2019年4月29日月曜日

やっぱり釣れずに帰路に着く~岩手遠征記1(12日目)

2019年4月25日(木)、前夜はやはり蚊に悩まされることになった。
始めは酔いも手伝って問題なかったのだけど、夜中の1時過ぎに痒さと羽音で目が覚めた。1匹かと思っていたのに、何匹も車の中に入ってきている模様。

冬用寝袋にくるまっていたのだけど、暑さに耐えられず、ファスナーを全開にして掛布団モードにし、あとは夏の渓流釣り、山歩き用で虻対策のため車に置いているモスキートネット付きの帽子を思い出し、それをかぶって寝ることに。

これで蚊に刺されることはなくなったけど、顔の周りを飛び交う蚊の羽音が鬱陶しくてそれ以降ほとんど眠れず。蚊なんて絶滅されられないものなんだろうか?とか、そうするとやっぱり生態系には甚大な影響が出るのだろうか、など、ボーっと考えながら寝るともなしに寝ているとようやく明るくなってきた。

外は相変わらず雨が降っているけど、風もなく生暖かい朝だった。おそらく気温は20℃近くあったんじゃないだろうか。5時半頃起きだして体制を整える。明るくなれば狭い車内ではこっちのもの。4匹の蚊を捕まえた。もう1匹くらいいそうだけど、あとは放っておいた。

相変わらず食パンとミルクティーの朝食を食べ、釣り場に向かう。まずは今シーズン唯一釣れているポイントにやってきた。川に降りると、石の様子から明らかに増水はしているものの、水位としては前回3週間前に来た時よりもさらに少ない。その間は異常な渇水状態だったのではないだろうか。


とりあえず釣り始めると、一番いいスポットでヒット!「デカいっ」と思って慎重にやり取りを始めたものの、何か様子がおかしい。最初の引きは強烈だったけど、あとはもそもそと重いだけ。ヤマメにしては大きすぎるのでニジマスか、と思っていたけどどうやら違うっぽい。


釣れたのは50㎝くらいのニゴイ。この川ではこれまで釣ったことがなかったので意識の外だったけど、ニゴイはウグイとともに本流釣りでよく釣れる外道のひとつ。ウグイはヤマメやサクラマスと同じようなポイントで釣れるけど、ニゴイは明らかにポイントが違う(単なる私の個人的な経験則です)。

ニゴイが一番いいスポットで釣れるということは、そのあたりにヤマメなどの鱒族はいないことを意味する(と思っている)。がっかりして、あとは未練がましく残りの流れを流してみたけどやっぱり反応なし。次のポイントに行ってみると、そこには先行者がいたので最後にこの川では一番お気に入りのポイントに向かった。

ここは流れの速い平瀬で、フライでは釣りやすいポイントなのだけど、この水位では浅すぎ。やはり全く無反応で終了。まだ8時過ぎだけど、他も期待できそうにないのでこれで終了にした。一度大水が出て川がリセットされないと厳しそうな感じ。もう少し時間をおいて来てみることにしよう。

こうして12日間の車中泊旅行を終え、帰り着いたのは昼の12時半頃だった。釣果は散々だったけど、毎日好きなだけ釣りをして過ごす車中泊の旅はやはり格別だった。今回は準備が甘すぎていろいろと不具合もあったけど、大きなトラブルもなく無事帰り着いたのは何よりだと思う。これで長期車中泊旅行の感覚が掴めたので、GW明けに再びチャレンジします。さて、GWはがんばって働くとしようか。

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