2019年1月31日(木)、コルカタの空港で夜を明かした私は4時半くらいには耐えられずに行動開始することに。
当初はコルカタでホテルを予約していたのだけど、結局そこはキャンセルしてすぐにバングラデシュに向かうことにした。というのも、チェックインが12時からでかなり時間を持て余しそうなのに加えてもう一つ理由があった。
この後向かうバングラデシュ国境に近いバンガオンは、コルカタのシアルダー駅が始発なのだけと、その列車は空港に近いダムダム駅も通ることに気づいたのだ。それだったら特に好きでもなく、移動も面倒なコルカタの市街地にわざわざ行くより、空港から直接行った方がいいと考えたのだった。
まずはATMでインドルピーをキャッシングしようと思っていたのだけど、コルカタ空港は不思議な空港で、最近だったらどこにでもあるSIMの販売窓口とATMがない(ATMは後で空港の建物の外にあるのに気づいた)。ということで、前回の残りのルピーが少しあったのでキャッシングは後回しにしてバス通りまで行くことにした。
空港を出てまず思ったのは寒いということ。この時期は乾期で、暑すぎることはないけど程良く暑いくらいを想像していたのだけど、はっきり言って涼しいを通り越して寒い。もちろん冬の日本から来ているので防寒対策は十分ではあるけど、基本的に半袖・半ズボンで過ごすつもりで来ている。服装の選択を間違ったかも。。。
とりあえずバス通りに出て見つけたHDFC銀行のATMで10000ルピーキャッシング。HDFC銀行はアメリカ市場にADRで上場しており、株は持ってはないけど何となくなじみがあってインドではよく利用している。それから屋台でチャイを飲む。ここではデリーやラージャスタンでは見かけなくなった、使い捨ての素焼きのカップで出された。値段も5ルピーとリーズナブル。
そこからはかなり苦戦した。薄々気づいてはいたのだけど今使っているスマホ(ASUS Zenfone2 Laser)はオフラインではGoogle mapが全く使えないのだ(前のスマホはオンライン時に閲覧しておけばオフラインでも現在地を確認できた)。ちょっと前まではそれが普通だったのだけど、方向音痴な私は自分の居場所がすぐにわからなくなって本当に困る。
バスを乗り間違えたり、思わぬ場所に連れて行かれたりといろいろ紆余曲折があった後、出発から3時間ほど経過した7時過ぎ、ようやくダムダム駅に行くバスに乗ることができ、7時半頃駅にたどり着いた。駅周辺で手早く朝食を済ませ、チケット売場に向かう。朝食は豆とジャガイモのカレーがかかったチャパティー4枚、10ルピー。
そこからバンガオン駅に行くのだけど、ここでも難関が待ち受けていた。切符は予約のない2等席で、「何時の列車」という指定がない。乗るべき列車は行き先が電光掲示板に表示され、何番乗り場に来るかは場内放送でしか分からないのだ。バンガオンの英語表記のスペルはBangaonなのだけど、実際の発音はボンガンに近く、わかりづらくて1本逃してしまった。幸い結構便数はあるようで、30分後くらい後の便に乗ることができた。
ダムダム駅8:25頃発、バンガオンには10:05頃着、15ルピー。バンガオン駅では駅前に国境(ペトラポール)行きのオートリキシャが待機しており、一人だと150ルピー、シェアだと30ルピーとのことだったので当然シェアにする。すると待つこと10分くらいで5人集まり、出発した。バンガオンから国境までは並木道を走るのだけど、この景色をみておぼろげに19年前を思い出した。あのときは確か、オートじゃなくてサイクルリキシャで逆方向に走った記憶がある。
そこからインド出国の手続きだけど、ここでも問題発生。どうも入国したその日のうちに出国するのは問題があるらしく、いろいろと手間取った。次にバングラデシュ入国。ここもアライバルビザを申請するためすんなりとはいかず。この辺りの国境越えについては帰国後別記事にまとめようと思います。
親身な役人に助けられながらようやく11:50頃手続きが完了してバングラデシュに入国。30日有効のビザが貰えた(日本人は無料)。時計を30分進め(インドとバングラデシュには時差がある)、とりあえず500ルピーを両替したところ、570タカが返ってきた(1タカ=1.4円くらい?)。
時刻は12時半になっており、昼食にしたいところだけど、ここからは次々に乗り物に乗せられ、チャンスを逃してしまう。まずは乗り合いリキシャでバススタンドに向かい(10タカ)、バススタンドでジョショール行きのバスに乗り換える(50タカ)。
バスは12:45頃発、ジョショールだと言われておろされたのは14:40頃、距離は40kmほどだと思うけど2時間近くもかかった。そこでちょっと遅いので軽く昼食にしようと思って1軒の店に入り、フィッシュカレーを注文。出てきたのはかなりボリューミーな料理だった。
フィシュカレーも付けぞえも非常に美味。トマトの和え物はおいしくてお代わりした。写真右の白っぽいペーストはナスのようで、味は焼きナスそのもの。味もボリュームも満足だったけど、値段もちょっとボリューミー(200タカ)だった。
ガイドブックによるとベナポールからのバスはジョショール市街から東に1kmほど離れたバスターミナルに着くとのことだったので、その想定で西方向に歩き出す。しかし10分経っても15分経ってもそれらしいところに着かない。結局人に聞きながら1時間弱くらいあるいて16時前に中心部に到着。あとでGoogle mapで確認したところ、市街地から3~4km離れたバイパス上で降ろされていたようだ。
ATMで10000タカキャッシングし、ホテルを探す前にSIMカードを手配する。SIMカードは現地で働いている人の評判もよいGrameen phoneにしようと、ショップの位置をGoogle mapに登録しておいたのだけどもちろん役にたたないので、これも人に聞いてたどり着いた。
ここではSIMカードが100タカ、データ3GBで28日有効のプランが280タカ、合わせて380タカでネットが開通した。もちろんセットアップも店員がやってくれました。ようやくホテル探しに取りかかる。泊まりたかった安そうなGrand Hotelは見つからず(おそらく廃業)、Hotel Magpieというところにした。
水シャワーのみ、エアコンなしのシングルルームが500タカ。テレビが付いていたりはするけど、感覚的には結構高い。タイバーツ換算では200バーツほどなので無理矢理納得することにした。昼間でも涼しいくらいなので日が暮れてからの水シャワーはまさに修行。気合いで浴びて夕食に出掛けた。
ホテルの向かい側に繁盛しているレストランがあるのだけど、繁盛しすぎて入れないので他を探すことに。ジョショールは屋台の軽食以外は飲食店が少ない印象。テイクアウトメインのビリアニ屋を見つけたのでそこに入った。
メニューはたぶん出てきたチキン・ビリアニのみ。写真ではわかりにくいけど、骨付きの鶏肉とゆで卵がご飯の中に埋まっている。これも非常においしい。値段も納得の100タカだった。その後帰りにチャー(10タカ)を飲んでホテルに戻り、長かった一日を終えたのだった。。。
関連記事:ジョショールからクルナに向かう~インド・バングラデシュ旅行3日目
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当初はコルカタでホテルを予約していたのだけど、結局そこはキャンセルしてすぐにバングラデシュに向かうことにした。というのも、チェックインが12時からでかなり時間を持て余しそうなのに加えてもう一つ理由があった。
この後向かうバングラデシュ国境に近いバンガオンは、コルカタのシアルダー駅が始発なのだけと、その列車は空港に近いダムダム駅も通ることに気づいたのだ。それだったら特に好きでもなく、移動も面倒なコルカタの市街地にわざわざ行くより、空港から直接行った方がいいと考えたのだった。
まずはATMでインドルピーをキャッシングしようと思っていたのだけど、コルカタ空港は不思議な空港で、最近だったらどこにでもあるSIMの販売窓口とATMがない(ATMは後で空港の建物の外にあるのに気づいた)。ということで、前回の残りのルピーが少しあったのでキャッシングは後回しにしてバス通りまで行くことにした。
空港を出てまず思ったのは寒いということ。この時期は乾期で、暑すぎることはないけど程良く暑いくらいを想像していたのだけど、はっきり言って涼しいを通り越して寒い。もちろん冬の日本から来ているので防寒対策は十分ではあるけど、基本的に半袖・半ズボンで過ごすつもりで来ている。服装の選択を間違ったかも。。。
とりあえずバス通りに出て見つけたHDFC銀行のATMで10000ルピーキャッシング。HDFC銀行はアメリカ市場にADRで上場しており、株は持ってはないけど何となくなじみがあってインドではよく利用している。それから屋台でチャイを飲む。ここではデリーやラージャスタンでは見かけなくなった、使い捨ての素焼きのカップで出された。値段も5ルピーとリーズナブル。
そこからはかなり苦戦した。薄々気づいてはいたのだけど今使っているスマホ(ASUS Zenfone2 Laser)はオフラインではGoogle mapが全く使えないのだ(前のスマホはオンライン時に閲覧しておけばオフラインでも現在地を確認できた)。ちょっと前まではそれが普通だったのだけど、方向音痴な私は自分の居場所がすぐにわからなくなって本当に困る。
バスを乗り間違えたり、思わぬ場所に連れて行かれたりといろいろ紆余曲折があった後、出発から3時間ほど経過した7時過ぎ、ようやくダムダム駅に行くバスに乗ることができ、7時半頃駅にたどり着いた。駅周辺で手早く朝食を済ませ、チケット売場に向かう。朝食は豆とジャガイモのカレーがかかったチャパティー4枚、10ルピー。
そこからバンガオン駅に行くのだけど、ここでも難関が待ち受けていた。切符は予約のない2等席で、「何時の列車」という指定がない。乗るべき列車は行き先が電光掲示板に表示され、何番乗り場に来るかは場内放送でしか分からないのだ。バンガオンの英語表記のスペルはBangaonなのだけど、実際の発音はボンガンに近く、わかりづらくて1本逃してしまった。幸い結構便数はあるようで、30分後くらい後の便に乗ることができた。
ダムダム駅8:25頃発、バンガオンには10:05頃着、15ルピー。バンガオン駅では駅前に国境(ペトラポール)行きのオートリキシャが待機しており、一人だと150ルピー、シェアだと30ルピーとのことだったので当然シェアにする。すると待つこと10分くらいで5人集まり、出発した。バンガオンから国境までは並木道を走るのだけど、この景色をみておぼろげに19年前を思い出した。あのときは確か、オートじゃなくてサイクルリキシャで逆方向に走った記憶がある。
そこからインド出国の手続きだけど、ここでも問題発生。どうも入国したその日のうちに出国するのは問題があるらしく、いろいろと手間取った。次にバングラデシュ入国。ここもアライバルビザを申請するためすんなりとはいかず。この辺りの国境越えについては帰国後別記事にまとめようと思います。
親身な役人に助けられながらようやく11:50頃手続きが完了してバングラデシュに入国。30日有効のビザが貰えた(日本人は無料)。時計を30分進め(インドとバングラデシュには時差がある)、とりあえず500ルピーを両替したところ、570タカが返ってきた(1タカ=1.4円くらい?)。
時刻は12時半になっており、昼食にしたいところだけど、ここからは次々に乗り物に乗せられ、チャンスを逃してしまう。まずは乗り合いリキシャでバススタンドに向かい(10タカ)、バススタンドでジョショール行きのバスに乗り換える(50タカ)。
バスは12:45頃発、ジョショールだと言われておろされたのは14:40頃、距離は40kmほどだと思うけど2時間近くもかかった。そこでちょっと遅いので軽く昼食にしようと思って1軒の店に入り、フィッシュカレーを注文。出てきたのはかなりボリューミーな料理だった。
フィシュカレーも付けぞえも非常に美味。トマトの和え物はおいしくてお代わりした。写真右の白っぽいペーストはナスのようで、味は焼きナスそのもの。味もボリュームも満足だったけど、値段もちょっとボリューミー(200タカ)だった。
ガイドブックによるとベナポールからのバスはジョショール市街から東に1kmほど離れたバスターミナルに着くとのことだったので、その想定で西方向に歩き出す。しかし10分経っても15分経ってもそれらしいところに着かない。結局人に聞きながら1時間弱くらいあるいて16時前に中心部に到着。あとでGoogle mapで確認したところ、市街地から3~4km離れたバイパス上で降ろされていたようだ。
ATMで10000タカキャッシングし、ホテルを探す前にSIMカードを手配する。SIMカードは現地で働いている人の評判もよいGrameen phoneにしようと、ショップの位置をGoogle mapに登録しておいたのだけどもちろん役にたたないので、これも人に聞いてたどり着いた。
ここではSIMカードが100タカ、データ3GBで28日有効のプランが280タカ、合わせて380タカでネットが開通した。もちろんセットアップも店員がやってくれました。ようやくホテル探しに取りかかる。泊まりたかった安そうなGrand Hotelは見つからず(おそらく廃業)、Hotel Magpieというところにした。
水シャワーのみ、エアコンなしのシングルルームが500タカ。テレビが付いていたりはするけど、感覚的には結構高い。タイバーツ換算では200バーツほどなので無理矢理納得することにした。昼間でも涼しいくらいなので日が暮れてからの水シャワーはまさに修行。気合いで浴びて夕食に出掛けた。
ホテルの向かい側に繁盛しているレストランがあるのだけど、繁盛しすぎて入れないので他を探すことに。ジョショールは屋台の軽食以外は飲食店が少ない印象。テイクアウトメインのビリアニ屋を見つけたのでそこに入った。
メニューはたぶん出てきたチキン・ビリアニのみ。写真ではわかりにくいけど、骨付きの鶏肉とゆで卵がご飯の中に埋まっている。これも非常においしい。値段も納得の100タカだった。その後帰りにチャー(10タカ)を飲んでホテルに戻り、長かった一日を終えたのだった。。。
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