2019年4月11日木曜日

1年ぶりに働いてみた

私は昨年4月末で勤めていた会社を退職して無職になりましたが、当面は年間40万円の収入が必要な予算を組んでいます。
そこには円建ての配当金や預金の利息なども含まれているんですが、やはり労働収入は不可欠。たとえば株のトレーディングで稼ぐことも可能かもしれませんが、私の投資能力からするとかなりリスキーな気がする。

実際のところ、ここ数年は相場環境が良かったおかげでそこそこ稼げていましたが、昨年はクリスマスの暴落に捕まって1年分の利益が一瞬で吹き飛び、それまではたまたま相場が良かっただけだと再確認しました。今年もトレーディング的な売買は続けていますが、かなり規模を縮小しています。

というわけで働かないといけないんですが、退職して1年が経過しようとする今でも全く労働意欲がわかず、ついダラダラと過ごしてしまっています。しかし、今年のGWは10連休。会社員の人達にとっては待望の超大型連休かもしれませんが、無職の私にしてみればどこも混雑しそうで大迷惑。このままでは10日間引き籠って過ごしてしまいそうです。

そんなことなら今年のGWは働いてみようかな、とようやく重い腰を上げることにしました。ただ、1年間全く働いていないのに、いきなり連休中に仕事を詰め込んでも付いていけない可能性が高いと思われ、その前に予行演習的に働いてみることにした訳です。

働き方としては、以前は1か月~3か月くらいの短期派遣での事務職も視野に入れていて、求職活動の一環としてリクルートスタッフィングにも登録したのですが、現在の心境としてはそんなの無理。今さらスーツを着て、数か月とはいえ毎日通勤するのは耐えられそうにありません。

それで、単発バイトを好きなタイミングでできれば、といろいろと探しているのですがなかなか難しそう(本気で探していないこともありますが)。見つかるのは派遣会社に登録して紹介を受けるというものばかり。そこで3月に1件登録に行ったのですが、そこは1サイクル35日のうち、15日以上の就労希望日を登録して働くというシステム。

必ずしも登録した15日間働かなければいけないわけではなく、キャンセルも可能のようですが、やはりシステムが煩わしい。現在の法令下では学生や誰かの扶養下にいるような一定の条件を満たさなければ、単発の仕事を派遣で受けるのは難しいようです。確かリクルートスタッフィングでも同様の説明を受けました。

先日試しにもう1件別の派遣会社の話を聞きに行ったのですが、そこはブラックなのか何なのか、そんな縛りはないようで好きな時に働ける様子。働きたい日の前日午前中に電話で申し込むと、その日の夕方に現場を指示されるというシステム。

指示された仕事を断ることができないのが難点ですが、あらかじめある程度の希望を言っておくことはできます。また、一度行ってみて自分に合わない現場は、申告すれば次からはそこは外してくれるそうで、最悪1日我慢すれば何とかなりそう。

そんなわけで先日、とりあえず様子見で1日だけ働いてみることにしました。作業内容としてはピッキングと呼ばれる倉庫内での作業。物流センターのようなところで通販の商品などをかき集めてパッキングするような仕事だそうです。腰痛持ちなので重労働はできませんが、ピッキングは女性の作業員も多いとのことで、これなら私でもできるかなと思いました。

奇しくもその日は昨年の最後の出勤日と同日。実に365連休に終止符を打ち、ついに働くことになりました(とりあえずたった1日だけですが)。当日現場に行ってみると、倉庫内作業といってもピッキングだけでなく膨大な種類の仕事がある模様(作業日報の区分けが無数にある)。

その日任されたのは検品作業で、段ボール箱に入っている衣類などの製品を一旦出して、包装が傷んでいるのもは包装しなおしたり、バーコード入りのタグを見える部分に付けなおしたりなど。検品が終わるとバーコードリーダーでタグを読み取り、伝票と相違がないか確認して箱に詰めなおす。

立ちっぱなしの単純労働ですが、もくもくとこなしていると割と時間が経つのが早く、思ったより楽な印象。自分には結構向いていると思いました。仕事を教えてくれる社員の説明の要領が悪く、イラっとすることもありましたが、向こうも相当こちらに気を遣っているのが伺えるのでまあ我慢できる。

時給1000円なので1日働いても1万円にもなりませんが、たまに働く分にはなかなかよさそうだと思いました。5日働けば、私のスタイルなら2週間分の旅行費用が稼げると思うとそんなに悪くない。久しぶりに働いてみると、たった1日だけだけど社会に復帰できたような気がして若干気分もいい(やはり無職はなんとなく肩身が狭い)。とりあえず今年のGWは労働メインで行ってみようと思います。

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