2019年4月7日日曜日

今シーズンのメインフィールド決定:2019年釣行記2~1日目

瞬く間に季節が進んでいく中、なかなか今シーズンのメインフィールドが決められず、徐々に焦りが出てきていましたが、ようやく決まりました。
私のフライフィッシングのメインのターゲットはサクラマス。

サクラマスというのは、ヤマメが川を下って海にたどり着き、そこで大きく成長して産卵のため再び川に戻ってくる魚。河川残留型のヤマメは30㎝あれば尺ヤマメと呼ばれ、多くの釣り人にとって一つの目標となっているのだけど、サクラマスはそんなのもではなく、50~60㎝、ときには70㎝以上に成長する。釣り場としては日本海側の河川と、関東以北の太平洋側の河川。

私は長年福井県の九頭竜川をホームグランドにしていて、そこそこ釣っていたのだけど、東京転勤を機会に、ここ数年は関東でのフィールドとして知られる利根川や栃木県の那珂川に通っていた。しかし残念ながら全く結果は出なかった。

今度はセミリタイアを契機に、釣りや山登りのフィールドを東北に広げたいと考えていて、今シーズンは山形に通ってみようと思っていたのだった。山形はサクラマスの銘川として知られている赤川や最上川があるほか、山登りの対象としても昨年行った飯豊連峰や朝日連峰など、魅力的な山も多い。

山形には県内共通遊漁証というのがあって、これを買えば基本的に県内の河川で自由に釣りができる。ただ、昨シーズンまでは15000円くらいだったのに、今シーズンから20000円に値上げされたのだった。2万円は高すぎるなあ、と思い、再びあれこれ調べ始めることに。

河川を絞り込んで通い詰めることもできるし、北陸の川も候補に加えてあれこれ検討してみた。無難なのは長年通った九頭竜川だけど、ここは全国でも最も有名かつ人気の川で、平日でもものすごく混雑するので気が進まない。何より新しいフィールドで挑戦したい。

他に石川、富山、新潟、秋田などを調べてみたけど県によってレギュレーションはいろいろで、県内共通遊漁券がある場合でもサクラマスは対象外になっているところも多い。そんな中たどり着いたのは岩手県。ここにも県内共通遊漁券があり、15700円。決して安くはないけどまあ許容範囲内。

岩手にはこの共通券では対象外の北上川のほかには大河川はないけど、閉伊川など、サクラマスが期待できる中規模河川がいくつかある模様。決して魚影の濃い地域ではなさそうだけど、それだけに挑戦し甲斐もあるというもの。

仕事でもプライベートでも、まだ一度も岩手県には行ったことがないのも魅力。あとは自宅から片道600㎞くらいある距離が問題で、頻繁に通うことはまずできない。これについては、今年は1回の遠征期間を長めにして回数を減らすことでやってみようと思う。

おそらく年間の生活費が大幅に予算オーバーしそうな気がするけど、折角時間的な自由を手にしているので、今年はあまりお金のことは気にせず、この方向で思いっきり楽しもうと思う。ということで早速岩手の内水面漁連に申し込んだ。遊漁証が届くまで1週間くらい掛かるとのことで、最初の遠征は4月中旬からGW前までの予定。

そうなるとしばらく暇になるので、それまでは先日年券を買った近場の川でお茶を濁すことにして、早速今シーズン2回目の釣行に出かけたのだった。その日2019年4月3日(水)は午前中宅急便受け取りの予定があり、昼過ぎに出発。それまでに先日の釣行でほしいと思っていた小型のカゲロウを模したフライを巻いておくことにした。

8番のショートシャンク・フックにフェザーウィングのウェットフライを10番サイズくらいで巻いてみた。久しぶりに小さめのフライをタイイングしてみると、かなり老眼が進んでいて焦ったけど、なんとか3本巻くことができた。もう少し小さいフライや、扱いづらいクィルウィングのフライには老眼鏡が必要になりそう。

今回も16時過ぎに川に到着。最初は一番気に入りのポイントに入ってみた。この日も北西の風(ここでは上流から下流への風)が強くて釣りづらいけど、ツバメが水面近くを盛んに飛び交っているので何らかの虫がハッチしている模様。ドロッパーに6番くらいのフライ、リードに巻いてきた10番サイズのフライを結んで釣り下る。雰囲気は悪くなかったけどここでは無反応だった。


次に先週釣れたポイントに向かう。先週末少し雨が降ったおかげで水量は微増。この日はかなり寒かったので夕方の時間帯は期待薄だと思っていたけど、予想外の展開に。ドロッパーが大きすぎるような気がしたので8番サイズのフライに交換した。すると全然期待していなかった流れ込みの早い流れの中で早速反応があった。


釣れたのは測ってないけど25㎝くらいのヤマメ。ドロッパーに掛った。放流物だけどコンディションは回復していてなかなか元気な魚だった。その後はアタリがあるも乗らず、釣り下っていくとまたすぐに反応があった。


今度の魚は27㎝。巻いてきたリードフライに掛かった。もしかしたら先週釣ったのと同じ魚かも。そして少し下流でさらに反応が。


さらにサイズアップして28㎝。今度はドロッパーに掛かった。その後は反応がなくなったので18時前に納竿した。前回から1週間が経ったけど、気温は先週より低めだったのであまり期待していなかったのだけど、川の中の季節は確実に進んでいる模様。予想外の釣果にほくそえみながら車中泊で翌日に備えた。

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