、西に進んで屋我地島、今帰仁方面に行くか考えよう。とりあえず朝食にインスタントの沖縄そばを食べ、雨が止んだ頃合いを見計らってテントを畳んだ。
どんよりとした朝の塩川ビーチ |
出発前に少し釣りをしてみたけど全く反応なし。8時過ぎ、諦めてバス停に向かったのだけど、バスの時間までしばらく時間があったので歩いて先に進むことに。数百メートルおきにバス停があるのだが、しばらくすると全然見あたらなくなった。海沿いの道を歩いているうち、バスのルートは途中で内陸方面に入っていったようだ。そのうちにバスの時間は過ぎてしまったため、仕方なく名護まで歩くことにした。距離は8kmほど。
塩川ビーチから名護まで歩く。今回のバックパックはGolite Jam2 |
やがて雨が降り出したので傘をさして歩くが、次第に風が強まってきて傘が役に立たなくなった。建物の陰に避難し、今回持ってきたケープ型のポンチョを着ることにした。ケープ型のポンチョはバックッパックごとすっぽり収まり、かつ普通のポンチョより風の影響を受けにくいのがいい。
雨の中、国道449号線を名護に向かって歩く |
途中川の流れ込みで良さそうなポイントが合ったので釣りをしてみたけれど、ここでも全く反応なし。さらに歩いて11時前に名護のバスターミナルに着いた。のどが渇いてコーラを飲みたくなったので自販機で買おうとすると、珍しいものがあったので買ってみた。
初めて見た琉球コーラ(100円) |
琉球コーラというコーラ。味はコカコーラやペプシに比べるとパンチが弱くていまいちな印象。真喜屋方面行きのバスは11:50発なので、先に昼食を済ませようとバスターミナル向かい側のやんばる食堂に向かった。
やんばる食堂の豆腐チャンプルー |
食べたのは豆腐チャンプルー(650円)。沖縄独特の、唐辛子の泡盛漬けのような調味料をぶっかけると非常に美味。満足してバスターミナルに戻る。名護バスターミナルから真喜屋まではバスで30分ほど、420円。早速海岸を目指す。この天気だと奥武橋の下がベストポジションに思えたけど先客あり。テントの横に台車がある、長期滞在者のようだった(プロの方かと思っていたけど、翌日、週末にキャンプをして過ごす夫婦だとわかった)。しばらく周辺の様子を伺うと、木立の中にほぼ完全に風裏になるスポットを発見。雨は防げないけど、ここ以上に良さそうな場所は見あたらないため、ここにテントを張った。
真喜屋の海岸にテントを張る |
ここはマングローブ林もある干潟の海。ちょっと漂流物が多くてゴミゴミしているけど、徒歩3分の場所にトイレと水道、徒歩5分の場所にコンビニがある最高のキャンプ地。まだ13時過ぎだけど、天気が悪くてやることがないので読書をして過ごした。読んだのは先日買った沢木耕太郎の「血の味」という小説。中学生のとき衝動的に殺人を犯した主人公が、離婚をきっかけにそれまで自分でもわからなかったその動機を回想する、という小説で、非常に重いけど読み応えがあった。
目の前はマングローブ林が広がる干潟 |
夕方になってコンビニに買い出しに行く。この日もオリオンのサザンスター(196円)を買い、辛ラーメンと泡盛で夕食を済ませた。この時点で10日(月)の天気予報は「豪雨」というあまり見ない表示が出ており、1時間に27㎜の雨が降るとの予報。キャンプは危険と判断してもう1日はやく那覇に戻ることにした。9日(日)のホテルを予約し、19時頃には眠りについたのだった。
関連記事:塩川ビーチでキャンプ&フィッシング(不発)~沖縄バックパッキング紀行2018年12月その2
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